天龍寺ハギ見ごろ2024(9月中旬~9月下旬頃)
天龍寺ハギ見ごろ(見頃)
天龍寺ハギ見ごろ(時期・イベント・・・)情報を紹介しています。天龍寺では百花苑周辺・百花苑から曹源池庭園に向かう小道・多宝殿前・参道などにハギが植えられ、赤紫・白色の花が咲きます。天龍寺ではススキ・芙蓉・彼岸花・コムラサキ・カリガネソウなども分布し、ハギと一緒に楽しめる場合があります。(詳細下記参照)
【天龍寺ハギ見ごろ(例年時期)】
天龍寺のハギの見ごろ例年9月中旬頃から9月下旬頃です。ただハギ見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。
京都萩名所・見ごろ
【天龍寺ハギ見ごろ アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
最寄りバス停・・・嵐山天龍寺前(徒歩すぐ)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から天龍寺は28系統(D3乗り場)
*四条河原町からは11系統
*四条烏丸からは11系統
*河原町丸太町からは93系統
路線・時刻表・運賃チェック
*嵐電(京福電鉄)嵐山線の場合、最寄り駅は嵐山駅(徒歩すぐ)
*JR嵯峨野線の場合、最寄り駅は嵯峨嵐山駅(徒歩約10分)
*阪急電鉄嵐山線の場合、最寄り駅は嵐山駅(徒歩約15分)
【天龍寺ハギ見ごろ(例年時期)・見どころ 簡単概要】
天龍寺はハギ(萩)の名所です。天龍寺のハギ見ごろは例年9月中旬頃から9月下旬頃です。
天龍寺では百花苑周辺・百花苑から曹源池庭園に向かう小道・多宝殿前・参道などにハギが植えられ、赤紫・白色の花が咲きます。天龍寺ではススキ(薄)・芙蓉(フヨウ)・彼岸花(ヒガンバナ)・コムラサキ(小紫)・カリガネソウ(雁金草)なども分布し、ハギと一緒に楽しめる場合があります。なお天龍寺山内には塔頭(たっちゅう)寺院が建立され、松巌寺にもハギが植えられています。
曹源池庭園は天龍寺開山・夢窓疎石が最晩年に作庭したと言われています。曹源池庭園は大方丈・小方丈に面した曹源池(心字池)を中心とした池泉回遊式庭園です。また大堰川(桂川)を隔てた嵐山や庭園西に位置する亀山を借景にした借景式庭園でもあります。
百花苑は1983年(昭和58年)に北門を建立した際に整備されました。百花苑には桜・紫陽花(アジサイ)・山躑躅(ヤマツツジ)・木瓜(ボケ)・連翹(レンギョウ)・源平しだれ桃(ゲンペイシダレモモ)・山茱萸(サンシュユ)・雪柳(ユキヤナギ)などが植えられています。
多宝殿は1934年(昭和9年)に建立されました。多宝殿は前方の拝堂と後方の祠堂を相の間で繋いだ建物です。多宝殿は祠堂に南朝初代で、第96代・後醍醐天皇の木像を安置しています。
ハギ(萩)はマメ科ハギ属の落葉低木または多年草の総称です。ハギにはヤマハギ(山萩)・キハギ(木萩)・メドハギ(筮萩)・マルバハギ(丸葉萩)・シラハギ(白萩)などがあるが、単にハギと言う場合にはヤマハギを指します。ハギは東アジア・南アジア・北米東部・オーストラリアの温帯・亜熱帯に分布し、日本国内では北海道から九州に分布しています。ハギは古くから日本人に親しまれ、「万葉集(まんようしゅう・萬葉集)・奈良時代末期成立」の中で最も多く詠まれた花です。「万葉集」には160種類以上の植物が詠まれ、ハギは歌中に141首、題詞に1首が詠まれています。またハギは女郎花(おみなえし)・尾花(おばな)・撫子(なでしこ)・藤袴(ふじばかま)・葛(くず)・桔梗(ききょう)とともに秋の七草にも数えられています。ハギは夏から秋に葉腋(ようえき)に総状花序(そうじょうかじょ)を出し、紅紫色または白色の蝶に似た蝶形花(ちょうけいか)を咲かせます。なおハギは鹿鳴草(しかなくさ)・鹿の花妻(しかのはなずま)・風聞草(かぜききぐさ)・月見草(つきみそう)・庭見草(にわみぐさ)なども言われています。
松厳寺(松巌寺)は1353年(正平8年・文和2年)に公家・四辻善成(よつつじよしなり)が臨済宗の僧・晦谷祖曇(まいこくそどん)を開山として創建しました。その後亨和年間(1801年~1804年)に荒廃し、1864年(元治元年)の禁門の変(元治の大火)でも焼失しました。明治時代初期に南芳院跡に移て真乗院を合寺して再建されたとも、南芳院と合寺して名称を松厳寺に改めたとも言われています。
●天龍寺の歴史(創建から現在)を紹介しています。
天龍寺歴史(足利尊氏・夢窓疎石)
●天龍寺の見どころ(庭園・法堂など)を紹介しています。
天龍寺見どころ(庭園・法堂など)
【天龍寺 歴史・簡単概要】
天龍寺(てんりゅうじ)は平安時代前期の承和年間(834年~848年)に第52代・嵯峨天皇(だいごてんのう)の后・檀林皇后(だんりんこうごう・橘嘉智子(たちばなのかちこ)が創建した日本最初の禅寺・壇林寺(だんりんじ)があった場所です。その後第60代・醍醐天皇(だいごてんのう)の皇子・前中書王兼明親王(さきのちゅうしょおうかねあきらしんのう)の亀山山荘、後嵯峨上皇(ごさがじょうこう)の仙洞御所(せんとうごしょ)、亀山上皇(かめやまじょうこう)の離宮・亀山殿(かめやまどの)が造営され、1335年(建武2年)に南朝初代で、第96代・後醍醐天皇(ごだいごてんのう)が亀山殿内に臨川寺(りんせんじ)を創建しました。天龍寺は南北朝時代の1339年(延元4年・暦応2年)に室町幕府初代将軍・足利尊氏(あしかがたかうじ)が後醍醐天皇を弔う為、夢窓国師(むそうこくし)・夢窓疎石(むそうそせき)を開山として創建しました。天龍寺は当初元号から暦応資聖禅寺(れきおうししょうぜんじ)と称したが、その後足利尊氏が弟・直義(ただよし)が見たという大堰川(おおいがわ)から天に昇る金龍の夢から天龍資聖禅寺(てんりゅうししょうぜんじ)に改められました。1386年(元中3年・至徳3年)に京都五山(天龍寺・相国寺(しょうこくじ)・建仁寺(けんにんじ)・東福寺(とうふくじ)・万寿寺(まんじゅじ))の第1位に列せられました。
天龍寺は臨済宗天龍寺派の大本山です。
*参考・・・天龍寺(拝観料・アクセス・歴史概要・見どころ・・・)ホームページ
【天龍寺ハギ見ごろ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
京都天龍寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報