廬山寺桔梗見ごろ2024(6月下旬~9月上旬頃)
廬山寺桔梗見ごろ(見頃)
廬山寺桔梗見ごろ(時期・イベント等)を紹介しています。廬山寺では本堂前に作庭されている源氏庭に約1,000株の桔梗が植えられ、紫色の可憐な一重・八重の花を咲かせます。源氏庭は白砂と苔などで構成され、緑の苔の島に紫式部に因んで桔梗が植えられています。桔梗と白砂・苔・松などの光景が美しいと言われています。(詳細下記参照)
【廬山寺桔梗見ごろ(例年時期)】
廬山寺の桔梗見ごろは例年6月下旬頃から9月上旬頃です。なお桔梗の見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。
京都桔梗名所・見ごろ
【廬山寺桔梗見ごろ アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397
最寄り駅・バス停・・・府立医大病院前(徒歩約3分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から廬山寺は4系統(A2乗り場)、17系統(A2乗り場)、205系統(A2乗り場)
*四条河原町からは3系統、37系統、205系統
*四条烏丸からは3系統
*河原町丸太町からは3系統、37系統、205系統
路線・時刻表・運賃チェック
*地下鉄烏丸線の場合、最寄り駅は丸太町駅(徒歩約10分)
【廬山寺桔梗見ごろ(例年時期)・見どころ 簡単概要】
廬山寺は京都を代表する桔梗(キキョウ)の名所です。廬山寺の桔梗見ごろは例年6月下旬頃から9月上旬頃です。
廬山寺では本堂前に作庭されている源氏庭に約1,000株の桔梗が植えられ、紫色の可憐な一重・八重の花を咲かせます。源氏庭は白砂と苔などで構成され、緑の苔の島に紫式部に因んで桔梗が植えられています。桔梗と白砂・苔・松などの光景が美しいと言われています。
源氏庭は1965年(昭和40年)11月に境内に紫式部の邸宅址を記念する顕彰碑が建立されたことから作庭されました。廬山寺は紫式部の曽祖父・藤原兼輔(ふじわらのかねすけ)の邸宅があった場所で、紫式部が育ち、未婚・結婚生活を送り、「源氏物語」を執筆したと言われています。源氏庭は平安時代の庭園の「感」を表現したもので、白砂と苔の庭です。ちなみに「源氏物語」に記されている朝顔の花は桔梗のことだと言われています。
本堂は江戸時代後期の1794年(寛政6年)に第119代・光格天皇(こうかくてんのう)の命によって仙洞御所(せんとうごしょ)の一部を移築して建立されました。本堂は本尊・阿弥陀三尊(中尊・阿弥陀如来(あみだにょらい)、左脇侍・観音菩薩(かんのんぼさつ)、右脇侍・勢至菩薩(せいしぼさつ))を安置しています。
桔梗はキキョウ科の多年草です。絶滅危惧種に指定されています。桔梗は日本・朝鮮半島・中国・東シベリアなどの温帯の日当たりのよい山野の草地などに自生しています。桔梗は高さ50センチ~1メートルで、葉は長卵形で、先が尖って縁に鋸歯(きょし)があります。桔梗は茎頂近くに鐘状(しょうじょう)で、先が星型に5裂した径3~5センチの花を横向きに1~3個咲かせます。花は青紫色から淡紫色だが、白花・桃色花・二重咲など園芸品種もあります。桔梗は女郎花(おみなえし)・尾花(おばな)・撫子(なでしこ)・藤袴(ふじばかま)・葛(くず)・萩(はぎ)とともに秋の七草に数えられているが、花を6月中旬頃の梅雨頃から初秋の9月頃まで咲かせます。なお桔梗は根にサポニンが多く含まれ、古くから生薬として利用され、鎮咳・去痰・排膿などの効能があると言われています。
【廬山寺 歴史・簡単概要】
廬山寺(ろざんじ)は平安時代中期の天慶年間(938年~947年)に比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)の中興の祖で、厄除け大師とも言われる比叡山天台18世座主である元三大師(がんざんだいし)・良源(りょうげん)が標高約111.7メートルの船岡山(ふなおかやま)の南に創建したのが起源と言われています。鎌倉時代の1245年(寛元3年)に浄土宗(じょうどしゅう)の開祖・法然上人(ほうねんしょうにん)の弟子・覚瑜(かくゆ)が船岡山の南麓に再興し、中国の廬山に因んで寺号を廬山天台講寺に改めました。室町時代中期の応仁の乱(おうにんのらん)の兵火で焼失しました。戦国時代(室町時代後期)の1571年(元亀2年)の織田信長(おだのぶなが)による比叡山焼き討ちの際には第106代・正親町天皇(おおぎまちてんのう)の女房奉書(にょうぼうほうしょ)によって免れましたが、天正年間(1573年~1593年)に関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)の命によって現在の場所に移されました。その後度々焼失し、江戸時代後期の1794年(寛政6年)に第119代・光格天皇(こうかくてんのう)が仙洞御所(せんとうごしょ)の女院・閑院宮(かんいんのみや)を移して仏殿(本堂)・尊牌殿(そんぱいでん・御黒戸(おくろど))を再建しました。なお廬山寺は明治維新まで御黒戸四箇院と言われる宮中の仏事を司る四ケ寺に数えられていました。
廬山寺は円浄宗の本山です。
*参考・・・廬山寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【廬山寺桔梗見ごろ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
廬山寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報