嵐山・大覚寺桜散策コース(渡月橋・天龍寺・竹林の道・・・)

嵐山・大覚寺桜散策コース
嵐山・大覚寺桜散策コースは「日本さくら名所100選」に選ばれている嵐山と大覚寺(大沢池)周辺の桜名所を散策するコースです。嵐山は府内で御室桜(仁和寺)・醍醐寺・笠置山自然公園とともに「日本さくら名所100選」に選ばれています。大覚寺は古くから時代劇のロケ地として知られるだけでなく、桜名所でもあります。嵐山・大覚寺桜散策コース周辺には渡月橋・天龍寺・野宮神社・竹林の道・大沢池などもあり、チャンスがあれば立ち寄りましょう。竹林の道は桜名所ではないが、嵐山エリアを代表する観光名所の為、寄り道しましょう。
【嵐山・大覚寺 桜散策ルート】
【桜の見頃(例年)】
●2025年3月6日、ウェザーマップは桜の開花・満開が平年並で、京都で3月26日に開花、4月3日に満開になると予想しました。(順次情報更新中)
嵐山・・・3月下旬~4月上旬頃
天龍寺・・・4月上旬頃
大覚寺・・・4月上旬頃
京都桜見ごろ2025(清水寺・哲学の道・原谷苑・・・)
【嵐山(あらしやま) 概要】
嵐山は「日本さくら名所100選」に選ばれています。嵐山では山桜・染井吉野など約1,500本の桜の木が分布し、桜と渡月橋・大堰川(桂川)が見どころです。貸しボートに乗ってお花見を楽しむこともできます。嵐山は大堰川(桂川)沿いに聳える標高約380メートルの山です。嵐山は古くから京都を代表する景勝地で、平安時代に貴族の別荘地になり、国の史跡・名勝に指定されています。現在、一般的に嵐山と言う場合、山自体ではなく、エリアを指すことが多く、桂川の右岸・嵐山(西京区)と桂川の左岸・嵯峨野(右京区)を含め、嵐山・嵯峨野エリアと言われます。嵐山は京都を代表する人気観光地です。
嵐山桜見ごろ
【渡月橋(とげつきょう) 概要】
渡月橋は淀川水系の一級河川・桂川(大堰川)に架けられています。渡月橋は北側の桂川左岸と南側の中州にある嵐山公園中之島地区を結ぶ長さ約155メートル・幅約11メートルの橋です。渡月橋は承和年間に弘法大師・空海の高弟・道昌が架けた法輪寺橋が起源と言われています。その後角倉了以が現在の場所に渡月橋を架けたと言われています。1934年(昭和9年)に現在の橋が架けられ、2001年(平成13年)にリニューアルされました。渡月橋は橋脚・橋桁は鉄筋コンクリート製だが、京都一の観光地である嵐山の風景に溶け込むよう欄干は木製になっています。
渡月橋(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【天龍寺(てんりゅうじ) 概要】
天龍寺では染井吉野・枝垂桜など約100本の桜の木が分布し、桜と多宝殿・曹源池庭園などが見どころです。曹源池庭園から登った望京の丘からは美しい伽藍や桜を眺められます。天龍寺は承和年間に嵯峨天皇の后・檀林皇后が創建した日本最初の禅寺・壇林寺があった場所です。その後亀山上皇の離宮・亀山殿などになり、1335年(建武2年)に後醍醐天皇が亀山殿内に臨川寺を創建しました。天龍寺は1339年(延元4年・暦応2年)に足利尊氏が後醍醐天皇を弔う為、夢窓疎石を開山として創建しました。当初、暦応資聖禅寺と称したが、その後尊氏が弟・直義が見た大堰川から天に昇る金龍の夢から天龍資聖禅寺に改められました。
天龍寺桜見ごろ
【野宮神社(ののみやじんじゃ) 概要】
野宮神社は天皇の代理で、伊勢神宮に仕える斎王が伊勢へ向かう前に身を清めた「野宮」に由来しています。「野宮」の場所は天皇の即位ごとに定められ、毎回違っていたが、嵯峨天皇の皇女・仁子内親王からは野宮神社に「野宮」が作られるようになりました。ただ後醍醐天皇の皇女・祥子内親王を最後に斎王制度が廃絶され、「野宮」は野宮神社となって勅祭が行われるようになりました。
野宮神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【竹林の道(ちくりんのみち) 概要】
竹林の道は東側の野宮神社と西側の大河内山荘庭園を結ぶ長さ約300メートルの道です。竹林の道は北側の山陰本線・嵯峨野トロッコ列車と南側の天龍寺に挟まれています。竹林の道では両側に竹林が広がり、晴れた日に木漏れ日が差し、風がある日に葉音が感じられます。竹林の道は嵐山・嵯峨野を代表する観光スポットになっており、国内外の観光客が大勢訪れます。
竹林の道(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【大沢池(おおさわのいけ) 概要】
大沢池は814年(弘仁5年)頃に嵯峨天皇が離宮・嵯峨院を造営した際、中国・洞庭湖を模して築造したとも言われています。大沢池は周囲約1キロの日本最古の人工の庭池と言われ、現在は池泉舟遊式庭園になっています。大沢池には池の中に天神島・菊ヶ島・庭湖石などがあります。菊ヶ島には菊が分布し、嵯峨天皇が菊を手折りにして花瓶に挿したことから嵯峨御流の始まりで、いけばな発祥の地とされています。大沢池は国の名勝に指定されています。
大沢池(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【大覚寺(だいかくじ) 概要】
大覚寺では染井吉野・山桜など約500本の桜の木が分布し、大沢池の周りの桜並木や勅使門前の枝垂桜が見どころです。五大堂の観月台から大沢池や桜を見ることもできます。大覚寺は平安時代初期に嵯峨天皇が造営した離宮・嵯峨院があった場所です。大覚寺は876年(貞観18年)に嵯峨天皇の皇女で、淳和天皇の皇后・正子内親王が淳和天皇の皇子・恒寂入道親王を開山として離宮を寺院に改め、門跡寺院になりました。清和天皇から寺号「大覚寺」を賜ったと言われています。鎌倉時代に後宇多法皇が伽藍を建立して再興し、大覚寺殿とも称され、院政を行ったことから嵯峨御所とも言われるようになりました。後宇多法皇と父・亀山法皇の皇統は後宇多法皇が大覚寺に住したことから大覚寺統(南朝)と称されるようになりました。
大覚寺桜見ごろ
【嵐山・大覚寺桜散策コース 備考】
散策コースではグーグルマップを使用して、スポットを紹介しています。
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