京都節分ランキング(吉田神社・八坂神社・・・)

節分会

京都節分ランキングを紹介しています。ランキングは1位が吉田神社、2位が八坂神社、3位が壬生寺、4位が北野天満宮、5位が廬山寺、6位が天龍寺、7位が須賀神社、8位が聖護院、9位が松尾大社、10位が上賀茂神社です。ランキングでは屋台露店が立ち並んだり、舞妓などが豆まきをする寺社に人気があります。なお節分は2月3日なることが多いが、日程が移動することもあります。

【京都・節分の基礎知識】

節分(せつぶん・せちぶん)は元々は季節が変わる節目で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を差していたが、江戸時代以降は立春の前日だけを指す場合が多くなりました。節分には邪気悪霊(鬼)が外から入ってくるのを防ぐ為、「鬼は外・福は内」と言いながら福豆を撒き、年の数だけ福豆を食べて厄除けをします。豆撒きは平安時代中期の第59代・宇多天皇(867年~931年)の時代に鞍馬山の鬼が都を荒らしたことから毘沙門天のお告げにより、鬼の穴を祈祷で封じ、鬼の目を炒り豆で打ちつぶしたということに由来しているそうです。なお豆などの穀物には魔除けの呪力や生命力を持つという穀霊が宿っているとも言われています。ちなみに豆は鬼の目を表す「魔目(まめ)」から鬼を滅する「魔滅」を意味するようになったそうです。

【1位 吉田神社(京都市左京区)】節分と前日に屋台露店

吉田神社節分祭では約800店の屋台露店が立ち並びます。追儺式(鬼やらい神事)が行われたり、梔子色(くちなし色)の御神札が授与されたりします。鬼も出没します。ちなみに吉田神社は節分四方参りのひとつになっています。(諸説あり)なお吉田神社は859年(貞観元年)に公卿・藤原山蔭が藤原氏の氏神として、奈良・春日大社四座の神を勧請したのが起源です。
吉田神社節分祭

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【2位 八坂神社(京都市東山区)】節分と前日に舞妓豆撒き

八坂神社節分祭では祇園甲部・祇園東・先斗町・宮川町の舞妓が豆撒きなどを行います。景品抽選券付福豆・1年の災難を祓う串札(くしふだ)が授与されます。ちなみに八坂神社は節分四方参りのひとつになっています。(諸説あり)なお八坂神社は656年(斉明天皇2年)に高麗(高句麗)から来日した調進副使・伊利之使主が新羅・牛頭山に座した素戔嗚尊=牛頭天王を山城八坂郷に奉斎したのが起源とも言われています。
八坂神社節分祭

【3位 壬生寺(京都市中京区)】節分と前日に壬生狂言

壬生寺節分会では壬生狂言が演じられたり、屋台露店が立ち並びます。稚児行列・山伏による大護摩祈祷などが行われたり、厄除け・開運のご利益があるとも言われている炮烙(ほうらく)を奉納したりすることができます。また節分四方参りのひとつでもあります。なお壬生寺は991年(正暦2年)に滋賀・園城寺(三井寺)の僧・快賢僧都が母の為に創建したと言われています。
壬生寺節分厄除大法会

【4位 北野天満宮(京都市上京区)】節分に舞妓豆まき

北野天満宮節分祭追儺式では茂山千五郎社中による北野追儺狂言や上七軒の舞妓・芸妓による日本舞踊が奉納されます。豆まきも行われます。ちなみに北野天満宮は節分四方参りのひとつになっています。(諸説あり)なお北野天満宮は947年(天暦元年)に西ノ京に住んでいた多治比文子・近江比良宮の神主である神良種・北野朝日寺の僧である最珍らが神殿を造営し、祭神・菅原道真を祀ったのが起源です。
北野天満宮節分祭追儺式

【5位 廬山寺(京都市上京区)】節分に鬼法楽

廬山寺節分会では鬼法楽(鬼おどり・鬼踊り)・豆撒き・鬼のお加持・古札焼き式などが行われます。宮中で使用したと言われる降魔面も特別開帳されます。なお廬山寺は天慶年間(938年~947年)に比叡山延暦寺の中興の祖で、厄除け大師とも言われる比叡山天台18世座主である元三大師・良源が船岡山の南に創建したのが起源と言われています。
廬山寺節分会

【6位 天龍寺(京都市右京区)】節分に七福神めぐり

天龍寺節分会では大福豆撒きが行われます。裏千家淡交会による節分大茶会などが行われこともあります。天龍寺七福神めぐりも行われています。七福神めぐりでは福笹(有料)を受け取り、天龍寺の塔頭(三秀院・弘源寺・慈済院・松厳寺・永明院・寿寧院・妙智院)を巡り、お札を受け取って、1年の幸福を祈願します。なお天龍寺は1339年(延元4年・暦応2年)に室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇を弔う為、夢窓国師・夢窓疎石を開山として創建しました。
天龍寺節分会天龍寺七福神めぐり

【7位 須賀神社(京都市左京区)】節分と前日に懸想文売り

須賀神社節分祭では烏帽子・水干に白い布で顔を隠した懸想文売りが梅の枝に文を付けた懸想文(恋文)を売り歩きます。追儺招福豆まきも行われます。なお須賀神社は1142年(康治元年)に美福門院・藤原得子が創建した歓喜光院の鎮守として造営されました。
須賀神社節分祭

【8位 聖護院(京都市左京区)】節分に追儺式・大護摩供

聖護院節分会では追儺式・山伏福豆まき・厄除開運採燈大護摩供などが行われます。鬼も出没します。なお聖護院は1090年(寛治4年)に白河上皇が熊野三山を参詣する熊野御幸の際、先達を務めた増誉大僧正が常光寺を賜り、聖体護持の二字から聖護院としたのが起源です。
聖護院節分会

【9位 松尾大社(京都市西京区)】節分に石見神楽

松尾大社節分祭では鳴弦破魔弓神事・四方奉射神事・福男や福女による福豆まきが行われます。また石見神楽も奉納されます。なお松尾大社は太古の昔、松尾山の山霊を頂上に近い大杉谷の上部の磐座に生活の守護神として祭神・大山咋神を祀ったのが起源とも言われています。
松尾大社節分祭

【10位 上賀茂神社(京都市北区)】節分に上賀茂手づくり市

上賀茂神社節分祭では古神札などを焚き上げる古神札焼上祭が行われ、豆撒きが行われたり、福豆が社頭で授与されたりします。また境内では上賀茂・節分手づくり市も行われます。なお上賀茂神社は社伝によると神代の昔に賀茂別雷命(かもわけいかづちのかみ)が現社殿の北北西にある秀峰・神山に降臨したのが起源とも言われています。
上賀茂神社節分祭

【番外 伏見稲荷大社(京都市伏見区)】

伏見稲荷大社節分祭では神職・福男・福女・福娘などによって豆まきが行われます。艶やかな着物を着た福娘には池坊京都支部の女性が参加するそうです。ちなみに伏見稲荷大社は節分四方参りのひとつになっています。(諸説あり)なお伏見稲荷大社は社伝によると711年(和銅4年)2月初午の日に伊侶巨秦公が勅命を受け、伊奈利山(稲荷山)の三つの峯の平らな場所に稲荷大神を祀ったことが起源と言われています。
伏見稲荷大社節分祭

【京都節分ランキング 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
京都節分・豆まき2024

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