源光庵・金閣寺紅葉散策コース（しょうざん庭園・高桐院・・・）

源光庵・金閣寺紅葉散策コース

源光庵・金閣寺紅葉散策コースは人気紅葉名所である源光庵と世界遺産である金閣寺周辺の紅葉名所を散策するコースです。源光庵は鉄道会社のテレビCMによって全国に知られるようになり、紅葉シーズンに大勢の観光客が訪れます。金閣寺は世界遺産に登録されていることもあり、時期を問わずに多くの観光客が訪れます。源光庵・金閣寺紅葉散策コース周辺にはしょうざん庭園・高桐院・光悦寺・今宮神社・大徳寺・総見院などもあり、チャンスがあれば立ち寄りましょう。今宮神社では名物のあぶり餅（一和・かざり屋）を味わうことができます。あぶり餅はきな粉をまぶした親指大の餅を炭火で炙って白味噌のタレを塗ったものです。しょうざん庭園では紅葉ライトアップを行う場合があります。

【源光庵・金閣寺紅葉散策コース】

【紅葉の見頃（例年）】
●2025年9月上旬頃から京都の紅葉見ごろ情報を情報発信します。
源光庵・・・11月上旬～11月中旬頃
しょうざん庭園・・・11月中旬～11月下旬頃
金閣寺・・・11月中旬～11月下旬頃
高桐院・・・11月中旬～11月下旬頃
光悦寺・・・11月中旬～11月下旬頃
今宮神社・・・11月下旬～12月上旬頃
京都紅葉見ごろ2025

【源光庵（げんこうあん）　概要】

源光庵ではカエデなどが分布し、紅葉と丸い窓「悟りの窓」・四角い窓「迷いの窓」などが見どころです。赤・オレンジ色に色付いた紅葉と常緑樹・苔の緑のコントラストが美しいと言われています。源光庵は1346年（貞和2年）に徹翁義亨の隠居所として創建され、復古堂と言われたのが起源です。その後1694年（元禄7年）に自ら復古道人と称した石川・大乗寺の僧・卍山道白が再興し、曹洞宗に改めました。その際1600年（慶長5年）の関ヶ原の戦いの前哨戦である伏見城の戦いで、石田三成に敗れた徳川家の家臣・鳥居元忠らが自刃した伏見城の建物が移され、本堂の天井板は血天井と言われています。
源光庵紅葉見ごろ

【しょうざん庭園（しょうざんていえん）　概要】

しょうざん庭園ではカエデなどが植えられ、紅葉と北山台杉などが見どころです。借景の鷹ケ峯三山（鷹峯・鷲峯・天峯）も美しいと言われています。ライトアップを行う場合があります。しょうざん庭園は洛北・鷹ケ峯三山を借景にした日本庭園で、峰玉亭・湧泉閣・聴松庵・玉庵などの建物が建てられ、北山台杉・梅・楓などが植えられています。しょうざん庭園では京料理・中国料理などを味わえたり、結婚式を挙げたりすることもできます。しょうざんボウル・しょうざんプールなどのレジャー施設やアクア・クリスタル・リバージュヴィラテラスなどの宴会場もあります。
しょうざん庭園紅葉見ごろ・しょうざん庭園紅葉ライトアップ

【金閣寺（きんかくじ）　概要】

金閣寺ではカエデなどが分布し、紅葉と池泉回遊式庭園の鏡湖池・金閣などが見どころです。鏡湖池の水鏡に美しい光景が映し出されます。金閣寺は1224年（元仁元年）に西園寺公経が山荘・北山第を造営し、氏寺・西園寺を創建した場所です。その後荒廃し、1397年（応永4年）に足利義満が河内の領地との交換により、北山第を譲り受けて北山殿を造営しました。義満は将軍職を嫡男・義持に譲ったが、その後も北山殿で政務を行いました。1420年（応永27年）に義満を開基、夢窓疎石を開山に舎利殿（金閣）を中心に禅寺・北山鹿苑寺に改められました。1950年（昭和25年）に放火で金閣が焼失し、1955年（昭和30年）に現在の金閣が再建されました。
金閣寺紅葉見ごろ

