毘沙門堂・山科疏水桜散策コース(瑞光院・安祥寺・本圀寺)

毘沙門堂桜

毘沙門堂・山科疏水桜散策コース

毘沙門堂・山科疏水桜散策コースは般若桜が植えられている毘沙門堂と琵琶湖疏水の一部である山科疏水周辺の桜名所を散策するコースです。毘沙門堂の般若桜は優美な姿で愛され、「毘沙門しだれ」・「一目千両」などとも言われています。山科疏水は哲学の道・岡崎疏水・蹴上インクラインなど桜名所が多い琵琶湖疏水の一部です。山科疏水では桜並木が続き、散策しながらお花見を楽しめます。毘沙門堂・山科疏水桜散策コース周辺には双林院・瑞光院・安祥寺・本圀寺などもあり、チャンスがあれば立ち寄りましょう。

【毘沙門堂・山科疏水桜散策コース】

【桜の見頃(例年)】
●2025年1月9日、ウェザーニュースは京都嵐山で3月28日にソメイヨシノが開花すると予想しました。(順次情報更新中)
毘沙門堂・・・4月上旬頃
山科疏水・・・4月上旬頃
本圀寺・・・4月上旬頃
京都桜見ごろ2025(清水寺・哲学の道・原谷苑・・・)

【毘沙門堂(びしゃもんどう) 概要】

毘沙門堂では般若桜・染井吉野・枝垂桜など約50本の桜の木が分布し、般若桜などが見どころです。観桜会を行うことがあります。毘沙門堂は寺伝によると703年(大宝3年)に僧・行基が文武天皇の勅願により、護法山出雲寺を上京区出雲路に創建したのが起源と言われています。795年(延暦14年)に桓武天皇が行幸し、伝教大師・最澄が自ら刻んだ毘沙門天を奉献したと言われています。1160年(平治元年)に平治の乱で焼失したが、鎌倉時代に平親範が平家ゆかりの3つの寺院(平等寺・尊重寺・護法寺)を合寺して再興しました。その後度々移ったり、応仁の乱などで焼失しました。1665年(寛文5年)に天海大僧正とその弟子・公海大僧正が現在の場所に再興しました。
毘沙門堂桜見ごろ

【双林院(そうりんいん) 概要】

双林院は毘沙門堂の塔頭です。双林院は1665年(寛文5年)に公海大僧正が毘沙門堂の山内寺院として創建しました。その後1868年(貞享3年)に公遵法親王が聖天堂を建立し、念持仏・大聖歓喜天を本尊にしました。大聖歓喜天は十一面観音と大日如来の化身と言われ、頭が象で、首から下は人間の姿です。
双林院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

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【瑞光院(ずいこういん) 概要】

瑞光院は元々、豊臣政権の五奉行筆頭・浅野長政の別邸(上京区堀川鞍馬口)があった場所です。瑞光院は1613年(慶長18年)に山崎家盛が大徳寺・琢甫宗林を開山として創建し、大徳寺の塔頭になったのが起源です。家盛の死後に家盛の法号に因んで瑞光院と号しました。その後元禄年間に陽甫が浅野長矩の夫人・瑤泉院の親戚だったこともあり、浅野家の祈願寺になりました。1701年(元禄14年)に江戸城・殿中刀傷事件によって長矩が切腹すると供養塔が建立され、1703年(元禄16年)に赤穂事件で大石内蔵助らが切腹すると遺髪が埋められて遺髪塔が建立されました。1962年(昭和37年)に現在の場所に移りました。
瑞光院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

【山科疏水(やましなそすい) 概要】

山科疏水では疏水沿いに染井吉野・山桜など約800本の桜の木が分布し、桜と疏水などが見どころです。菜の花と一緒にお花見を楽しめる場所もあります。びわ湖疏水船が運航されることがあります。山科疏水は大津市三保ヶ崎の琵琶湖取水口から宇治川までを結ぶ延長約20キロの琵琶湖疏水(第1琵琶湖疏水)の一部です。琵琶湖疏水は京都近代化政策の一環として計画され、1885年(明治18年)に着工し、1894年(明治27年)に完成しました。琵琶湖疏水は当初、水運が目的だったが、その後水力発電の増強・水道の新設が主要な役割になり、現在は水道水の確保が重要な役割になっています。山科疏水は安祥寺・天智天皇陵・本圀寺などの側を流れ、四ノ宮から日ノ岡までの約4.2キロには桜並木が続きます。
山科疏水桜見ごろびわ湖疏水船

【安祥寺(あんしょうじ) 概要】

安祥寺は848年(嘉祥元年)に真言宗の僧・恵運が仁明天皇の女御で、文徳天皇の母・藤原順子の発願によって創建しました。855年(斉衡2年)に定額寺になり、上寺に礼仏堂・五大堂・僧房・庫裏・浴堂、下寺に塔・仏堂・僧坊・門楼など建立されていたとも言われています。その後衰微し、平安時代後期に宗意が下寺を再興しました。上寺は延文年間まで存続していたとも言われています。応仁の乱で上寺・下寺ともに焼失し、江戸時代に寺宝を元に下寺が現在の場所に再興され、宝暦年間に現在の伽藍が建てられました。
安祥寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

【本圀寺(ほんこくじ) 概要】

本圀寺では枝垂桜などが植えられ、桜と仁王門(三解脱門)・大本堂・鐘楼堂などが見どころです。本圀寺は寺伝によると1253年(建長5年)に日蓮宗の宗祖・日蓮聖人が鎌倉松葉ヶ谷に小庵を結び、法華堂と号したのが起源です。その後日蓮聖人が伊豆に配流されたが、1263年(弘長3年)に法華堂が再興され、名称を大光山本国土妙寺と改め、宗門史上初の祖跡寺院になりました。1328年(嘉歴3年)に後醍醐天皇の勅願所になりました。1345年(貞和元年)に日静上人が北朝初代・光厳天皇の勅諚によって鎌倉から六条堀川楊梅の地に移りました。1536年(天文5年)に天文法華の乱で焼失して堺に避難したが、1542年(天文11年)に後奈良天皇が法華宗帰洛の綸旨を下し、1547年(天文16年)に再建しました。1685年(貞享2年)に徳川光圀から「圀」の一字を下され、寺号を本圀寺に改めました。1971年(昭和46年)に現在の場所に移りました。
本圀寺桜見ごろ

【毘沙門堂・山科疏水桜散策コース 備考】
散策コースではグーグルマップを使用して、スポットを紹介しています。
京都桜ライトアップ2025(清水寺・円山公園・東寺・・・)

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