京都ひな祭り・桃の節句(日程時間・・・)
京都ひな祭り・桃の節句
京都ひな祭り・桃の節句(日程時間・・・)を紹介しています。ひな祭り・桃の節句では3月3日を中心に行われ、早い場合には2月下旬から行事・イベントが行われます。ひな祭り・桃の節句では神社・寺院によって神事・仏事だけが行われたり、イベントが行われたりします。ちなみに三十三間堂では無料開放も行われます。
●イベント・行事は新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、必ず実施の有無を確認して下さい。
参考・・・【京都市公式】京都観光Navi
【京都ひな祭り・桃の節句 マップ・地図】
【京都ひな祭り・桃の節句 基礎知識】
ひな祭り(雛祭り)はかつて上巳(じょうし・じょうみ)の節句である旧暦の3月3日(新暦の4月頃)に行われていたが、1873年(明治6年)の新暦移行に伴って、現在のように3月3日に行なうようになりました。上巳の節句は桃の花が咲く季節だったことから桃の節句とも言われました。なお上巳の節句では元来川で身を浄め、紙などで作った人形(ひとがた)で身体を撫でたり、息を吹き掛けたりして、人形に罪穢(つみけがれ)を移して、水に流すというお祓いの行事が行われていました。その後人形を川に流して、厄災を祓う流し雛(ながしびな)の風習に変わったと言われています。
【法住寺・つりびな展】
つりびな展ではちりめんや古い着物地で作った人形・花・金魚などの飾りをひもに付け、書院3室の天井からぶら下げます。花は美しい娘になるように、金魚は目(芽)が出るようにとの願いが掛けられています。つりびな展では法住寺に伝わる7段飾りのひな人形や平安時代から行われていた貝あわせなどの遊び道具も展示されます。
法住寺つりびな展
【宝鏡寺・ひなまつり】
ひなまつりは毎年春に行われる春の人形展のオープニングイベントとして、本堂で行われます。ひなまつりでは島原太夫の舞などが奉納されます。なお宝鏡寺は後水尾天皇の皇女・久厳尼が入寺してから尼門跡寺院になり、御所から人形が贈られてきたことから「人形の寺」と言われ、春と秋に人形展・10月14日に人形供養祭が行われています。
宝鏡寺ひなまつり・宝鏡寺春の人形展
【三十三間堂・春桃会】
春桃会・ももの法会は三十三間堂の「三」に因み、「三」が重なる3月3日の桃の節句に行われ、無事息災を祈願します。ちなみに3月3日は陽数(奇数)が重なり、陰陽道では縁起がよいとされているそうです。春桃会では華道・池坊による献花式・華展などが行われます。ちなみにかつて小説家・天台宗の尼僧である瀬戸内寂聴さんの青空説法が行われました。(要確認)
●新型コロナにより、一部催事(寄席・和太鼓演奏・食事処)が中止されます。
三十三間堂春桃会
【下鴨神社・流し雛】
流し雛では十二単のお雛さま・衣冠装束のお内裏さま・神職などが和紙人形を藁で編んだ桟俵(さんだわら)に乗せ、末社・御手洗社(みたらししゃ)の前を流れる御手洗川に流し、子どもの無病息災を祈願します。なお流し雛は平安時代に始まり、子どもの健やかな成長を願って、子どもの身代わりに小さな人形を川や海に流して厄を祓ったのが起源と言われています。
●流し雛は新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、中止になりました。(下記リンク参照)
*参考・・・下鴨神社facebook
下鴨神社流し雛
【上賀茂神社・桃花神事】
桃花神事では草餅や桃花・辛夷(こぶし)の花を神前に供え、疫病の災いを祓い除け、国家安寧を祈願します。祭典後、流し雛も行われます。なお桃は古来中国、また陰陽道でも魔除け・厄除けの果物と言われています。
上賀茂神社桃花神事
【市比売神社・ひいなまつり】
ひいなまつりでは男女がお内裏さまとお雛さまのひな人形(ひと雛)に扮し、五人囃子の奏でる雅楽の調べの中、三人官女が舞を披露します。また人形(ひとがた)に災厄を移す「天児(あまがつ)ノ儀」も行われます。更に平安時代に貴族が行っていた投扇興(とうせんきょう)・貝合わせなどの優雅な遊びも実演されます。
市比売神社ひいなまつり
【松尾大社・ひなまつり】
ひなまつりでは子供の成長・幸福・厄除を祈願します。ひなまつりでは先ず祝詞奏上などの神事が行われ、巫女による豊栄の舞(とよさかのまい)が奉納されます。神事終了後は松風苑・曲水の庭(きょくすいのにわ)に移動し、雅楽の調べとともに流し雛を行います。なお流し雛が終了すると宴会場で、ひなまつりにちなんだ催し物が行われます。
松尾大社ひなまつり
【京都ひな祭り・桃の節句 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。