正伝寺(拝観料・見どころ・アクセス・歴史概要・・・)
正伝寺
正伝寺(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。正伝寺の本堂は伏見城本丸の御殿のひとつが移されたものと言われています。その為廊下の天井は1600年(慶長5年)に東軍・徳川家の家臣・鳥居元忠らが西軍・石田三成に破れ、自刃した際の血天井だと言われています。
【正伝寺 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市北区西賀茂北鎮守菴町72
最寄り駅・バス停・・・神光院前(徒歩約15分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは9系統(B1乗り場)
*四条河原町からは37系統
*河原町丸太町からは37系統
路線・時刻表・運賃チェック
【正伝寺 拝観時間・時間(要確認)】
9:00~17:00
年中無休
【正伝寺 拝観料金・料金(要確認)】
庭園・・・大人・大学生・高校生400円、中学生300円、小人200円
【正伝寺 歴史・簡単概要】
正伝寺(しょうでんじ)は鎌倉時代の1268年(文永5年)に南宋(中国)からの渡来僧(臨済宗の僧)・兀庵普寧(ごったんふねい)の弟子・東巌慧安(とうがんえあん)が創建したとも言われています。兀庵普寧は1260年(文応元年)に来日し、1263年(弘長3年)に鎌倉幕府執権・北条時頼(ほうじょうときより)が亡くなって支持者を失い、1265年(文永2年)に南宋(中国)に帰国しました。また正伝寺は1273年(文永10年)に東巌慧安に師事した聖護院(しょうごいん)の静成法印が第90代・亀山天皇の勅許により、京都烏丸今出川付近に祭殿一宇を建立したのが起源とも言われています。その後比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)の衆徒によって破却され、1282年(弘安5年)に賀茂社(上賀茂神社・下鴨神社)の社家・森経久(もりつねひさ)から西賀茂の荘園を寄進され、現在の場所に再建されました。1323年(元亨3年)に南朝初代で、第96代・後醍醐天皇の勅願寺になり、堂塔伽藍が整備されました。応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))の兵火によって焼失して荒廃しました。1585年(天正13年)に関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)から寺領・山林の朱印状を賜り、江戸時代前期に江戸幕府初代将軍・徳川家康(とくがわいえやす)から寺領・境内地の朱印状を賜って再興されました。
正伝寺は臨済宗南禅寺派の寺院です。
*参考・・・正伝寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【正伝寺 見どころ・文化財(非公開の場合あり)】
正伝寺の見どころは小堀遠州作と言われている枯山水の庭・獅子の児渡しの庭です。なお正伝寺は紅葉の名所の為、秋に訪れてもいいかもしれません。
重要文化財・・・本堂、絹本著色兀庵和尚像 靖庵筆、絹本著色兀庵和尚像、方丈障壁画、東巌和尚蒙古降伏祈祷文、先聖先賢聖道一轍義、東巌和尚賜号勅書、九条袈裟
【正伝寺 花暦(梅・桜・紅葉・・・)】
●桜見ごろは例年4月中旬頃です。借景式の枯山水式庭園・獅子の児渡し庭園近くに枝垂桜が植えられ、枝垂桜と獅子の児渡し庭園・白壁などの光景が美しいと言われています。
正伝寺桜見ごろ
●紅葉見ごろは例年11月中旬頃から11月下旬頃です。借景式の枯山水式庭園・獅子の児渡し庭園や鐘楼・山門周辺にカエデが植えられ、紅葉と獅子の児渡し庭園・白壁・鐘楼・山門などの光景が美しいと言われています。
正伝寺紅葉見ごろ
*京都には多くの桜名所があり、その桜見ごろを下記リンクから確認できます。
京都桜見ごろ2025(清水寺・哲学の道・原谷苑・・・)
*京都には多くの紅葉名所があり、その紅葉見ごろを下記リンクから確認できます。
京都紅葉見ごろ2024(清水寺・東福寺・永観堂・・・)
【正伝寺 連絡先(現在確認中)】*電話は控えて下さい。迷惑になります。
電話番号・・・+81-75-491-3259
【正伝寺 備考(アクセス・御朱印・駐車場・・・)】
【正伝寺 おすすめ散策ルート】
正伝寺からのおすすめ散策ルートは加茂川(鴨川)を渡り、上賀茂神社(賀茂別雷神社)に向かうルートです。20分ほど散策すれば、世界遺産である上賀茂神社に行くことができ、京都観光・旅行を楽しむことができます。なお正伝寺から南西に30分ほど散策すると丸い窓と四角い窓のテレビCMでお馴染みの源光庵があり、洛北や鷹峰の自然を感じながらそちらを散策するのもいいかもしれません。