松尾大社上卯祭2025年11月(日程時間・・・)
松尾大社上卯祭
松尾大社上卯祭・醸造祈願祭(日程・時間・・・)を紹介しています。上卯祭は例年11月最初の上の卯の日に行われています。上卯祭は11月の最初の上の卯(う)の日に全国の和洋酒などの醸造業者などが集まり、醸造安全・豊醸、並びに業務繁栄・商売繁盛・家内安全などを祈願する祭礼です。なお上卯祭では大蔵流茂山社中による狂言・福の神が奉納されます。(詳細下記参照)
【松尾大社上卯祭2024 日程時間(要確認)】
松尾大社上卯祭2024は2024年(令和6年)11月11日(月曜日)11:00から行われます。(現在確認中・要注意)
*参考・・・松尾大社ホームページ
【松尾大社上卯祭 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市西京区嵐山宮町3
最寄り駅・バス停・・・松尾大社前(徒歩約3分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から松尾大社は28系統(D3乗り場)
*四条烏丸からは29系統
路線・時刻表・運賃チェック
*阪急嵐山線の場合、最寄り駅は松尾大社駅(徒歩すぐ)
【松尾大社上卯祭 歴史・簡単概要】
松尾大社上卯祭(じょううさい)・醸造祈願祭は中世から近世、特に江戸時代に全国の醸造家が太々神楽(だいだいかぐら)を奉納し、醸造安全の祈願したのが起源と言われています。上卯祭は11月の最初の上の卯(う)の日に醸造安全・豊醸、並びに業務繁栄・商売繁盛・家内安全などを祈願する祭礼です。上卯祭では全国の和洋酒・味噌・醤油・酢などの醸造業者、その卸・小売業者などが集まり、授かった大木札(だいもくさつ)を醸造蔵などに奉斎します。なお4月の中の酉(とり)の日には醸造完了に感謝する中酉祭(ちゅうゆうさい)も行われています。ちなみに上卯祭の「卯」の字は甘酒、中酉祭の「酉」の字は酒壺を意味し、古来から酒造りは11月の卯の日に始め、4月の酉の日に完了する慣わしがあるそうです。
上卯祭では先ず本殿で祝詞奏上などの神事が行われ、その後大蔵流茂山社中による狂言・福の神が奉納されます。
松尾大社の祭神・大山咋神(おおやまぐいのかみ)は松尾山(分土山)に集まった八百万神々に松尾付近で採れた山田の米を蒸し、御手洗の泉の清らかな水を使って、一夜にして酒を造ったとされることから古くから醸造祖神として信仰されています。なお松尾大社には江戸時代に結成された千歳講があり、千歳講の講員の為に上卯祭から中酉祭までの期間、毎朝欠かさず醸造安全・家内安全・業務繁栄などを祈願しています。
狂言・福の神は2人の男が福の神を祀る神社に年越しに来ると笑い声とともに福の神が現れ、お神酒(おみき)を催促し、酒奉行である松の尾の大明神に神酒を捧げてから飲み干します。そして金持ちになるには元手がいると話すが、2人の男は元手がないから神社に来たと反論します。すると福の神は元手は金銀や米などではなく、心持ちのことだと諭し、早起き、慈悲、人付き合いや夫婦仲をよくすることを説き、福の神は笑って帰ります。
神楽は神社の祭礼などの神事の際、神に奉納する歌舞です。神楽は天照大神(あまてらすおおかみ)が天の岩戸に隠れた際、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が舞ったのが起源とも言われています。
●松尾大社の歴史(創建から現在)を紹介しています。
松尾大社歴史(秦忌寸都理・文武天皇)
●松尾大社の見どころ(本殿・拝殿など)を紹介しています。
松尾大社見どころ(本殿・拝殿など)
【松尾大社 歴史・簡単概要】
松尾大社(まつのおたいしゃ・まつおたいしゃ)は起源が明確ではありません。松尾大社は太古の昔、松尾山の山霊を頂上に近い大杉谷の上部の磐座(いわくら)に生活の守護神として祭神・大山咋神(おおやまぐいのかみ)を祀ったのが起源とも言われています。その後5世紀頃に秦の始皇帝の子孫と称する渡来系氏族・秦氏(はたうじ)が松尾山の神を秦氏一族の総氏神として祀り、開拓に従事したとも言われています。701年(大宝元年)に秦忌寸都理(はたのいみきとり)が文武天皇の勅命によって現在の場所に社殿を造営し、知満留女(ちまるめ)を斎女として松尾山山上の磐座に祀られていた神霊を社殿に移して祀りました。その後794年(延暦13年)の第50代・桓武天皇による平安京遷都後、東の賀茂社(上賀茂神社(賀茂別雷神社)・下鴨神社(賀茂御祖神社))とともに「東の厳神・西の猛霊」と並び称され、西の王城鎮護社に位置付けられました。承和年間(834年~847年)に神階・従三位、852年(仁寿2年)に神階・正二位、859年(貞観元年)に神階・正一位に叙され、その後に勲一等に叙せられました。その後「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)・927年(延長5年)編纂」では名神大社とされ、明神二十二社・上七社では第4位に記されました。なお松尾大社は大山咋神・中津島姫命(なかつしまひめのみこと・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を主祭神に祀っています。
*参考・・・京都・松尾大社(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【松尾大社上卯祭 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
松尾大社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報
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