葵祭と「源氏物語」

葵祭

葵祭と「源氏物語」

葵祭(上賀茂神社・下鴨神社)は祇園祭(八坂神社)とともに千年以上の歴史があり、平安時代中期に紫式部(むらさきしきぶ)が記した「源氏物語」の中にも描かれています。なお葵祭は祇園祭・時代祭(平安神宮)とともに京都三大祭りにも数えられています。

【葵祭2020日程(要確認)】
葵祭2020・路頭の儀は2020年(令和2年)5月15日(金曜日)に行われます。ただ悪天候の場合、翌16日(土曜日)に順延されます。
葵祭2020日程(行事・・・)葵祭2020(ルート・斎王代・・・)葵祭2020(ルート・日程・・・)

【葵祭 歴史・簡単概要】
葵祭(あおいまつり)は古墳時代後期の欽明天皇(540年~571年)の時代に京都をはじめ全国が風水害に見舞われて飢餓・疫病が流行し、賀茂大神(上賀茂神社・下鴨神社)の崇敬者・卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)に占わせられたところ賀茂大神の祟りであると奏した為、4月吉日を選んで、馬に鈴を懸け、人は猪頭(いのがしら)を被り、駆競(くち・かけくらべ)して盛大に祭りを行ったことが起源です。その後819年(弘仁10年)に律令制度の中で最も重要な恒例祭祀(中紀)に準じて行われる国家的行事になり、平安時代中期に祭りと言えば、葵祭のことをさすほど隆盛を極めました。

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【葵祭と「源氏物語」】
葵祭は「源氏物語」の葵の巻に描かれています。その中で有名なのが「車争い」です。「車争い」は葵祭の関連行事のひとつである賀茂川(鴨川)での斎院御禊(さいいんぎょけい)の際に起こりました。見物の訪れた光源氏の正室・葵の上と光源氏の恋人の一人・六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)が牛車で鉢合わせし、場所争いから六条御息所の牛車が無理やり立ち退かされるという恥辱的な仕打ちを受け、六条御息所が生霊となって妊娠中の葵の上を悩ませるきっかけになったと描かれています。なお「車争い」は葵祭での出来事と勘違いされているものもあるが、「車争い」は斎院御禊での出来事です。ちなみに現在の葵祭では斎院(斎王)の代理である斎王代が葵祭に先立って、いずれも鴨川の源流のひとつである上賀茂神社のならの小川または下鴨神社の御手洗池(御手洗川)で斎王代禊の儀(さいおうだいみそぎのぎ)を行っています。
斎院とは葵祭に奉仕した斎王のことです。斎王は予め御禊を行った上で上賀茂神社・下鴨神社を訪れて祭祀を行いました。ちなみに斎王は宮中初斎院での2年間潔斎(けっさい)した後、不浄・仏事を避けて清浄な生活を送りながら葵祭に奉仕し、多くが生涯独身で過ごしたそうです。

【源氏物語 歴史・簡単概要】
「源氏物語」は平安時代中期に第66代・一条天皇の中宮・藤原彰子に仕えていた女性歌人・紫式部が記した長編物語です。「源氏物語」は第一部が光源氏の誕生から栄華を極めるまでの三十三帖(桐壺~藤裏葉)、第二部が光源氏が苦悩の内に生涯を終えようとするまでの八帖(若菜~雲隠)、第三部が光源氏の子の薫の半生を悲恋とともに描いた十三帖(匂宮~夢浮橋)に分けられます。
●第一部は桐壺(きりつぼ)・帚木(ははきぎ)・(うつせみ)・夕顔(ゆうがお)・若紫(わかむらさき)・末摘花(すえつむはな)・紅葉賀(もみじのが)・花宴(はなのえん)・葵(あおい)・賢木(さかき)・花散里(はなちるさと)・須磨(すま)・明石(あかし)・澪標(みおつくし)・蓬生(よもぎう)・関屋(せきや)・絵合(えあわせ)・松風(まつかぜ)・薄雲(うすぐも)・朝顔(あさがお)・乙女(おとめ)・玉鬘(たまかずら)・初音(はつね)・胡蝶(こちょう)・蛍(ほたる)・常夏(とこなつ)・篝火(かがりび)・野分(のわき)・行幸(みゆき)・藤袴(ふじばかま)・真木柱(まきばしら)・梅枝(うめがえ)・藤裏葉(ふじのうらば)から構成されています。
●第二部が若菜上(わかなのじょう)・若菜下(わかなのげ)・柏木(かしわぎ)・横笛(よこぶえ)・鈴虫(すずむし)・夕霧(ゆうぎり)・御法(みのり)・幻(まぼろし)・雲隠(くもがくれ)から構成されています。
●第三部匂宮(におうのみや)・紅梅(こうばい)・竹河(たけかわ)・橋姫(はしひめ)・椎本(しいがもと)・総角(あげまき)・早蕨(さわらび)・宿木(やどりぎ)・東屋(あずまや)・浮舟(うきふね)・蜻蛉(かげろう)・手習(てならい)・夢浮橋(ゆめのうきはし)から構成されています。

【上賀茂神社 歴史・簡単概要】
上賀茂神社(かみがもじんじゃ)・賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)は社伝によると神代の昔に賀茂別雷命(かもわけいかづちのかみ)が現社殿の北北西にある秀峰・神山(こうやま)に降臨したのが起源とも言われています。
上賀茂神社(アクセス・見どころ・・・)

【下鴨神社 歴史・簡単概要】
下鴨神社(しもがもじんじゃ)・賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は社伝によると神武天皇の御代に比叡山西麓の御蔭山(みかげやま)に賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が降臨したのが起源と言われています。
下鴨神社(アクセス・見どころ・・・)

【葵祭 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
葵祭祭儀葵祭見どころ

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