布袋山(ちまき販売日程・ご利益・・・)祇園祭休み山
布袋山
布袋山(場所・アクセス・・・)情報を紹介しています。布袋山は2023年(令和5年)現在、唯一の休み山(休山・焼山)です。数年前までは布袋山と鷹山が休み山だったが、鷹山は唐櫃巡行を経て、2022年(令和4年)に祇園祭山鉾巡行(後祭)に復帰しました。
【祇園祭ちまき販売(前祭) 販売日・時間(要確認)】
祇園祭ちまき販売(前祭)は例年7月14日~16日です。一部の山鉾町では7月13日から始まります。ネットでちまき販売が行われることもあります。
祇園祭ちまき販売(前祭)
●祇園祭の主要行事の日程を確認できます。(下記リンク参照)
祇園祭2025日程一覧(宵山屋台・山鉾巡行・・・)
【布袋山の場所位置 マップ・アクセス】
場所・・・京都府京都市中京区蛸薬師通室町西入姥柳町
最寄り駅・バス停・・・四条駅
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは地下鉄烏丸線
地下鉄・アクセスダイヤ
祇園祭山鉾マップ(前祭)by グーグルマップ・祇園祭山鉾マップ(後祭)by グーグルマップ
【布袋山 歴史・簡単概要】
布袋山(ほていやま)は祇園祭前祭の舁山(かきやま)でした。布袋山は戦国時代(室町時代後期)の1500年(明応9年)に祇園祭が33年振りに再興された際に山鉾巡行に参加した記録が残され、それ以前に創建されていたと言われています。江戸時代中期の宝暦年間(1751~1764年)から山鉾巡行に参加していないと言われ、その後1788年(天明8年)に天明の大火によって御神体の布袋尊と二童子のミニチュアを残して焼失しました。布袋山はどのような舁山だったかは明確ではないが、「祇園祭礼巡行図巻」によると布袋の被り物を被って山鉾巡行に参加している様子が描かれていました。2005年(平成17年)に幕末(江戸時代末期)の安政年間(1854年~1859年)に作られた護符の版木が見つかり、2006年(平成18年)に懸装品と言われる織物が見つかり、レプリカが作られました。護符はかつて厄除けちまきと一緒に配られていたとも言われているそうです。布袋山は現在、宵山(前祭)期間中に御神体やレプリカを展示し、厄除けちまき・護符・お守りなどを授与したり、ご朱印を押したりしています。(要確認)なお2014年(平成26年)から山の基本的な木組みが作られているそうです。
布袋は実名を契此(かいし・釈契此(しゃくかいし))と言う中国の明州奉化県(浙江省)出身の禅僧です。布袋の名前は常に袋(頭陀袋(ずだぶくろ))を背負っていたことに由来しています。布袋はお腹が大きく膨れた体で、居所を定めず、杖(つえ)をついて市中で喜捨(きしゃ)を求め、食物など貰った物を日常生活の道具を入れていた袋の中に入れていたと言われています。また布袋は吉凶や天候などを占ったとも言われています。日本には鎌倉時代に禅画の題材として受容されるようになりました。また室町時代に奇僧として知られるようになり、その後布袋は毘沙門天(びしゃもんてん)・恵比寿(えびす)・大黒天(だいこくてん)・弁財天(べんざいてん)・寿老人(じゅろうじん)・福禄寿(ふくろくじゅ)とともに七福神(しちふくじん)に数えられるようになりました。ちなみに布袋は弥勒菩薩(みろくぼさつ)の垂迹(すいじゃく)とも言われています。布袋はふくよかな体型から広い度量・円満な人格・富貴繁栄を象徴し、伝説的な僧とも言われています。なお布袋は後梁(中国)の916年(貞明2年)に亡くなったと言われています。
ご利益・・・厄除開運・安産・寿福増長・子孫繁昌
*参考・・・布袋山
【布袋山 備考(要確認)】
●ちまき販売などの日程時間は必ず確認して下さい。
祇園祭2025日程(ちまき販売・宵山屋台・・・)
●祇園祭山鉾の名称・読み方・由緒・ちまき(粽)などの情報を確認できます。
祇園祭山鉾一覧