東福寺観光マップ・地図(芬陀院・龍吟庵・泉涌寺・・・)
東福寺観光マップ・地図
東福寺観光マップ・地図では京都屈指の紅葉名所である東福寺周辺の観光スポットを紹介しています。東福寺では山内の渓谷・洗玉澗に通天モミジが約2,000本分布し、通天橋から眺める黄金色に染まった紅葉が美しいと言われています。東福寺周辺には芬陀院・龍吟庵・天得院・光明院・同聚院・霊雲院・泉涌寺などがあります。
【東福寺観光マップ・地図】
【東福寺(とうふくじ) 概要】
東福寺は臨済宗東福寺派の大本山で、山内には龍吟庵・即宗院・南明院・永明院・光明院・正覚庵・桂昌院・荘厳院・一華院などの塔頭が建立されています。東福寺は平安時代に公卿・藤原忠平(ふじわらのただひら)が創建した藤原氏の氏寺・法性寺(ほっしょうじ)があった場所です。東福寺は1236年(嘉禎2年)に摂政・九条道家(くじょうみちいえ)が高さ5丈(約15メートル)の釈迦像を安置する寺院を創建することを発願し、聖一国師(しょういちこくし)・円爾(えんに)を開山として仏殿を建立したのが起源です。東福寺の寺号は奈良における最大の寺院である東大寺(とうだいじ)と奈良で最も盛大を極めた興福寺(こうふくじ)から1字ずつ取り、東福寺となりました。
東福寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・東福寺見どころ(三門・通天橋など)
【芬陀院(ふんだいん) 概要】
芬陀院は東福寺の山内(西)にある塔頭です。芬陀院には室町時代に水墨画家・雪舟が作庭したと言われている枯山水庭園(方丈の南庭・東庭)があり、雪舟寺と言われています。芬陀院は元亨年間に関白・一条経通(いちじょうつねみち)が父・一条内経(うちつね)の為に東福寺を開山した聖一国師(しょういちこくし)・円爾(えんに)の法孫で、東福寺27世・定山祖禅(じょうざんそぜん)を開山として創建しました。芬陀院の寺号は一条内経の法号・芬陀利華院に由来し、摂関家・一条家の菩提寺になりました。
芬陀院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【龍吟庵(りょうぎんあん) 概要】
龍吟庵は東福寺の山内(北北東)にある塔頭です。龍吟庵には室町時代初期に建立され、現存最古の方丈建築とも言われている方丈(国宝)があります。龍吟庵は1291年(正応4年)に東福寺3世住持である大明国師・無関普門が建てた住房跡です。無関普門は1251年(建長3年)に宋(中国)に渡り、1262年(弘長2年)に帰国し、1262年(弘安4年)に関白・一条実経の招きによって東福寺3世住持になり、1291年(正応4年)に亡くなりました。龍吟庵は東福寺の塔頭の中で、第1位に置かれました。
龍吟庵(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【天得院(てんとくいん) 概要】
天得院は東福寺の山内(西)にある塔頭です。天得院は桔梗・紅葉の名所とされ、初夏・秋に特別公開されます。紅葉シーズンにライトアップが行われる場合があります。天得院は正平年間(1346年~1370年)に東福寺30世住持・無夢一清禅師(むむいっせいぜんじ)が創建した5塔頭のひとつが起源です。その後衰微し、大機慧雄禅師(だいきえゆうぜんじ)が再興し、1614年(慶長19年)に東福寺227世・文英清韓(ぶんえいせいかん)が住持になりました。文英清韓は豊臣秀吉の子・秀頼の要請によって方広寺の梵鐘の鐘銘を撰文したが、鐘銘中に「国家安康」・「君臣豊楽」の文字があり、江戸幕府初代将軍・徳川家康の怒りを招いて取り壊され、1789年(天明9年)に伽藍が再建されました。
天得院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【光明院(こうみょういん) 概要】
光明院は東福寺の山内(南)にある塔頭です。光明院には造園家・重森三玲が作庭した波心庭・雲嶺庭があり、「東山の苔寺」・「虹の苔寺」とも言われています。光明院は1391年(明徳2年)に東福寺70世住持である明祖禅師・金山明昶(きんざんみんしょう)が創建したと言われています。明治維新後の廃仏毀釈よって荒廃し、1911年(明治44年)に横幕滴泉(よこまくてきせん)が入寺して再興しました。横幕滴泉は20年以上に渡って托鉢を続け、現在の本堂を建立したそうです。
光明院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【同聚院(どうじゅいん) 概要】
同聚院は東福寺の山内(北東)にある塔頭です。同聚院の本尊・不動明王坐像(重要文化財)は「災除けの像」とも言われ、火災除けなど除災のご利益があるとも言われています。同聚院は平安時代に関白・藤原忠平が創建した法性寺(ほっしょうじ)五大堂があった場所と言われています。同聚院は1444年(文安元年)に東福寺160世・文渓元作(ぶんけいげんさく)が師である東福寺129世・琴江令薫(きんこうれいこん)の菩提を弔う為に創建しました。
同聚院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【霊雲院(れいうんいん) 概要】
霊雲院は東福寺の山内(北東)にある塔頭です。霊雲院には江戸時代中期に作庭され、その後荒廃し、1970年(昭和45年)に重森三玲が復元した九山八海の庭があります。霊雲院は1390年(明徳元年)に東福寺80世・岐陽方秀(ぎょうようほうしゅう)が創建したと言われています。当初、不二庵(坊)と言われていたが、1473年(文明5年)に寺号が霊雲院に改められました。その後幕末に西郷隆盛が尊皇攘夷派の成就院住職・月照と密議したと言われています。
霊雲院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【泉涌寺(せんにゅうじ) 概要】
泉涌寺は東北東の北側に位置しています。泉涌寺は皇室の菩提寺として、御寺(みてら)と言われています。泉涌寺は天長年間に真言宗の開祖である弘法大師・空海が草庵を結んで、法輪寺と名付けたのが起源とも、855年(斉衡2年)に左大臣・藤原緒嗣が神修上人に山荘を与えて寺院に改め、仙遊寺と称したのが起源とも言われています。1218年(建保6年)に月輪大師・俊じょうが鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の家臣・宇都宮信房から寄進され、1226年(嘉禄2年)に宋(中国)法式を取り入れた大伽藍を建立し、泉涌寺に寺号を改めました。
泉涌寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・泉涌寺見どころ(仏殿・開山堂など)
【東福寺観光マップ・地図 備考】
マップ・地図ではグーグルマップを使用して、スポットを紹介しています。