新京極七不思議・見どころ(たらたら坂・・・)
新京極七不思議
新京極七不思議を紹介しています。七不思議にはたらたら坂・迷子の道しるべ・五臓六腑のある阿弥陀如来像・逆蓮華の阿弥陀如来像・未開紅の梅・和泉式部塔・染殿地蔵などがあります。たらたら坂は三条通から新京極通に入る場所にあり、高低差1メートル足らずの緩やかな坂です。(新京極詳細下記参照)
【新京極七不思議 アクセス・マップ】
【たらたら坂 新京極七不思議】
たらたら坂は三条通から新京極通に入る場所にあり、高低差1メートル足らずの緩やかな坂です。ただ新京極通近くにあり、新京極通と並行するように南北に走る河原町通・寺町通には坂はありません。
【迷子の道しるべ 新京極七不思議】
迷子の道しるべは誓願寺にあり、高さ約2.6メートル・幅約40センチの石標です。石標には正面に「迷子道し留偏」・左側に「たずぬる方」・右側に「おしゆる方」と彫られ、左側に尋ねる人・右側に教える人が書いて貼り付けました。なお迷子のみちしるべに願いをすれば、落し物をしたり、迷い子になった時に探し物が見つかると言われています。
(迷子の道しるべ・豆知識)
●迷子の道しるべがある誓願寺は667年(天智天皇6年)に第38代・天智天皇の勅願によって奈良に創建されたのが起源とも言われています
誓願寺(アクセス・見どころ・・・)
【五臓六腑のある阿弥陀如来像 新京極七不思議】
五臓六腑のある阿弥陀如来像はかつて誓願寺にあったが、その後焼失しました。阿弥陀如来像は解剖学者・山脇東洋が解剖した囚人の菩提を弔う為に菩提寺である誓願寺に寄進しました。なお誓願寺では別の阿弥陀如来が本尊になっています。
【逆蓮華の阿弥陀如来像 新京極七不思議】
逆蓮華(さかれんげ)の阿弥陀如来像は安養寺にあり、蓮華座の八枚の蓮華が逆さなっています。阿弥陀如来像の造仏の際、蓮華座が3度も壊れ、仏師が悩んでいたら夢告があり、蓮華を逆さにすると完成することができそうです。
(逆蓮華の阿弥陀如来像・豆知識)
●逆蓮華の阿弥陀如来像が安置されている安養寺は1018年(寛仁2年)に源信(げんしん)が奈良當麻に建立した蓮台院が起源です。なお安養寺は逆蓮華の阿弥陀如来像から倒蓮華寺(さかれんげじ)とも言われています。
安養寺(アクセス・見どころ・・・)
【未開紅の梅 新京極七不思議】
未開紅(みかいこう)の梅は長仙院にあり、蕾の状態では紅色だが、開花すると白くなります。
(未開紅の梅・豆知識)
●未開紅の梅長がある長仙院は誓願寺の塔頭です。ただ長仙院は起源が明確ではありません。
長仙院(アクセス・見どころ・・・)
【和泉式部塔 新京極七不思議】
和泉式部塔(宝篋印塔)は誠心院にあり、和泉式部の墓と言われています。和泉式部塔の脇には和泉式部の愛木「軒端(のきば)の梅」に因んで、梅の木も植えられています。なお和泉式部は敦道親王との恋を「和泉式部日記」に記しました。
(和泉式部塔・豆知識)
●和泉式部塔がある誠心院は寺伝によると1027年(万寿四年)に関白・藤原道長が娘・上東門院(藤原彰子)に仕えていた和泉式部に法成寺東北院内の一庵を与えたのが起源と言われています。
誠心院(アクセス・見どころ・・・)
【染殿地蔵 新京極七不思議】
染殿地蔵は染殿院にあり、50年に1度開帳されます。染殿地蔵は京都で唯一の裸の地蔵と言われています。なお染殿地蔵は文徳天皇の皇后で、摂政・藤原良房の娘・染殿后(そめどののきさい)が祈願し、17日目の満願の日に懐妊の兆候が現れ、惟仁親王(清和天皇)を生んだことから染殿地蔵と言われるようになりました。
(染殿地蔵・豆知識)
●染殿地蔵が安置されている染殿院は808年(大同3年)に弘法大師・空海が開基し、「十住心論」を清書調巻したことから十住心院(じゅうじゅうしんいん)とも言われました。
染殿院(アクセス・見どころ・・・)