高台寺見どころ2-修学旅行・観光ポイント
高台寺の文化財・見どころ-簡単マトメ
高台寺見どころを簡単にマトメてポイント解説します。高台寺には利生堂・桜と桜ライトアップ・紅葉と紅葉ライトアップ・掌美術館・北政所が晩年の19年間を過ごして亡くなった圓徳院の見どころなどがあります。(個別解説下記参照)
●霊屋(重要文化財)・開山堂(重要文化財)・庭園などの高台寺見どころは下記リンクから確認することができます。
高台寺見どころ(霊屋・開山堂など)
【高台寺の歴史・簡単概要】
高台寺(こうだいじ)は1606年(慶長11年)に関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)の正室で、高台寺開基・北政所(きたのまんどころ・ねね)が1598年(慶長3年)に亡くなった豊臣秀吉の菩提を弔う為、弓箴善彊(きゅうしんぜんきょう)を開山として創建しました。北政所は当初実母・朝日局(あさひのつぼね・(朝日殿・吉子・おこひ))が弔われている菩提寺(ぼだいじ)・康徳寺(こうとくじ)に弔うとしたが、手狭だったことから岩栖院(がんせいいん)と敷地交換して、現在の場所に創建しました。高台寺の寺号は北政所の落飾(仏門に入る)後の1603年(慶長8年)に第107代・後陽成天皇(ごようぜいてんのう)から賜った院号「高台院湖月尼(こうだいいんこげつに)」に由来しています。
高台寺歴史(起源・・・)
【天満宮(鎮守社)・菅原道真の解説】
★概要:天満宮(高台天神)は高台寺の鎮守社です。天満宮には開運・出世・健康長寿・災難厄除などのご利益があると言われています。天満宮には祭神・菅原道真のお使いであるなで牛もあります。
★歴史:天満宮は1606年(慶長11年)の高台寺創建時に北政所が日頃崇拝していた綱敷天満宮(つなしきてんまんぐう)の祭神・菅原道真を勧請したと言われています。
【利生堂・八相涅槃図の解説】
★概要:利生堂(りしょうどう)は面積約300平方メートルの木造平屋建てで、法要・講演会などを行う場所です。利生堂は室町時代初期(南北朝時代)に描かれたと言われる縦約182センチ・横約238センチの八相涅槃図(はっそうねはんず)のデジタル複製画が貼り巡らされています。聴聞室はハスの花をイメージした八角形です。なお利生堂は建仁寺派第9代管長・小堀泰巌(こぼりたいがん)老師が命名しました。
★歴史:利生堂は2016年(平成28年)に建てられました。
【桜・ライトアップの解説】
★概要:高台寺は桜の名所です。山内に高台寺桜・染井吉野・枝垂桜など約50本の桜が植えられています。桜は例年4月上旬頃に見ごろを迎え、桜の見ごろにライトアップが行われています。
高台寺桜ライトアップ
【紅葉・ライトアップの解説】
★概要:高台寺は桜だけでなく、紅葉の名所です。山内にヤマモミジ・イロハモミジなど約1,000本が分布しています。紅葉は例年11月中旬から11月下旬頃に見ごろを迎え、紅葉の見ごろにライトアップが行われています。
高台寺紅葉ライトアップ
【掌美術館の解説】
★概要:掌美術館(しょうびじゅつかん)は公道を挟んだ西側にあります。掌美術館では高台寺や塔頭(たっちゅう)などの文化財を収蔵・展示しています。
★歴史:掌美術館は1998年(平成10年)に創立されました。
【雲居庵(甘味処)の解説】
★概要:雲居庵(うんごあん)は順路の出口近くにある甘味処(茶席)です。雲居庵ではお菓子・抹茶などを楽しみながら庭園を眺めることができます。
【北政所茶会・太夫道中の解説】
★概要:北政所茶会(きたのまんどころちゃかい)は例年10月6日に行われています。北政所茶会は北政所の月命日に北政所を偲んで行われています。北政所茶会では5つの茶席と点心席を1日掛けて楽しみます。なお北政所茶会では灰屋紹益が吉野太夫を偲んで建てたとも言われる遺芳庵や鬼瓦席があることから島原の太夫による太夫道中が行われていることがあります。(要確認)
高台寺北政所茶会
【圓徳院などの塔頭の解説】
★概要:塔頭には圓徳院(えんとくいん)・岡林院(こうりんいん)・月真院(げっしんいん)・春光院(しゅんこういん)があります。塔頭は祖師や高僧の死後、その弟子が祖師・高僧を慕って寄り沿うように創建した小さな寺院です。
★圓徳院:圓徳院は北政所が豊臣秀吉の菩提を弔う為に高台寺創建を発願し、1605年(慶長10年)に伏見城の化粧御殿とその前庭を移して住したのが起源です。圓徳院は1632年(寛永9年)に木下利房が建仁寺295世・三江紹益を開基として高台寺の塔頭に改め、木下家の菩提寺にしました。
圓徳院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
★岡林院:岡林院は1608年(慶長13年)に北政所の従弟で、臨済宗の僧・久林玄昌が創建しました。岡林院は塔頭である春光院・月真院・圓徳院の中で最も早く創建されました。
【ねねの道・台所坂の解説】
★概要:ねねの道は円山公園付近から続く道です。ねねの道は20年近く過ごした北政所に因んで名付けられたそうです。台所坂はねねの道から境内に続く坂道(石段)です。台所坂は北政所が豊臣秀吉の菩提を弔う為に往き来したとも言われています。
【高台寺 備考(参考リンク・・・)】
*参考・・・高台寺(見どころ・アクセス・・・)ホームページ