八坂神社・花街散策コース(祇園・先斗町・・・)
八坂神社・花街散策コース
八坂神社・花街散策コースは京都屈指の人気観光スポットである八坂神社と八坂神社東側の花街(祇園東・祇園甲部・宮川町・先斗町)を結ぶ散策コースです。ちなみに祇園の地名は「祇園さん」とも言われる八坂神社に由来しています。祇園・宮川町の街並みには京都情緒が残されています。
【八坂神社・花街散策コース】
【八坂神社・花街散策コース 概要】
八坂神社から花街(先斗町)は距離が約2.4キロ、徒歩では約30分掛かります。八坂神社から花街(先斗町)までは起伏があまりなく、比較的楽に散策することができます。ただ四条通は人通りが多く、先斗町通は狭いのが難点かもしれません。なお周辺には花街だけでなく、俵屋宗達が描いた風神雷神図がある建仁寺・芸舞妓の技芸上達に信仰されている辰巳大明神・縁切り縁結び碑(いし)がある安井金比羅宮・「日本三大ゑびす」に数えられる恵美須神社などがあり、楽しみながら散策することができます。
【八坂神社・花街散策コース 八坂神社】
八坂神社は656年(斉明天皇2年)高麗から来日した調進副使・伊利之使主が新羅・牛頭山に座した素戔嗚尊(すさのおのみこと)を奉斎して創建したのが起源とも言われています。なお祭礼・祇園祭は869年(貞観11年)に流行した疫病を鎮める際に神泉苑で行われた御霊会(ごりょうえ)が起源です。
京都・八坂神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・八坂神社見どころ(本殿・西楼門など)
【八坂神社・花街散策コース 祇園東】
祇園東は祇園甲部と同じく、江戸時代初期に八坂神社の門前で営業していた水茶屋とそこで働く茶点て女が起源と言われています。なお祇園東は明治時代に祇園甲部から分離独立し、四条花見小路北東部が祇園乙部と言われていたが、戦後祇園東新地、そして祇園東に名称を変更しました。
祇園東(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【八坂神社・花街散策コース 祇園甲部】
祇園甲部は江戸時代初期に八坂神社の門前で営業していた水茶屋とそこで働く茶点て女が起源と言われています。京都所司代・板倉重宗により、茶点て女を置くことが許可され、八坂神社門前の茶屋町を「祇園町」と言うようになりました。なお現在祇園甲部は京都にある五花街の中で最大の花街です。
祇園甲部(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【八坂神社・花街散策コース 辰巳大明神】
辰巳大明神は御所の南東(辰巳)にあって南東の守護として祀られたとも、巽橋に棲んで、芸舞妓などを誑かす悪戯を働いていた狸が悪戯をしないことを約束したことから狸を祀ったとも言われています。なお辰巳大明神は芸舞妓の技芸上達に信仰され、祇園のお稲荷さんとも言われています。
辰巳大明神(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【八坂神社・花街散策コース 建仁寺】
建仁寺は1202年(建仁2年)に鎌倉幕府2代将軍・源頼家が寺域を寄進し、栄西禅師(えいさいぜんじ・ようさいぜんじ)が宋・百丈山を模して創建しました。なお風神雷神図は江戸時代初期の絵師・俵屋宗達(たわらやそうたつ)が描き、国宝に指定されています。(現在京都国立博物館に寄託)
建仁寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【八坂神社・花街散策コース 安井金比羅宮】
安井金比羅宮は後白河法皇の詔により、建立された光明院観勝寺の鎮守として、崇徳天皇・大物主神・源頼政が祀られました。しかし光明院観勝寺が廃寺になり、安井金比羅宮だけが残りました。なお縁切り縁結び碑(いし)の穴をくぐると悪縁を切り、良縁を結ぶことができます。
安井金比羅宮(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【八坂神社・花街散策コース 恵美須神社】
恵美須神社・ゑびす神社は1202年(建仁2年)禅の祖と言われている明庵栄西禅師(みんなんえいさいぜんじ・みんなんようさいぜんじ)が建立した建仁寺の鎮守として造営されました。なお恵美須神社は西宮神社(えびす宮総本社)・今宮戎神社と並んで「日本三大ゑびす」に数えられています。
恵美須神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【八坂神社・花街散策コース 宮川町】
宮川町は江戸時代に人気になった出雲・阿国(おくに)の歌舞伎踊りの頃から始まりました。当初は遊女などが接待していたが、江戸時代の三大改革によって打撃を受けました。なお1999年(平成11年)宮川筋3丁目から6丁目の一部は京都市の祇園町南歴史的景観保全修景地区に指定された。
宮川町(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【八坂神社・花街散策コース 先斗町】
先斗町は江戸時代初期に鴨川の州を埋め立て、茶屋や旅籠が置かれたのが起源と言われています。なお先斗町の地名はポルトガル語のponto(先)が語源と言われたり、先斗町が鴨川と高瀬川に挟まれている為、2枚の皮に挟まれている鼓に例えられ、鼓の「ポン」と鳴る音に掛けたとも言われています。
先斗町(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)