御手洗井(アクセス・マップ・見どころ・概要・・・)
御手洗井
御手洗井(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。御手洗井では祇園祭期間中の7月15日に井戸開き(いどびらき)・遙拝式(ようはいしき)が行われ、1970年頃までは長刀鉾稚児(なぎなたほこちご)が御手洗井の井戸水で手を清めてちまき(粽)を奉納し、その後南にある大政所御旅所で長刀を納めたとも言われています。
【御手洗井 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市中京区烏丸通錦小路上ル東側
最寄り駅・バス停・・・四条駅(徒歩約5分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは地下鉄烏丸線
地下鉄・アクセスダイヤ
【御手洗井 拝観時間・時間(要確認)】
自由
【御手洗井 拝観料金・料金(要確認)】
無料
【御手洗井 歴史・簡単概要】
御手洗井(みたらいい・みたらしい)はかつて祇園社(八坂神社)御旅所(おたびしょ)社務・藤井助正の屋敷地だった場所です。屋敷地には庭前に祇園社の主祭神である牛頭天王(ごずてんのう・素戔嗚尊(すさのおのみこと))を祀る牛頭天王社が建立され、毎朝御手洗井の霊水が供えられていました。ちなみに烏丸通沿いの北側には牛頭天王(素戔嗚尊)の妻・頗梨采女(はりさいにょ・櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと))の神霊をのせた少将井神輿を泰安する少将井御旅所(しょうしょういおたびしょ)、南側には牛頭天王(素戔嗚尊)の神霊をのせた大政所神輿と牛頭天王の8人の王子である八王子(はちおうじ・八柱御子神(やはしらのみこがみ))の神霊をのせた八王子神輿を泰安する大政所御旅所(おおまんどころおたびしょ)があり、祇園祭期間中に神輿が泰安されていました。ちなみに少将井御旅所・大政所御旅所は1591年(天正19年)に関白・豊臣秀吉の命によって現在の八坂神社御旅所に統合・移転されました。藤井助正の屋敷地は1568年(永禄11年)に織田信長が初めて京都に入洛した際に移転させたが、水質が良かったことから町方に施錠した鍵を渡し、祇園祭の期間中は井戸を開放させたとも言われています。ちなみに御手洗井は土用の日にあんころ餅と一緒に飲むと一年間病気をしないご利益があるとも言われているそうです。安土桃山時代に町民の申し出により、町名が御手洗井に因んで手洗水町に改められたと言われています。1912年(明治45年)の烏丸通拡張の際に原形のまま東側に移されました。京都市営地下鉄東西線の工事によって一度水脈が途絶えたが、新たなボーリングによって井戸は復活しました。なお御手洗井は八坂神社の本殿下にある井戸とつながっているとも言われています。
【八坂神社 歴史・簡単概要】
八坂神社(やさかじんじゃ)は起源が明確ではありません。八坂神社は656年(斉明天皇2年)に高麗(高句麗)から来日した調進副使・伊利之使主(いりしおみ)が新羅(しらぎ)・牛頭山に座した素戔嗚尊(すさのおのみこと)=牛頭天王(ごずてんのう)を山城八坂郷に奉斎したのが起源とも、876年(貞観18年)に南都(奈良)の僧・円如(えんにょ)が堂(観慶寺)を建立して薬師千手等の像を奉安し、その後天神(祇園神)が東山の麓・祇園林に垂跡(すいじゃく)したのが起源とも言われています。また829年(天長6年)に参議・紀百継(きのももつぐ)が山城八坂郷丘一処を賜り、神の祭祀を行ったのが感神院(かんしんいん)の起源とも言われています。その後869年(貞観11年)に流行した疫病を鎮める御霊会(ごりょうえ)が神泉苑で行われたのが祇園祭の起源と言われ、970年(天禄元年)からは毎年御霊会が行われるようになりました。995年(長徳元年)に王城鎮護の社として二十一社(二十二社)に数えられ、1072年(延久4年)には第71代・後三条天皇が初めて行幸しました。なお八坂神社はかつて感神院・祇園社(ぎおんしゃ)と言われていました。
八坂神社は全国の八坂神社や素戔嗚尊を祭神とする神社の総本社です。
*参考・・・京都・八坂神社(拝観料・アクセス・歴史概要・見どころ・・・)ホームページ
【御手洗井 見どころ・文化財(非公開の場合あり)】
【御手洗井 連絡先(現在確認中)】*電話は控えて下さい。迷惑になります。
電話番号・・・075-561-6155(八坂神社)
【御手洗井 備考(アクセス・御朱印・駐車場・・・)】
御手洗井では祇園祭期間中の7月15日に井戸開き(いどびらき)・遙拝式(ようはいしき)が行われ、還幸祭・山鉾巡行(後祭)が行われる7月24日まで開かれます。井戸開きでは鳥居に飾られる注連縄(しめなわ)を新調し、ちまき(粽)・飛び魚の干物・瓜(うり)などの神饌を供え、開いた井戸水で手や口を清め、祇園祭の無事を祈願します。
祇園祭2025日程一覧(宵山屋台・山鉾巡行・・・)
【御手洗井 おすすめ散策ルート】
御手洗井からのおすすめ散策ルートは南側にある大政所御旅所に向かうルートです。10分散策すれば、大政所御旅所に行くことができ、京都観光・旅行を楽しむことができます。なお北側の京都御苑内に祀られている宗像神社には少将井御旅所旧跡に祀られていた小祠(天王社)があり、そちらを散策するのもいいかもしれません。