2036年(辰年・龍年・たつどし)の京都初詣スポット

瀧尾神社

2036年(辰年・龍年)の京都初詣スポット

2036年(辰年・龍年)の京都初詣スポットを紹介しています。初詣スポットには言社(下鴨神社の末社)・瀧尾神社・伏見神宝神社・八坂神社・雲龍図がある寺社などがあります。瀧尾神社は拝殿の天井に長さ約8メートルの龍の木彫り像が飾られています。龍は夜になると抜け出して川へ水を飲みに行き、人々は怖くて眠れないという噂が広まり、天井に網を掛けて抜け出さないように閉じ込めたという伝承が残っています。

【初詣の基礎知識・十二支(じゅうにし)】
十二支は子(ね・鼠(ねずみ))・丑(うし・牛)・寅(とら・虎)・卯(う・兎(うさぎ))・辰(たつ・龍(りゅう))・巳(み・蛇(へび))・午(うま・馬)・未(ひつじ・羊)・申(さる・猿)・酉(とり・鶏(にわとり))・戌(いぬ・犬)・亥(い・猪(いのしし))からなります。十二支は中国の殷(いん)時代(紀元前17世紀頃~紀元前1046年)に甲骨文字(こうこつもじ)を記す際に十干(じっかん)と組み合わされて日付の記録に利用されていました。中国の戦国時代(紀元前403年~紀元前221年)以降に日(日付)だけでなく、年・月・時刻・方位の記述にも利用されるようになりました。中国ではインドの木星紀年法を取り入れ、動物を当てはめたと言われています。日本では古代に中国から伝わり、5世紀の古墳の出土品に「辛亥年七月中。」などという干支が刻まれています。

【下鴨神社(しもがもじんじゃ)の末社・言社(ことしゃ)・左京区】
下鴨神社の末社・言社は何年でも、何年生まれでもご利益があるとも言われています。
言社は十二支の守護神です。言社の祭神・大国主命(おおくにぬしのみこと)は7つの名前と7つの働きを持ち、その名前ごとに7つの社が祀られています。巳(み)・未(ひつじ)の守護神は一言社(東社)、午(うま)の守護神は一言社(西社)、子(ね)の守護神は二言社(北社)、丑(うし)・亥(い)の守護神は二言社(南社)、卯(う)・酉(とり)の守護神は三言社(北社)、寅(とら)・戌(いぬ)の守護神は三言社(中社)、辰(たつ)・申(さる)の守護神は三言社(南社)です。
●言社・大国さまは起源が明確ではありません。言社は日本最古の歴史書「古事記(こじき)」の因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)に登場する大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀っています。
言社(アクセス・マップ・歴史・・・)

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【瀧尾神社(たきおじんじゃ)・東山区】
瀧尾神社は拝殿(はいでん)の天井に長さ約8メートルの龍の木彫り像が飾られています。龍は夜になると抜け出して川へ水を飲みに行き、人々は怖くて眠れないという噂が広まったことから天井に網を掛けて龍が抜け出さないように閉じ込めたという伝承が残っています。
●瀧尾神社は「源平盛衰記・平安時代末期」に「武鶏ノ社(武鵜社)」と記され、平安時代末期には既に祀られていたとも言われています。その後応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))で焼失し、吉坂に移って多景の社(多景社)と称したとも言われています。1586年(天正14年)に関白・豊臣秀吉による方広寺大仏の建立に伴って現在の場所に移されました。宝永年間(1704年~1711年)に江戸幕府の命によって改築され、社号を多景の社から瀧尾神社に改めました。1839年(天保10年)に大丸百貨店の創業家・下村家の援助によって修復を行い、1840年(天保11年)に現在の社殿が建立されました。
瀧尾神社(アクセス・マップ・歴史・・・)

【伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)・伏見区】
伏見神宝神社は社殿前に狛犬代わりの阿吽(あうん)の龍(天龍・地龍)が置かれています。伏見神宝神社の「神宝」は奉安の十種(沖津鏡・辺津鏡・八握剣・生玉・死反玉・足玉・道反玉・蛇比礼・蜂比礼・品物比礼)を言います。剣は破邪顕正の勇気を表し、邪気を払い、英知を導くと言われています。
●伏見神宝神社は平安時代には東山三十六峰の最南端に位置する標高約233メートルの稲荷山山上に既に祀らていたとも言われています。その後仁和年間(885年~889年)に第59代・宇多天皇が伊勢神宮などに神宝・幣帛を奉献する大神宝使を発遣し、皇室から篤く信仰されたとも言われています。鎌倉時代以降に荒廃したが、1589年(天正17年)に里宮が建立されたとも言われています。その後荒廃し、1957年(昭和32年)に再建されました。
伏見神宝神社(アクセス・マップ・歴史・・・)

【八坂神社(やさかじんじゃ)・東山区】
八坂神社は本殿の下に龍が棲むほど底知れぬくらい深い井戸・龍穴(りゅうけつ)があるとも言われています。龍穴は神泉苑(しんせんえん)や東寺(とうじ)に繋がっているとも言われ、八坂神社七不思議に数えられています。
●八坂神社は656年(斉明天皇2年)に高麗(高句麗)から来日した調進副使・伊利之使主が新羅・牛頭山に座した素戔嗚尊(牛頭天王)を山城八坂郷に奉斎したのが起源とも、876年(貞観18年)に南都(奈良)の僧・円如が堂(観慶寺)を建立して薬師千手等の像を奉安し、その後天神(祇園神)が東山の麓・祇園林に垂跡したのが起源とも言われています。また829年(天長6年)に参議・紀百継が山城八坂郷丘一処を賜り、神の祭祀を行ったのが感神院の起源とも言われています。
八坂神社(アクセス・マップ・歴史・・・)

【雲龍図(うんりゅうず)が描かれている寺社(寺院・神社)】
京都には雲龍図(蟠龍図・双龍図・蒼龍図)が描かれている地主神社(じしゅじんじゃ)・天龍寺(てんりゅうじ)・泉涌寺(せんにゅうじ)・東福寺(とうふくじ)・南禅寺(なんぜんじ)・建仁寺(けんにんじ)・相国寺(しょうこくじ)・大徳寺(だいとくじ)・妙心寺(みょうしんじ)などの寺社(寺院・神社)があります。
雲龍図(アクセス・マップ・歴史・・・)
●天龍寺の八方睨みの龍は法堂の天井に描かれています。八方睨みの龍は1997年(平成9年)天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として、日本画家・版画家である加山又造が描きました。
天龍寺(アクセス・マップ・歴史・・・)
●妙心寺の八方睨みの龍は法堂の鏡天井に描かれています。八方睨みの龍は絵師・狩野探幽が55歳の時に8年の歳月を掛けて描いたと言われています。
妙心寺(アクセス・マップ・歴史・・・)
●建仁寺の双龍図は法堂の鏡天井に描かれています。双龍図は2002年(平成14年)建仁寺創建800年を記念して、日本画家・小泉淳作が約2年の歳月を掛けて描きました。
建仁寺(アクセス・マップ・歴史・・・)
●南禅寺の幡龍は法堂の天井に描かれています。幡龍は明治から大正にかけて活躍した京都画壇・四条派の日本画家・今尾景年が描き。今尾景年畢生(一生涯)の大作と言われています。
南禅寺(アクセス・マップ・歴史・・・)
●地主神社の八方にらみの竜(丸竜)は拝殿の天井に描かれています。八方にらみの竜は絵師・狩野永徳の次男・狩野元信が描きました。丸竜はどの方角から見ても自分を睨んでいるように見えると言われています。
地主神社(アクセス・マップ・歴史・・・)

【2036年(辰年・龍年)の京都初詣スポット 備考】
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