祇園祭清々講社・宮本組

清々講社・宮本組

清々講社は1872年(明治5年)に祇園祭の山鉾の運営をサポートする寄町制度が廃止され、1875年(明治8年)に祇園祭の山鉾巡行・神輿渡御の運営をサポートする募金組織(協賛組織)として結成されました。宮本組は清々講社の第1号に指定された筆頭格の氏子組織です。宮本組は祇園祭の神幸祭・還幸祭で重要な神事を担っています。

【祇園祭 日程】
祇園祭は7月1日の吉符入(きっぷいり) から7月31日の疫神社(えきじんじゃ)の夏越祭(なごしさい)までの7月1ヶ月に渡って行われます。
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【祇園祭 歴史・簡単概要】
祇園祭(ぎおんまつり)は平安時代前期の869年(貞観11年)に京都をはじめ全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が禁苑(宮中の庭)である神泉苑に国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを祓い、薬師如来の化身とされる牛頭天王(素戔嗚尊)を祀り、更に牛頭天王(素戔嗚尊)を主祭神とする八坂神社(祇園社)から3基の神輿を送り、病魔退散を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源と言われています。その後970年(天禄元年)から毎年旧暦6月14日に行われるようになりました。
祇園祭歴史

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【清々講社・宮本組 歴史・簡単概要】
清々講社(せいせいこうしゃ)は1872年(明治5年)に祇園祭の山鉾の運営をサポートする寄町制度(よりちょうせいど・地之口米(じのくちまい)の制度)が廃止され、1875年(明治8年)に祇園祭の山鉾巡行(前祭・後祭)・神輿渡御(神幸祭・還幸祭)の運営をサポートする募金組織(協賛組織)として結成されました。寄町制度(地之口米の制度)は安土桃山時代に関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)が制定したと言われています。寄町制度では表間口の長さを基準として町人に賦課する地子銭(じしせん)が廃止され、山鉾を運営する山鉾町周辺の町や土地を指定し、最高の三石余りから最低の一斗以下までの山鉾運営資金・地ノ口米が徴収され、山鉾町から寄町に粽(ちまき)などが贈られました。ちなみに長刀鉾(長刀鉾町)は堀之内町・立売西町・童侍者町・水銀屋町・松原中ノ町(松原中之町)・坂東屋町・姥柳町が寄町とされました。松原中ノ町(松原中之町)では現在も祇園祭の非公式行事である古式一里塚松飾式が行われ、長刀鉾稚児・禿(かむろ)が町会所・祗園床(ぎおんどこ)を訪れています。なお山鉾町では1923年(大正12年)に山鉾連合会の前身である山鉾町連合会が結成され、京都市から補助金を受けました。
宮本組は清々講社の第1号に指定された筆頭格の氏子組織です。宮本組は八坂神社のお膝元で、旧学区・弥栄(やさか)学区の住民・店主などの氏子などで構成されています。宮本組は祇園祭の神幸祭(しんこうさい)・還幸祭(かんこうさい)で重要な神事を担っています。なお宮本組は平安時代以来、八坂神社の社家に仕えて神事・社務の補助や雑役を行った下級神職・寄人である神人(じにん・社人(しゃにん))にルーツがあるもと言われています。八坂神社では神仏習合時代に寺務を統括する別当(べっとう)、執行家である社家(しゃけ)があり、室町時代初期に執行家が宝寿院(ほうじゅいん)の院号を称する家系に統一され、その後執行代として宝寿院の庶流である宝光院・神福院が誕生し、祇園の三院と言われました。また竹坊・松坊・東梅坊・西梅坊・新坊の坊舎が誕生し、祇園の三院五坊と言われていたが、1868年(明治元年)の神仏分離令によって神宮寺・観慶寺(かんけいじ・祇園寺)が廃寺になって仏教建造物は全て破却され、社僧は全員還俗しました。

【宮本組 行事】
宮本組は7月17日の神幸祭・7月24日の還幸祭の際に錦の袋に入れられている第64代・円融天皇の勅板(ちょくばん)や矛・楯・弓・矢・剣・琴などの神宝奉持列を整えて、八坂神社の主祭神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の神霊をのせた中御座神輿(なかござみこし)の前を巡行します。円融天皇は平安時代中期の974年(天延2年)に八坂神社の神輿を鴨川を渡って平安京を渡御するように勅命し、勅板にはその宣旨(せんじ)が記されているそうです。ちなみに勅板は先端が山の形をした縦約183.4センチ・幅約20.7センチ・厚さ約1センチで、上部に「感神院政所(かんしんいんまんどころ)」、その下に3行・109字が墨書され、裏面中央に「天延二年(974年)六月七日」と記されているそうです。宮本組は山鉾町と同じように7月1日に吉符入りし、くじ(籤)引きによって勅板・矛・楯・弓・矢・剣・琴などを奉持する担当者を決定しています。(神宝は中御座神輿・東御座神輿・西御座神輿の3組あるが、現在神宝奉持列は中御座神輿だけになっています。)なお宮本組は7月10日の神用水清祓式・神輿洗、7月28日の神用水清祓式・神輿洗、7月24日の花傘巡行など11日間・26行事に奉仕しているそうです。
宮本組では1990年代頃から7月上旬頃に祇園祭の無事を祈願する為に円融天皇・後村上陵(のちのむらかみのみささぎ)を参拝しているそうです。
第64代・円融天皇の時代(969年(安和2年)~984年(永観2年))、970年(天禄元年)から祇園祭(祇園御霊会)が毎年行われるようになり、6月7日に神輿を迎え、朝廷や院から馬長(うまおさ)・田楽(でんがく)・獅子(しし)などが奉納され、6月14日に神輿を送りました。

【清々講社・宮本組 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
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