京都洛中の桜名所・穴場(平野神社・二条城・京都御苑)
京都洛中の桜名所・穴場
京都洛中の桜名所・穴場を紹介しています。洛中には古くから夜桜で有名な平野神社・閑臥庵・市民の憩いの場である京都御苑・世界遺産の二条城・渉成園・市役所前広場・祇園白川・梅小路公園などの桜名所・穴場があります。なお京都では例年3月下旬頃から4月上旬頃に桜の見ごろを迎えることが多いが、その年の気候や桜の名所の地理的条件などによって多少前後することがあります。最近は地球温暖化の影響により、少し見頃が早まることが多いようです。
【京都 桜開花・満開予測】
●2025年1月9日、ウェザーニュースは京都で3月26日にソメイヨシノが開花すると予想しました。(順次情報更新中)
【京都洛中の桜名所・穴場 基礎知識】
桜は2月1日以降、毎日の最高気温の合計が600度を超えると開花し、地域によって差があるが、開花から1週間から5日ほどで満開(桜の見ごろ)になるとも言われています。なお桜と言うと花見を連想するが、奈良時代に花見と言えば、中国から伝わった梅だったそうです。しかし平安時代になると梅から桜に少しずつ変わって行ったそうです。それは貴族などが詠んだ和歌などにも現れ、「万葉集(奈良時代末期頃成立)」では梅を詠んだ歌が119首、桜を詠んだ歌が42種だったが、「古今和歌集(平安時代前期成立)」では梅を詠んだ歌が18首、桜を詠んだ歌が70種とその数が逆転します。(誤差あり)
【京都洛中の桜名所・穴場 マップ・地図】
【平野神社(ひらのじんじゃ)】
平野神社は勅撰史書「続日本紀」に記され、782年(延暦元年)には平城宮の宮中に祀られていました。その後794年(延暦13年)の第50代・桓武天皇による平安京遷都とともに平城京の田村後宮に祀られていた三神(今木神・久度神・古開神)が移されたのが起源と言われています。981年(天元4年)に第64代・円融天皇が行幸し、その後皇太子守護の神社として、平野祭では皇太子が自ら奉幣を行いました。
平野神社桜見ごろ・平野神社桜ライトアップ
【閑臥庵(かんがあん)】
閑臥庵は江戸時代前期に後水尾法皇(第108代・後水尾天皇)の実弟・梶井常修院の宮の院邸があった場所です。後水尾法皇が篤く信仰して院邸を献上し、閑臥庵は1671年(寛文11年)に王城鎮護の為に貴船・奥の院から鎮宅霊符神を勧請し、中国からの渡来僧で、萬福寺6代住持・千呆を招聘して創建されました。
閑臥庵桜見ごろ
【京都御苑(きょうとぎょえん)】
京都御苑は京都市上京区にある南北約1,300メートル・東西約700メートル・面積約92ヘクタールの国民公園です。京都御苑は天正年間(1573年~1592年)に関白・豊臣秀吉が公家を御所周辺に移住させ、江戸時代に宮家・公家の邸宅が立ち並んでいました。明治に首都が東京に移ると荒廃しました。1877年(明治10年)に岩倉具視が旧慣保存の為に御所の保存を建議し、京都府が火災延焼を防ぐ為に空き家を撤去して整備しました。
京都御苑桜見ごろ
【二条城(にじょうじょう)】
二条城はかつて禁苑(宮中の庭)だった神泉苑の一部でした。その後1601年(慶長6年)に江戸幕府初代将軍・徳川家康が京都御所の守護・将軍の宿泊所として築城を開始し、西国大名に費用・労務を割り当てました。1603年(慶長8年)に本丸御殿(二の丸御殿)が完成し、伏見城での将軍宣下の後に家康が入城し、重臣・公家衆を招いて将軍就任の祝賀の儀を行いました。
二条城桜見ごろ・二条城桜ライトアップ
【渉成園(しょうせいえん)】
渉成園(枳殻邸)は平安時代前期に第52代・嵯峨天皇の皇子で、「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルと言われている左大臣・源融が奥州・塩竃の風景を模した別荘・六条河原院があった場所です。1641年(寛永18年)に江戸幕府3代将軍・徳川家光が東本願寺に寄進し、1653年(承応2年)に東本願寺13代宣如の願いにより、石川丈山が書院式回遊庭園に作庭しました。
渉成園桜見ごろ
【京都市役所(きょうとしやくしょ)】
京都市役所は本庁舎(東館・西館)・西庁舎・北庁舎(中央棟・西棟・東棟)から構成されています。本庁舎(東館・西館)は武田五一・中野進一が設計し、東館は1927年(昭和2年)、西館は1931年(昭和6年)に竣工しました。西庁舎は1931年(昭和16年)に竣工し、4階の増築部分は1966年(昭和41年)に竣工しました。北庁舎では西棟は1931年(昭和6年)、中央棟は1964年(昭和39年)、東棟は1974年(昭和49年)に竣工しました。
京都市役所桜見ごろ
【祇園白川(ぎおんしらかわ)】
祇園白川は南北に走る大和大路通の四条(四条通)以北である縄手通の東側、東西に走る新橋通と白川に面する辺りを言います。祇園白川の祇園は八坂神社(祇園社)の門前の茶屋町を古くから祇園町と言うようになったことに由来します。白川は茶屋町を流れる淀川水系鴨川支流の一級河川である白川に由来しています。
祇園白川桜見ごろ
【梅小路公園(うめこうじこうえん)】
梅小路公園は京都市下京区にある市営の都市公園です。梅小路公園は元々、JR貨物の梅小路駅跡地だったが、1995年(平成7年)4月29日に平安遷都1,200年を記念して整備されて開園しました。梅小路公園は面積約13.7ヘクタールで、芝生広場・水と親しめる河原遊び場・手作り市が行われる七条入口広場・平安建都1,200年を記念して作庭された朱雀の庭・いのちの森・緑の館・中央広場・市電ひろばなどがあります。
梅小路公園桜見ごろ
【京都洛中の桜名所・穴場 備考】
京都桜見ごろ2025(清水寺・哲学の道・原谷苑・・・)