東寺お砂踏み(毎月21日)
東寺お砂踏み
東寺お砂踏み(日程・時間・・・)を紹介しています。お砂踏みは真言宗の宗祖である弘法大師・空海の縁日(命日)である毎月21日に行われています。お砂踏みは食堂(じきどう)の周囲に四国八十八カ所の本尊が描かれた掛軸を掛け、各札所のお砂を踏むことにより、実際にお遍路したのと同じご利益があると言われています。(詳細下記参照)
【東寺お砂踏み 日程時間(要確認)】
お砂踏みは毎月21日9:00~15:00まで行われます。
【東寺お砂踏み アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市南区九条町1
最寄り駅・バス停・・・東寺東門前(徒歩すぐ)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から東寺は42系統(C4乗り場)
*京都駅八条口(南口)アバンティ前からは71系統
*四条河原町からは207系統
*四条烏丸からは207系統
路線・時刻表・運賃チェック
*JRの場合、最寄り駅は京都駅(徒歩約15分)
*近鉄京都線の場合、最寄り駅は東寺駅(徒歩約10分)
【東寺お砂踏み 歴史・簡単概要】
東寺お砂踏み(おすなふみ)は真言宗の宗祖である弘法大師・空海の縁日(命日)である毎月21日に四国八十八カ所巡礼(お遍路)をミニチュア版で体験する行事です。お砂踏みは食堂(じきどう)の周囲に四国八十八カ所の本尊が描かれた掛軸を掛け、各札所のお砂を踏むことにより、実際にお遍路したのと同じご利益があると言われています。お砂踏みでは納め札を納めたり、手を合わせて「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と3回唱えたりしながら回ることから30分以上の時間が掛かります。
四国八十八カ所巡礼は平安時代末期の弘法大師・空海信仰が盛んであった時代に始まったと言われています。四国八十八カ所巡礼では弘法大師・空海ゆかりの88の寺院(徳島23か寺・高知16か寺・愛媛26か寺・香川23か寺)を巡ります。1番から順番通り巡礼することを「順打ち」、逆に巡礼することを「逆打ち(さかうち)」と言い、「逆打ち」は道に迷うなどの苦労も多いことから「順打ち」の3倍のご利益があるとも言われています。なお四国八十八カ所巡礼は全行程約1千3百キロで、歩くと約2カ月掛かると言われています。(個人差あり)
空海は774年(宝亀5年)讃岐(香川県善通寺市)で父・佐伯直田公(さえきのあたいたぎみ)と母・阿刀大足(あとのおおたり)の妹の間に生まれました。空海は讃岐から15歳で京都に上京し、804年(延暦23年)に遣唐使として唐に渡り、真言密教を日本に伝えて真言宗の開祖になったり、日本最初の私立学校・綜芸種智院を創立したりしました。その後空海は835年(承和2年)3月21日に高野山で亡くなりました。
食堂は1930年(昭和5年)の火災で焼失し、1934年(昭和9年)に再建されました。なお本尊・千手観音立像は火災で焼損し、1965年(昭和40年)から修理され、現在は宝物館に安置されています。
●東寺の歴史(創建から現在)を紹介しています。
東寺歴史(弘法大師・空海)
●東寺の見どころ(金堂・五重塔など)を紹介しています。
東寺見どころ(金堂・五重塔など)
●東寺の七不思議(瓢箪池など)を紹介しています。
東寺七不思議
【東寺 歴史・簡単概要】
東寺(とうじ)・教王護国寺(きょうおうごこくじ)は796年(延暦15年)に第50代・桓武天皇の発願により、西寺(右大寺)とともに国家鎮護の官寺(左大寺)として、都の入口である羅城門の東に創建されました。東寺は平安京の左京・西寺は平安京の右京、または東寺は東国・西寺は西国を守る意味が込められているとも言われています。ちなみに東寺は唯一残る平安京の遺構とも言われています。その後823年(弘仁14年)に真言宗の宗祖である弘法大師・空海が第52代・嵯峨天皇から賜り、大師堂(御影堂・不動堂)を住房とし、真言密教の根本道場になりました。東寺は「教えの王、国を護る」から教王護国寺と言われたそうです。鎌倉時代には弘法大師信仰の高まり、お大師様の寺として皇族から庶民まで篤く信仰されるようになりました。なお東寺は1994年(平成6年)世界遺産条約により、ユネスコ世界文化遺産(古都京都の文化財)のひとつに登録されました。
東寺は東寺真言宗の総本山です。
*参考・・・東寺(拝観料・アクセス・歴史概要・見どころ・・・)ホームページ
【東寺お砂踏み 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
お砂踏みが行われる21日は弘法市も行われます。
東寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報