花街八朔2025年8月1日(日程時間・・・)祇園甲部
花街八朔
花街八朔(日程・時間・・・)を紹介しています。八朔は例年8月1日に行われています。八朔は舞妓さん・芸妓さんが日頃から芸事でお世話になっている師匠やお茶屋に感謝の思いを伝える行事です。八朔では舞妓さん・芸妓さんが黒紋付き姿で、「おめでとうさんどす。・・・」などと言いながら花街で挨拶回りを行います。(詳細下記参照)
【花街八朔2025 日程時間(要確認)】
花街八朔2025は2025年(令和7年)(金曜日)に行われます。祇園甲部では例年10:00頃~12:00頃に行われます。祇園東・先斗町は11:00頃、宮川町は12:00頃から始まるそうです。(時間は目安で、変更の可能性あり)迷惑行為を控えましょう。(現在確認中・要注意)
*参考・・・おおきに財団ホームページ
【花街八朔 マップ・地図】
【花街八朔 歴史・簡単概要】
花街八朔(はっさく)は舞妓さん・芸妓さんが京舞井上流の家元など日頃から芸事でお世話になっている師匠やお茶屋に感謝の思いを伝える行事です。八朔では舞妓さん・芸妓さんが正装である黒紋付き姿で、「おめでとうさんどす。・・・おたの申します。」などと言いながら花街で挨拶回りを行います。
八朔は八月朔日の略で、旧暦の8月1日を指します。ちなみに朔日は毎月の第1日目のことを言うそうです。八朔の頃には農民が恩人などに初穂(早稲の穂)を贈ったことから「田の実の節句」とも言われたそうです。その農家の風習が武家や公家、そして一般に広まり、やがて「田の実」が「頼み」に変わり、日頃頼み事をしている人に挨拶に行く風習に変わったと言われています。ただその風習は次第に廃れ、現在残っているのは花街ぐらいとも言われています。
井上流は日本舞踊の流派のひとつで、京都で発展したことから京舞とも言われています。京舞井上流は儒者・井上敬助の妹・サト(初代・井上八千代)が近衛家で風流舞を学んだのが起源と言われています。なお上方舞(井上流)は京都府の無形文化財(芸能)に指定されています。
【祇園甲部 歴史・簡単概要】
祇園甲部(ぎおんこうぶ)は江戸時代初期に八坂神社の門前で営業していた水茶屋とそこで働く茶点て女が起源と言われています。京都所司代・板倉重宗から茶点て女を置くことが許可され、八坂神社(祇園社)門前の茶屋町を「祇園町」と言うようになりました。なお祇園甲部の舞踊は京舞井上流、春には都をどり、秋には温習会を開催しています。
祇園甲部(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【先斗町 歴史・簡単概要】
先斗町(ぽんとちょう)は江戸時代初期に鴨川の州を埋め立て、茶屋や旅籠が置かれたのが始まりと言われています。先斗町の先斗という地名はポルトガル語のponto(先)が語源とも、先斗町が鴨川と高瀬川に挟まれ、2枚の皮に挟まれている鼓に例えられ、鼓の「ポン」と鳴る音に掛けたとも言われています。なお先斗町の舞踊は尾上流、春に鴨川をどり、秋に水明会を開催しています。
先斗町(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【宮川町 歴史・簡単概要】
宮川町(みやがわちょう)は江戸時代に人気になった出雲・阿国(おくに)の歌舞伎踊りの頃から始まりました。当初は遊女などが接待していたが、江戸時代の三大改革によって打撃を受けました。なお宮川町の舞踊は尾上流、春に京おどり、秋にみずゑ会を開催しています。
宮川町(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【祇園東 歴史・簡単概要】
祇園東(ぎおんひがし)は江戸時代初期に八坂神社の門前で営業していた水茶屋とそこで働く茶点て女が起源と言われています。京都所司代・板倉重宗から茶点て女を置くことが許可され、八坂神社(祇園社)門前の茶屋町を「祇園町」と言うようになりました。その後明治時代に祇園甲部から分離独立し、祇園乙部と言われていたが、戦後に祇園東新地、そして祇園東に名称を変更しました。なお祇園東の舞踊は藤間流、秋には祇園をどりを開催しています。かつては温習会も開催していたが、現在はなくなりました。
祇園東(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【上七軒 歴史・簡単概要】
上七軒(かみしちけん)は室町時代に北野天満宮が再建された際、残った資材を使って7軒の茶店が建てられたのが起源とされ、「上七軒」と言われるようになりました。桃山時代に関白・豊臣秀吉が北野大茶湯を開いた際、茶店が団子を献上しました。その後江戸時代に下の森や五番町に茶屋株を貸し、芸妓中心の花街として発展しました。なお上七軒の舞踊は花柳流、春に北野をどり、秋に寿会を開催しています。
上七軒(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【花街八朔 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
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