三宝院の紅葉見ごろ2024(時期:11月中旬~11月下旬頃)
三宝院の紅葉見ごろ・アクセス・概要
三宝院の紅葉見ごろ(時期・ライトアップ・・・)情報を紹介しています。三宝院では庭園にモミジなどが植えられ、紅葉と池・池の中島である鶴島や亀島・三段の滝・藤戸石・苔・白砂などとの光景が美しいとも言われています。また唐門前は桜の馬場とも言われ、紅葉と黒漆塗りの唐門との光景が美しいとも言われています。(詳細下記参照)
【三宝院の紅葉見ごろ(例年時期)・2024年予測】
三宝院の紅葉見ごろは例年11月中旬頃から11月下旬頃です。ただ紅葉の時期や見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。なお2024年10月31日、ウェザーニュースは京都の紅葉見ごろが平年よりやや遅いと予想しました。嵐山は11月23日頃からです。
京都紅葉見ごろ2024(清水寺・東福寺・永観堂・・・)
【三宝院紅葉 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
最寄り駅・バス停・・・醍醐寺(徒歩すぐ)、醍醐寺前(徒歩すぐ)
京阪アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅八条口からは山急醍醐寺行き
*京阪六地蔵駅からは22系統、22A系統
*四条河原町・五条京阪からは86号系統、86B系統
路線・時刻表・運賃チェック
*地下鉄東西線の場合、最寄り駅は醍醐駅(徒歩約10分)
【三宝院の紅葉見ごろ(例年時期)・見どころ 概要】
三宝院は紅葉の名所です。三宝院の紅葉見ごろは例年11月中旬頃から11月下旬頃です。
三宝院では庭園(特別名勝・特別史跡)にモミジなどが植えられ、紅葉と池・池の中島である鶴島や亀島・三段の滝・「天下の名石」と言われる藤戸石・緑の苔・白砂などとの光景が美しいとも言われています。また唐門(国宝)前は桜の馬場とも言われ、紅葉した桜と黒漆塗りの唐門との光景が美しいとも言われています。なお三宝院の本山である醍醐寺も紅葉の名所で、紅葉ライトアップが行われています。(要確認)
庭園は関白・豊臣秀吉が縄張りを行い、賢庭らが作庭したとも言われています。1598年(慶長3年)から作庭が始まり、同年8月に秀吉が亡くなると一時中断し、その後秀吉の正室・北政所の援助で再開され、同年12月に大部分が完成したと言われています。翌1599年(慶長4年)から三宝院・第32世・義演が作庭を続け、義演死後の江戸時代前期の1624年(元和10年)まで続けられ、「天下一」とも賞賛されました。
亀島は樹齢600以上と言われる天下の名木・五葉松が島全体を覆っています。鶴島は向かって左側の石橋が鶴の首を表しています。藤戸石は庭の中心に位置し、阿弥陀三尊を表しています。
唐門は安土桃山時代から江戸時代初期の1573年(天正元年)~1614年(慶長19年)に建立されました。唐門は門全体が黒漆で塗られ、表裏に菊と五七の桐の四つの紋に金箔が施されています。
紅葉狩りは平安時代に貴族から盛んになり、邸宅にモミジを植えたり、紅葉の名所に出掛けたりしたそうです。室町時代に徐々に庶民にも広がり、江戸時代中期に庶民の行楽として人気になったと言われています。なお奈良時代末期成立の日本最古の和歌集「万葉集」にはモミジを詠んだ和歌が残されています。
醍醐寺は874年(貞観16年)に真言宗の開祖である弘法大師・空海の孫弟子で、醍醐寺開山である理源大師・聖宝が上醍醐山上で地主・横尾明神の示現により、醍醐水の霊泉を得て小堂宇を建立し、准胝観音・如意輪観音を安置したのが起源と言われています。
三宝院見どころ(表書院・唐門など)
●京都で人気の紅葉名所・見ごろを紹介しています。由緒なども確認できます。(下記リンク参照)
京都紅葉名所・見ごろ(嵐山・三千院・天龍寺・・・)
【三宝院 歴史・簡単概要】
三宝院(さんぼういん)は平安時代後期の1115年(永久3年)に左大臣(さだいじん)・源俊房(みなもとのとしふさ)の子で、醍醐寺14代座主・勝覚(しょうか)が創建し、灌頂院(かんじょういん)と称したのが起源と言われています。その後仏教の三宝(仏・法・僧)に因んで、寺号が三宝院に改められ、1143年(康治2年)に鳥羽上皇(第74代・鳥羽天皇)の御願寺になりました。鎌倉時代から南北朝時代にかけて、7世・成賢(じょうけん)、11世・憲深(けんじん)、13世・定済(じょうさい)、21世・賢俊(けんしゅん)など高僧を輩出し、室町時代に室町幕府から特別な扱いを受け、25世・満済(まんさい・まんぜい)は「黒衣の宰相(こくいのさいしょう)」と言われました。しかし応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))の兵火によって焼失し、廃寺同然になったが、関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)に篤く信仰され、三宝院を中心に「醍醐の花見」が開かれました。なお1994年(平成6年)世界遺産条約により、醍醐寺と一緒にユネスコ世界文化遺産(古都京都の文化財)に登録されています。
三宝院は真言宗醍醐派総本山・醍醐寺の塔頭です。
*参考・・・三宝院(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【三宝院紅葉 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
三宝院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報
★京都の紅葉名所では紅葉の見ごろに合わせ、ライトアップを行なっているところがあります。(下記リンク参照)
京都紅葉ライトアップ2024(清水寺・永観堂・東寺・・・)