柳谷観音アジサイ見ごろ2024(6月中旬~7月上旬頃)
柳谷観音アジサイ見ごろ(見頃)
柳谷観音アジサイ見ごろ(時期・イベント・・・)情報を紹介しています。柳谷観音ではあじさいのみちやあじさい回廊にクロヒメ・シチダンカ・ジョウガサキ・ガクアジサイ・キリシマノメグミなど22種の日本アジサイ、シビラ・アナベルなど5種の西洋アジサイ、合計約27種・約4,500株のアジサイが植えられています。(詳細下記参照)
【柳谷観音アジサイ見ごろ(例年時期)】
柳谷観音のアジサイ見ごろは例年6月中旬頃から7月上旬頃です。ただアジサイ見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。
京都あじさい名所・見ごろ
【柳谷観音アジサイ見ごろ アクセス・マップ】
場所・・・京都府長岡京市浄土谷2
最寄り駅・バス停・・・奥海印寺(徒歩約30分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*阪急京都本線・長岡天神駅から阪急バス
*JR京都線・長岡京駅から阪急バス
阪急バス・アクセスダイヤ
●毎月17日の縁日にはJR長岡京駅・阪急西山天王山駅から臨時シャトルバスが運行されます。(要確認)
【柳谷観音アジサイ見ごろ(例年時期)・見どころ 簡単概要】
柳谷観音は京都を代表するアジサイ(紫陽花)の名所です。柳谷観音のアジサイ見ごろは例年6月中旬頃から7月上旬頃です。なお柳谷観音では2016年(平成28年)から住職の妻が江戸時代中期に作庭された庭園が京都府の名勝に指定され、手を加えることができなかった為、手水鉢(ちょうずばち)をアジサイなど季節の花や紅葉などでデコレーションする手水鉢アート・花手水がSNSを中心に人気を集めています。
柳谷観音では境内に整備された長さ約300メートルのあじさいのみちや奥之院へ続くあじさい回廊にクロヒメ(黒姫)・幻のアジサイとも言われるシチダンカ(七段花)・ジョウガサキ(城ケ崎)・ガクアジサイ(額紫陽花)・キリシマノメグミ(霧島の恵)など22種の日本アジサイ、シビラ・アナベルなど5種の西洋アジサイ、合計約27種・約4,500株のアジサイが植えられています。なお柳谷観音ではアジサイが見ごろを迎える時期に柳谷観音あじさいウイークが催され、オリジナルの「紫陽花の押し花朱印」が限定で授与されたり、浄土苑(京都府の名勝)が眺められる上書院が特別公開されたりします。またあじさいコンサートなどのイベントも行われます。(要確認)
シチダンカ(七段花)はヤマアジサイ(山紫陽花)の一種です。シチダンカの名称は萼片(がくへん)が七段に重なっていることに由来しています。シチダンカは江戸時代に栽培され、江戸時代後期に来日していたシーボルトが日本で採集してスケッチした植物図鑑「日本植物誌」に紹介されたが、その後幻の花になっていたが、1959年(昭和34年)に神戸・六甲山に自生しているのが発見されました。
手水鉢は神仏の前で口をすすぎ、手を洗って身を清める為の水を貯める器でした。その茶の湯に取り入れられ、つくばい(蹲踞・蹲)とも言われています。手水鉢には自然石が用いられることが多いが、陶製・鉄製・銅製・木製などもあります。手水鉢には自然石の野趣を重視した富士型・一文字型・鎌型・舟型・誰が袖型・司馬温公型・あんこう型などがあります。また創作性がある棗型・菊型・竜安寺型・布泉型・橋杭型・銀閣寺型・枡型などもあります。なお手水では先ず右手で柄杓を取って水を掬い、最初に左手を清め、次に柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。柄杓を右手に持ち替え、左手の掌に水を溜めて口に含み、音を立てずに口を清め、静かに吐き出します。左手をもう一度清め、柄杓から水を垂らして柄杓の柄を水で清めます。
アジサイ(紫陽花)はアジサイ科アジサイ属の落葉低木またはユキノシタ科の落葉低木です。アジサイは房総半島・三浦半島・伊豆半島などの海岸に自生するガクアジサイ(額紫陽花)を母種・原種とする園芸品種です。アジサイは樹高が1~2メートルで、葉は先が尖って縁に鋸歯(きょし)がある大きな楕円形また卵形です。花は枝先に青紫色から赤紫色に変わる萼(がく)のある小花が球状に集まって咲きます。ちなみに花は装飾花で、大部分が中性花からなります。アジサイは土壌のペーハーにより、花の色が変わることから七変化(しちへんげ)・八仙花(はっせんか)とも言われています。土壌が酸性の場合に青色、土壌が中性・アルカリ性の場合に赤色になります。またアジサイは開花後の日数などによっても色が変化します。なおアジサイの名称は藍色が集まったものを意味する集真藍(あづさい)が転訛したものとも言われています。
【柳谷観音・楊谷寺 歴史・簡単概要】
柳谷観音(やなぎだにかんのん)・楊谷寺(ようこくじ)は寺伝によると平安時代前期の806年(大同元年)に清水寺(きよみずでら)を創建した延鎮僧都(えんちんそうず)・賢心(けんしん)が創建したとも言われています。延鎮僧都は「西山にて生身の観音(かんのん)様に出会うことができる」という夢告により、清水寺から西山の柳(楊)が生い茂る渓谷に入り、岩上に古来から眼病に霊験あらたかな生身の十一面千手千眼観世音菩薩(じゅういちめんせんじゅせんげんかんぜおんぼさつ)を見つけ、 その場所に堂宇を建立して観音様を祀り、楊谷寺と称したと言われています。その後延鎮僧都が清水寺に戻り、811年(弘仁2年)に真言宗(しんごんしゅう)の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)が乙訓寺(おとくにでら)の別当に任じられ、柳谷観音を参詣したと言われています。空海はある日、目のつぶれた子猿の目を親猿がお堂近くの溜まり水で洗っている姿を目撃し、17日間祈祷したところ子猿の眼が開き、更に祈祷を行った霊水が独鈷水(おこうずい)と言われるようになりました。江戸時代に眼の悪かった第112代・霊元天皇(れいげんてんのう)が独鈷水で眼病を治癒されたとされ、以後歴代の天皇へ献上されるようになりました。なお柳谷観音は善峯寺(よしみねでら)・光明寺(こうみょうじ)とともに京都・西山三山と言われています。
柳谷観音は西山浄土宗の寺院です。
*参考・・・柳谷観音・楊谷寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【柳谷観音アジサイ見ごろ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
柳谷観音(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報