祇園祭見どころ(後祭)2025(宵山・山鉾巡行・還幸祭・・・)
祇園祭見どころ(後祭)
祇園祭見どころ(後祭)を紹介しています。祇園祭見どころ(後祭)には山鉾建て・山鉾曳き初め・宵山・山鉾巡行・花傘巡行・還幸祭などがあります。その内、駒形提灯が灯され、祇園囃子が奏でられる宵山と橋弁慶山を先頭に山鉾11基が巡行する山鉾巡行が祇園祭見どころ(後祭)となっています。
★祇園祭最新情報。
【祇園祭後祭 日程時間(要確認)】
祇園祭後祭の日程は下記のとおりです。
●宵山(後祭)・・・・2025年(令和7年)7月21日(月曜日)~23日(水曜日)
祇園祭宵山(後祭)
●山鉾巡行(後祭)・・・・2025年(令和7年)7月24日(木曜日)9:30 烏丸御池出発
祇園祭山鉾巡行(後祭)
●還幸祭(神輿渡御)・・・2025年(令和7年)7月24日(木曜日)17:00 八坂神社御旅所出発
祇園祭還幸祭
●祇園祭の主要行事の日程を確認できます。(下記リンク参照)
祇園祭2025日程一覧(宵山屋台・山鉾巡行・・・)
【祇園祭 歴史・簡単概要】
祇園祭(ぎおんまつり)は平安時代前期の869年(貞観11年)に全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟り(たたり)であるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が神泉苑(しんせんえん)に国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れ(けがれ)を祓い、薬師如来(やくしにょらい)の化身とされる牛頭天王を祀り、更に牛頭天王を主祭神とする八坂神社から3基の神輿を送り、病魔退散を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源と言われています。
【山鉾建て(やまほこたて)】
山鉾建て(山建て・鉾建て)は7月19日から行われます。(例外あり)山鉾の組み立ては釘を一本使わず、縄などで縛って組み立てられ、組み立て風景が祇園祭の見どころです。なお大型の山鉾は横に組み立てられ、縦に引き起こす作業も祇園祭の見どころです。
祇園祭山鉾建て(後祭)
●北観音山と南観音山では7月19日に松取式(まつとりしき)が行われ、その光景が祇園祭の見どころです。松は鳴滝から毎年2本届けられ、クジを引いて選びます。クジで勝った山は「良い松を選べた。」、クジで負けた山は「良い松を残してもらった。」と言うことが慣例になっているそうです。
祇園祭松取式
【山鉾曳き初め・舁き初め(やまほこひきぞめ・かきぞめ)】
山鉾曳き初め・舁き初めは7月20日から行われます。山鉾は組み立てが終わると一部の山鉾で曳き初めなどが行われ、その光景が祇園祭の見どころです。一般の方も曳くことができます。なお山鉾曳き初めの日程は次の通りです。(要確認)
●大船鉾の曳き初め・・・7月20日15:00~(新町通)
●北観音山の曳き初め・・・7月20日15:00~(新町通)
●南観音山の曳き初め・・・7月20日15:00~(新町通)
●鷹山の曳き初め・・・7月20日15:00~(三条通)
祇園祭山鉾曳き初め(後祭)(7月20日)
●橋弁慶山の舁き初め・・・7月21日11:00~(蛸薬師通)山鉾町の関係者によって舁かれます。
祇園祭橋弁慶山舁き初め
【宵山(よいやま)】
宵山(宵山・宵々山・宵々々山)は7月21日から23日までです。
●宵山では山鉾の駒形提灯が灯され、囃子方を持つ山鉾では祇園囃子(コンチキチン)が奏でられ、その光景が祇園祭の見どころです。なお囃子方は鉦(かね)・笛・太鼓で編成されています。
●宵山では浴衣姿の子供が京わらべ歌を歌いながら粽・護符などを売り、その光景が祇園祭の見どころです。
●宵山(7月23日22:00頃)では日和神楽が行われ、その光景が祇園祭の見どころです。囃子方がある山鉾町では祇園囃子を奏でながら御旅所に行き、囃子を奉納して晴天を祈願します。
●役行者山では宵山(7月23日14:00)に聖護院門跡(しょうごいんもんぜき)の山伏(やまぶし)による護摩焚き供養が行われ、その光景が祇園祭の見どころです。
●南観音山では宵山(7月23日23:00頃)に本尊・楊柳観音(ようりゅうかんのん)像を蓮台にぐるぐる巻にして町内を回る南観音山あばれ観音が行われ、その光景が祇園祭の見どころです。
祇園祭南観音山あばれ観音
●宵山では屏風祭なども行われます。
【山鉾巡行(やまほこじゅんこう)】
山鉾巡行は7月24日に行われ、山鉾は9:30に烏丸御池を出発します。山鉾巡行には橋弁慶山などの山鉾が11基参加します。
●くじ改めは京都市役所前で行われます。くじ取らずの山鉾を除き、各山鉾の町行司がくじの入った文箱を扇子を使って紐を解き、蓋を開けてくじを差し出し姿などが祇園祭の見どころです。
●辻回しは河原町御池・四条河原町などの交差点で行われます。道路に青竹などを敷って水を掛け、山鉾を90度方向転換させる光景が祇園祭の見どころです。
●祇園囃子は囃子方を持つ山鉾で奏でられ、祇園祭の見どころ(聞きどころ)です。
【花傘巡行(はながさじゅんこう)】
花傘巡行は7月24日に行われ、行列は9:30に下京中学校成徳学舎を出発します。花傘巡行には花傘だけでなく、獅子舞・子供御輿・馬長稚児・児武者・花街の芸舞妓なども参加し、祇園祭の見どころです。なお行列が八坂神社に到着すると芸舞妓による舞なども奉納され、祇園祭の見どころです。
祇園祭花傘巡行
【還幸祭(かんこうさい・おかえり)】
還幸祭は7月24日に行われ、神輿は17:00に御旅所を出発します。還幸祭では中御座神輿(なかござみこし)・東御座神輿(ひがしござみこし)・西御座神輿(にしござみこし)の3基が御旅所から八坂神社まで巡行します。
●御旅所から氏子地区を回って、御供社(又旅社)を経由し、八坂神社に到着するまでの順路では神輿を担いで上下に揺らしたり、神輿を腕を伸ばして持ち上げる差し上げ、神輿を差し上げたて右回りに回転させる差し回しが行われ、祇園祭の見どころになっています。なお神輿を担ぐ掛け声は「わっしょい、わっしょい」ではなく、「ほいっと、ほいっと」です。
【祇園祭見どころ(後祭) 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
祇園祭2025日程(ちまき販売・宵山屋台・・・)