祇園祭ゆかりのお菓子

祇園祭ゆかりのお菓子

祇園祭ゆかりのお菓子(稚児餅・行者餅・祇園ちご餅)を紹介しています。行者餅(ぎょうじゃもち)は1年の内の7月16日(祇園祭宵山)しか購入することができません。(要確認)稚児餅(ちごもち)は八坂神社に奉納され、祇園祭で神のお使いとされる長刀鉾稚児・神の化身とされる久世駒形稚児に献上されます。

【祇園祭 日程】
祇園祭は7月1日の吉符入(きっぷいり) から7月31日の疫神社(えきじんじゃ)の夏越祭(なごしさい)までの7月1ヶ月に渡って行われます。
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【祇園祭 歴史・簡単概要】
祇園祭(ぎおんまつり)は平安時代前期の869年(貞観11年)に京都をはじめ全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が禁苑(宮中の庭)である神泉苑に国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを祓い、薬師如来の化身とされる牛頭天王(素戔嗚尊)を祀り、更に牛頭天王(素戔嗚尊)を主祭神とする八坂神社(祇園社)から3基の神輿を送り、病魔退散を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源と言われています。その後970年(天禄元年)から毎年旧暦6月14日に行われるようになりました。
祇園祭歴史

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【祇園祭 稚児餅】
稚児餅(ちごもち)は八坂神社参道脇(南楼門)にある中村楼(なかむらろう)が造っています。稚児餅は細長い米の餅に先端を2本に割った竹串に刺し、表面に荒味噌(あらみそ・白味噌(しろみそ))を塗って両面を香ばしく焼かれています。稚児餅は祇園祭の長刀鉾稚児社参(なぎなたほこしゃさん)・久世駒形稚児社参(くぜこまがたちごしゃさん)が行われる7月13日に心身を清める潔斎(けっさい)をした中村楼当主が調製し、朱塗の神膳に竹皮で包んで笹の葉を添えた稚児餅を盛り、八坂神社に奉納されます。また社参後に神のお使いとされる長刀鉾稚児・神の化身とされる久世駒形稚児に献上されます。稚児餅は食べると夏やせしなくなったり、疫病を除けられたりするとも言われています。稚児餅は祇園祭期間中の7月14日から7月31日まで中村楼で抹茶とともに味わったり、購入したりすることができます。(要確認)
中村楼は室町時代後期に創業し、480年の歴史があるとも言われています。また1550年(天文19年)頃に創業したとも言われています。八坂神社ではかつて南側に伸びる表参道に二軒の茶屋が向かい合ってあり、二軒茶屋とも言われていました。二軒茶屋は田楽豆腐が名物で、調理の様子は京の名物だったそうです。その二軒茶屋の内の柏屋の流れを受け継ぐのが中村楼です。中村楼は当初門前でお茶などを提供する水茶屋(みずちゃや)として営業が開始され、その後豆腐料理・菜飯・お酒などを提供するようになり、江戸時代末期(幕末)に京を代表する料理茶屋になりました。
●中村楼・・・京都府京都市東山区祇園町・八坂神社鳥居内
長刀鉾稚児社参・祇園祭久世駒形稚児社参・祇園祭

【祇園祭 行者餅】
行者餅(ぎょうじゃもち)は八坂神社南側で、東大路通沿いの柏屋光貞(かしわやみつさだ)が造っています。行者餅は求肥餅(ぎゅうひあん)と山椒(さんしょ)の香りが爽やかな白味噌餡(しろみそあん)を薄いクレープ状の焼皮で包んでいます。行者餅は京都に大疫病が流行した江戸時代後期の1806年(文化3年)に4代目・柏屋利兵衛が山伏として奈良・大峰山(おおみねさん)で廻峰修行中(かいほうしゅぎょうちゅう)に霊夢を授かり、夢枕に現れた修験道(しゅげんどう)の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)・役小角(えんのおづの)のお告げに従って行者の衣を模した菓子を作り、祇園祭の山鉾・役行者山に供え、古知縁者に配ったのが始まりと言われています。行者餅は役行者山が祇園祭山鉾巡行(前祭)で巡行する前日7月16日のみに購入することができます。(要確認)
役行者山(えんのぎょうじゃやま)は修験道の開祖である役行者・役小角が一言主神(ひとことぬしのかみ)を使って葛城と大峰の間に石橋を架けたという故事に由来しています。
柏屋光貞は1806年(文化3年)に創業しました。柏屋光貞は黄檗宗大本山・萬福寺(まんぷくじ・万福寺)に出入りしてきた為、干菓子(ひがし)を中心とした煎茶用の菓子などを製造しています。ちなみに萬福寺開山・隠元隆琦(いんげん りゅうき)は煎茶道の開祖とされています。柏屋光貞は7月16日のみに販売される行者餅だけでなく、節分の日にだけ販売される法螺貝餅(ほらがいもち)でも知られています。法螺貝餅は9代目が作った本山修験宗総本山・聖護院(しょうごいん)ゆかりの厄除けのお菓子です。法螺貝餅は甘く炊いたゴボウを挿した味噌餡(みそあん)を薄いクレープ状の皮で包んでいます。
●柏屋光貞・・・京都府京都市東山区安井毘沙門町33‐2
役行者山・祇園祭役行者山護摩焚き・祇園祭

【祇園祭 祇園ちご餅】
祇園ちご餅(ぎおんちごもち)は八坂神社の御供社(ごくうしゃ・又旅所(またたびしゃ))近くにある三條若狭屋(さんじょうわかさや)が造っています。祇園ちご餅は白味噌(しろみそ)を甘く炊いたものを求肥(ぎゅうひ)で包み、氷餅(こおりもち)をまぶし竹串に刺しています。祇園ちご餅は大正時代初期に長刀鉾(なぎなたほこ)のお稚児さんのお世話をしていた2代目主人・如泉がかつて祇園祭の御位貰い儀の際に稚児に振る舞われ、忘れられていたちご餅の事を知り、創意工夫して創作しました。祇園ちご餅は1940年(昭和15年)の天皇陛下関西行幸・1941年(昭和16年)の天皇陛下関西行啓の際に調達の命を受け、1942年(昭和17年)に京銘菓十八種のひとつに選ばれました。
三條若狭屋は1893年(明治26年)に文化年間(1804年~1818年)に創業した本家若狭屋から別家して創業しました。太平洋戦争中に建物疎開の対象になり、1946年(昭和21年)現在の場所に移転しました。
●三條若狭屋・・・京都府京都市中京区三条通堀川西入ル橋西町675番地
八坂神社御供社

【祇園祭 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
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