【高桐院（こうとういん）　概要】

高桐院は大徳寺の塔頭です。高桐院では楓の庭などにカエデなどが分布し、紅葉と楓の庭・参道などが見どころです。参道は散りモミジ・敷きモミジを撮影する絶好の撮影スポットとなっています。高桐院は1601年（慶長6年）または1602年（慶長7年）に利休七哲に数えられた細川忠興（三斎）が父・藤孝（幽斎）の為、父の弟で、大徳寺130世住持・玉甫紹琮を開山として創建したと言われています。円鑑国師・春屋宗園が与えた偈（詩句）に「寅十月十七日」と記され、1602年（慶長7年）に創建されたと言われています。その後1645年（正保2年）に忠興が亡くなり、遺言によって遺歯が埋葬され、細川家の菩提寺になりました。
高桐院紅葉見ごろ

【光悦寺（こうえつじ）　概要】

光悦寺ではカエデなどが分布し、紅葉と参道の石畳・竹垣（光悦寺垣）・緑の苔などが見どころです。参道に紅葉のトンネルが現れます。光悦寺は1615年（元和元年）に本阿弥光悦が江戸幕府初代将軍・徳川家康から土地を与えられ、草庵を結んで法華題目堂を建立したのが起源です。その後1637年（寛永14年）に光悦が亡くなり、草庵は寺院に改められ、光悦の墓碑が建立されています。なお光悦寺がある土地は辻斬りや追い剥ぎが出没する場所だったが、光悦一族や工芸職人が移り住んでからは芸術集落になったそうです。
光悦寺（アクセス・見どころ・歴史概要・・・）

【今宮神社（いまみやじんじゃ）　概要】

今宮神社ではカエデなどが分布し、紅葉と本殿・拝殿・東門・太鼓橋などが見どころです。今宮神社では東門に続く参道で名物のあぶり餅（一和・かざり屋）を味わうことができます。今宮神社は794年（延暦13年）の平安京遷都前から疫神を祀っていた場所です。994年（正暦5年）に疫病が流行し、悪疫退散を祈願する為、御輿2基を造って船岡山に安置しました。今宮神社は1001年（長保3年）に再び疫病が流行し、朝廷が疫神を船岡山から現在の場所に移し、神殿を建立したのが起源と言われています。応仁の乱で焼失し、1593年（文禄2年）に関白・豊臣秀吉が今宮神社・御旅所を再興しました。1694年（元禄7年）に江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の生母・桂昌院が御牛車や鉾を寄進しました。
今宮神社（アクセス・見どころ・歴史概要・・・）

【大徳寺（だいとくじ）　概要】

大徳寺は1315年（正和4年）に臨済宗の僧である大燈国師・宗峰妙超が同郷の赤松円心の帰依を受け、紫野に小堂・大徳庵を建立したのが起源とも言われています。1325年（正中2年）に花園上皇が宗峰妙超に帰依し、持明院統（北朝）の祈願所にしました。1334年（建武元年）に南朝初代で、第96代・後醍醐天皇が京都五山の上位に位置付ける綸旨を発しました。1453年（享徳2年）の火災や応仁の乱で焼失し、1474年（文明6年）に大徳寺48代住持・一休宗純（一休さん）が再興しました。大徳寺では関白・豊臣秀吉が織田信長の葬儀を行い、信長を弔う為に総見院を建立しました。
大徳寺（アクセス・見どころ・歴史概要・・・）

【総見院（そうけんいん）　概要】

総見院は1583年（天正11年）に関白・豊臣秀吉が1582年（天正10年）の本能寺の変で自刃した織田信長の一周忌追善法要の為に菩提寺として創建しました。総見院の寺号は織田信長の法名・総見院殿贈大相国一品泰厳大居士に由来しています。豊臣秀吉は当初、信長が父・信秀の追善菩提の為に創建した大徳寺の塔頭・黄梅院を菩提寺として増改築したが、「小なり」として総見院を創建しました。明治の廃仏毀釈によって伽藍の多くが破却され、大正時代に再建されました。1961年（昭和36年）に大徳寺に安置されていた織田信長の木像が戻され、380年忌が行われました。
総見院（アクセス・見どころ・歴史概要・・・）

【源光庵・金閣寺紅葉散策コース　備考】
散策コースではグーグルマップを使用して、スポットを紹介しています。
京都紅葉名所