京都十日戎・十日えびす2025・恵美須神社(京都ゑびす神社)
京都十日戎・十日えびす
京都十日戎・十日えびす(日程時間・・・)を紹介しています。十日戎・十日えびすは例年1月10日を中心に行われています。ただ名称や期間などは神社によって異なります。恵美須神社(京都ゑびす神社)は西宮神社・今宮戎神社とともに日本三大えびすに数えられ、十日ゑびす大祭が行われる5日間は大変賑わいます。
【十日戎・十日えびす 日程時間(要確認)】
●恵美須神社(京都ゑびす神社)・十日ゑびす大祭・・・例年1月8日~12日
●北向蛭子社(八坂神社)・祇園のえべっさん・・・例年1月9日・10日
●出世恵美須神社(粟田神社)・出世えびす祭・・・例年1月9日~11日
●熊野新宮神社・あやべ初えびす大祭・・・例年1月9日・10日
●智恩寺・十日恵比寿・・・例年1月10日
【京都十日戎・十日えびす 基礎知識】
十日戎・十日えびすは関西を中心として行われている行事です。十日戎・十日えびすでは商売繁昌・家運隆昌などのご利益があるとも言われている福笹や縁起物が授与されます。ちなみに笹は節目正しく、真っ直ぐに伸び、葉が小判形で落ちずに常に青々としていることなどから家運隆昌・商売繁盛の縁起物となったそうです。
えびす様(夷・戎・胡・蛭子・蝦夷・恵比須・恵比寿・恵美須)は七福神の中で唯一日本由来の神様です。えびす様は父・伊奘諾尊(いざなぎのみこと)と母・伊奘冉尊(いざなみのみこと)の最初の子・蛭子命(ひるこのみこと)とも、大黒様である大国主命(おおくにぬしのみこと)の子・事代主神(ことしろぬしかみ)ともされています。えびす様は商売繁盛の福神(福の神)とされています。またえびす様は古来から海神ともされています。
【恵美須神社・十日ゑびす大祭】
恵美須神社(京都ゑびす神社)では商売繁昌・家運隆昌を祈願した吉兆笹(福笹)が授与されます。また十日ゑびす大祭では縁起物の大宝・福俵・福箕・福熊手・福鯛・宝船・宝来なども授与されます。ちなみに吉兆笹は花街である祇園甲部・宮川町の舞妓さんや東映映画村の女優が授与する場合があります。なお十日ゑびす大祭ではたイベントも行われたりします。(要確認)
恵美須神社(ゑびすじんじゃ・えびすじんじゃ)・京都ゑびす神社は1202年(建仁2年)に臨済宗の宗祖・明庵栄西禅師が創建した建仁寺の鎮守として創建されたと言われています。なお恵美須神社は兵庫・西宮神社と大阪・今宮戎神社とともに日本三大えびすと言われています。
恵美須神社・十日ゑびす大祭
【北向蛭子社(八坂神社)・祇園のえべっさん】
北向蛭子社(八坂神社)祇園のえべっさんでは大判・小判・鯛・俵などの縁起物を飾り、商売繁昌・家内安全のご利益がある福笹が授与されます。祇園のえべっさんでは宵蛭子に蛭子船巡行が行われ、七福神を乗せたえびす船・福娘・祇園太鼓などが八坂神社から四条烏丸間を往復します。なお祇園のえべっさんでは北向蛭子社(商売繁昌・開運招福)・本社(厄除け・災難除け)・大国主社(良縁成就・家内安全)の3ヶ所を回る三社詣も行われます。三社で朱印を頂き、家に持ち帰ると福を授かるとも言われています。
八坂神社の末社・北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)は平安時代に八坂神社の境内に祀られるようになったそうです。北向蛭子社は北向きに社が造営されていることに由来しています。なお日本三大えびすに数えられている大阪・今宮戎神社は八坂神社の氏子が今宮に移り住んで、えびす様を祀ったのが起源とされているそうです。
北向蛭子社(八坂神社)・祇園のえべっさん
【出世恵美須神社(粟田神社)・出世えびす祭】
出世恵美須神社(粟田神社)出世えびす祭(しゅっせえびすまつり)では商売繁昌・家内安全のご利益がある七福笹などの縁起物が授与されます。出世えびす祭ではご神像・恵美須神像がご開帳されます。なお恵美須神像は天台宗の宗祖である伝教大師・最澄作とも言われ、日本最古の寄木造りの恵美須神像とも言われています。恵美須神像は釣り上げた鯛を前に持ち、大きな口を開けた笑顔で、縁起のいい福の神(福神)の姿をしています。
粟田神社の摂社・出世恵美須神社(しゅっせえびすじんじゃ)は源義経(牛若丸)が幼少時代に奥州に向かう際、源氏の再興を祈願したとされ、出世の恵美須または門出の恵美須と言われているそうです。
出世恵美須神社(粟田神社)・出世えびす祭
【熊野新宮神社・あやべ初えびす大祭】
あやべ初えびす大祭では吉兆笹・熊手などの縁起物が授与されます。またあやべ初えびす大祭では縁起大福引も行われます。あやべ初えびす大祭では宝船(えびす丸)の巡行が行われます。宝船の巡行は太鼓が響く中、七福神が乗り込んだ宝船が綾部の市街地を巡行します。
熊野新宮神社(くまのしんぐうじんじゃ)は治承年間(1177年~1179年)に平清盛の嫡男・平重盛が和歌山の熊野速玉大社から分霊を勧請して本宮山東麓に祀ったのが起源と言われています。その後128年(景行天皇58年)に現在の場所に真新しい宮が造営され、「新宮」と号したのが起源とも言われています。1672年(寛文12年)に現在の場所に移ったと言われています。
熊野新宮神社・あやべ初えびす大祭
【智恩寺・十日恵比寿】
十日恵比寿では福札を細かく折って棒状にした福徳長寿の福棒が授与され、授与者は空くじなしの吉祥宝くじにチャレンジできます。また十日恵比寿では新年の縁起物で、商売繁盛を願う熊手や福笹なども授与されます。なお十日恵比寿では文殊堂に祀られている文殊菩薩像(重要文化財)がご開帳されます。
智恩寺(ちおんじ)は寺伝によると808年(大同3年)に第51代・平城天皇の勅願寺として創建されたとも言われています。延喜年間(901年~923年)に第60代・醍醐天皇から勅額を賜ったとも言われています。南北朝時代以降に真言宗から禅宗に改められたとも言われています。智恩寺は室町時代の水墨画家で、禅僧・雪舟が描いた天橋立図(国宝)に描かれました。
智恩寺・十日恵比寿
【京都十日戎・十日えびす 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
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