上賀茂神社賀茂競馬2024/5/5(葵祭前儀)

賀茂競馬(Kamo-Kurabeuma)

上賀茂神社賀茂競馬

上賀茂神社賀茂競馬(日程・時間・・・)を紹介しています。賀茂競馬は例年5月5日に行われています。賀茂競馬では12頭の馬が2頭ずつ左方の赤・右方の黒に分かれ、1馬身ほどの差をつけてスタートし、差が広がれば前の馬の勝ち、縮まれば後ろの馬の勝ちになります。左方が勝つと豊作になるとも言われています。(詳細下記参照)

★葵祭2024の最新情報

【上賀茂神社賀茂競馬2024 日程時間(要確認)】

上賀茂神社賀茂競馬2024は2024年(令和6年)5月5日(日曜日)10:00から行われます。なお13:00から競馬会の儀、14:00頃から競馬(競駈)が行われます。(現在確認中・要注意)
*参考・・・上賀茂神社ホームページ
★葵祭の行事日程を確認できます。(下記リンク参照)
葵祭2024日程(時代行列・流鏑馬神事・・・)

【上賀茂神社賀茂競馬 アクセス・マップ】

場所・・・京都府京都市北区上賀茂岡本町
最寄り駅・バス停・・・上賀茂神社前(徒歩約15分)

アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは4系統(A2乗り場)
*四条河原町からは4系統、46系統
*四条烏丸からは46系統
*河原町丸太町からは4系統
路線・時刻表・運賃チェック

*地下鉄烏丸線の場合、最寄り駅は北山駅(徒歩約15分)

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【上賀茂神社賀茂競馬 簡単概要】

上賀茂神社賀茂競馬(かもくらべうま)は例年5月15日に行われる葵祭(あおいまつり)の前儀として、例年5月5日に行われています。賀茂競馬は平安時代後期の1093年(寛治7年)に第73代・堀河天皇(ほりかわてんのう)が天下太平(てんかたいへい)と五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈願する武徳殿(ぶとくでん)の宮中行事を上賀茂神社に移したものです。なお賀茂競馬に先立って、例年5月1日に賀茂競馬足汰式(かもくらべうまあしそろえしき)が行われています。
上賀茂神社賀茂競馬足汰式
賀茂競馬では先ず午前に菖蒲根合わせの儀(しょうぶのねあわせのぎ)などを行われ、午後に騎手(乗尻(のりじり))が安全と必勝を祈願する乗尻奉幣の儀(のじりほうへいのぎ)などが行われます。ちなみに邪気祓いの為に野尻・神職は腰、馬は頭に菖蒲を纏っています。その後賀茂競馬では一ノ鳥居から二ノ鳥居までの馬場で、12頭の馬が2頭ずつ左方(さかた)の赤と右方(うかた)の黒に分かれて6番の競馬が行われます。(番数が異なる場合があります。)賀茂競馬では1馬身ほどの差をつけてスタートし、その差が広がれば前の馬の勝ち、縮まれば後ろの馬の勝ちになります。勝った騎手は禄絹を鞭(むち)で受け取り、頭上で2回まわして返し、馬には菖蒲が付けられます。ちなみに最初の競馬では左方・赤の馬に第一の荘園・美作国倭文庄(みまさかのくにしどりのしょう)、右方・黒の馬に第二の荘園・加賀国金津庄(かがのくにかねづのしょう)が走り、左方・赤が勝つことが事前に決まっており、儀式のひとつになっています。かつて左方・赤は上賀茂神社に祈願し、右方・黒は石清水八幡宮(いわしみずはちまん)に祈願し、左方が勝たことに由来しているそうです。ちなみに賀茂競馬で左方が勝つと豊作になるとも言われています。

  • 賀茂競馬は平安時代後期に会場が宮中の武徳殿から上賀茂神社に移されたが、当初騎手(乗尻)は宮中の殿上人・左右近衛府の武官が奉仕しました。その後鎌倉時代に騎手(乗尻)が上賀茂神社の氏人に託されたが、乗り方・作法などが継承され、勝利した騎手(乗尻)は舞楽の「蘭陵王(らんりょうおう」・「納蘇利(なそり)」を奉納していました。現在の賀茂競馬では勝利した騎手(乗尻)が舞楽を舞うことがないが、騎手(乗尻)は左方(赤)が「朱色の打毬楽(だきゅうらく)」・右方(黒)が「茶褐色の狛桙(こまほく)」という舞楽装束を纏っています。
  • 上賀茂神社は競馬発祥の地とも言われているそうです。賀茂競馬は吉田兼好(よしだけんこう)が記し、日本の三大随筆に数えられる「徒然草(つれづれぐさ)」に記され、室町幕府3代将軍・足利義満(あしかがよしみつ)や織田信長(おだのぶなが)などが自ら馬を出して観覧したと言われています。なお賀茂競馬は京都市登録無形民族文化財になっています。

葵祭見どころ

【葵祭 歴史・簡単概要】

葵祭は第29代・欽明天皇の時代(539年~571年)に全国が風水害に見舞われて飢餓・疫病が流行し、卜部伊吉若日子に占わせられたところ賀茂大神の祟りであるとした為、4月吉日を選んで、馬に鈴を懸け、人は猪頭を被り、駆競して、盛大に祭りを行ったことが起源とも言われています。なお葵祭は正式名称を賀茂祭と言うが、賀茂祭は祭儀に関わる人や牛車に至るまで二葉葵を桂の小枝に挿し飾ることから江戸時代以降に葵祭と言われるようになりました。
葵祭歴史年表

【上賀茂神社 歴史・簡単概要】

上賀茂神社・賀茂別雷神社は社伝によると神代の昔に賀茂別雷命が現社殿の北北西にある秀峰・神山(こうやま)に降臨したのが起源とも言われています。その後677年(天武天皇6年)に賀茂神宮が造営されたとも言われています。794年(延暦13年)の第50代・桓武天皇による平安京遷都以降は皇城鎮護の神・山城国一之宮として、桓武天皇を初めとする歴代天皇が行幸・奉幣祈願されたと言われています。807年(大同2年)に最高位である神階・正一位を賜って、葵祭(賀茂祭)が勅祭になり、810年(大同5年)には賀茂斎院が置かれ、第52代・嵯峨天皇の皇女・有智子内親王が初代斎王として仕え、以降歴代斎王が葵祭に奉仕しました。上賀茂神社は明治時代から戦後まで伊勢神宮に次ぐ、官幣大社の筆頭とされました。
*参考・・・上賀茂神社(拝観料・アクセス・歴史概要・見どころ・・・)ホームページ

【上賀茂神社賀茂競馬 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
葵祭2024日程(路頭の儀・前儀・後儀・・・)

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