京都の雲龍図|天龍寺・東福寺・南禅寺・建仁寺・相国寺など

雲龍図

京都の雲龍図(蟠龍図・双龍図・蒼龍図)

雲龍図(蟠龍図・双龍図・蒼龍図)は天龍寺・東福寺・南禅寺・建仁寺・大徳寺などの禅寺に描かれています。雲龍図にはどこから見ても睨んでいるように見える「八方睨みの龍」、音が反響する「鳴き龍」などがあります。龍は仏法を守護する八部衆とされ、法堂は仏法を大衆に説く場で、雨を呼ぶ水神の龍が仏法の教えを雨のように降らすと言われています。また水神の龍が寺院を火から守るとの意味も込められていると言われています。

【天龍寺(てんりゅうじ) 右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68】

雲龍図「八方睨みの龍」は法堂の天井に描かれています。雲龍図は1997年(平成9年)に天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として、日本画家・版画家である加山又造が描きました。雲龍図は天井にヒノキ板159枚を張って漆を塗り、その上に更に白土を塗り、直径9メートルの二重円内に描かれています。
天龍寺見どころ(庭園・法堂など)
●天龍寺は1339年(延元4年・暦応2年)に室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇を弔う為、夢窓疎石を開山として創建しました。
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【妙心寺(みょうしんじ) 右京区花園妙心寺町64】

雲龍図「八方睨みの龍」は法堂の鏡天井に描かれています。雲龍図は絵師・狩野探幽が55歳の時に8年の歳月を掛けて描いたと言われています。雲龍図は直径約12メートルで、見る角度により、表情や動きに変化が現れると言われています。
妙心寺見どころ(法堂・仏殿など)
●妙心寺は1335年(建武2年)に花園上皇が落飾して法皇になり、花園御所を禅寺に改めることを発願したのが起源です。
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【大徳寺(だいとくじ) 北区紫野大徳寺町53】

雲龍図「鳴き龍」は法堂のドーム状になった天井に描かれています。雲龍図は絵師・狩野永徳の孫・狩野探幽が35歳の時に描きました。雲龍図は敷瓦の上で手を叩くと共鳴するとも言われています。
大徳寺見どころ(方丈・山門など)
●大徳寺は1315年(正和4年)に大燈国師・宗峰妙超が同郷の赤松円心の帰依を受け、紫野に小堂・大徳庵を建立したのが起源とも言われています。
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【相国寺(しょうこくじ) 上京区相国寺門前町701】

蟠龍図「鳴き龍」は法堂の天井に描かれています。蟠龍図は絵師・狩野永徳の長男・狩野光信が逆遠近法を使って描き、狩野光信の最後の作品とも言われています。蟠龍図は法堂の中央付近で手を叩くと天井に反響してカラカラという音が返ってくると言われています。
相国寺見どころ(法堂・開山堂など)
●相国寺は1382年(永徳2年)に室町幕府3代将軍・足利義満が室町第の東に夢窓疎石を開山に一大禅宗伽藍を建立することを発願したのが起源です。
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【建仁寺(けんにんじ) 東山区小松町584】

双龍図は法堂の鏡天井に描かれています。双龍図は2002年(平成14年)に建仁寺創建800年を記念して、日本画家・小泉淳作が約2年の歳月を掛けて描きました。双龍図は丈夫な和紙である麻紙108枚分に墨・程君房を使って描かれ、縦11.4メートル・横15.7メートルあります。
建仁寺見どころ(風神雷神図・方丈など)
●建仁寺は1202年(建仁2年)に鎌倉幕府2代将軍・源頼家が寺域を寄進し、栄西禅師が宋(中国)・百丈山を模して創建しました。
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【南禅寺(なんぜんじ) 左京区南禅寺福地町86】

雲龍図「幡龍」は法堂の天井に描かれています。雲龍図は明治から大正に活躍した京都画壇・四条派の日本画家・今尾景年が描き。今尾景年畢生(一生涯)の大作と言われています。
南禅寺見どころ(水路閣・三門など)
●南禅寺は1291年(正応4年)に亀山法皇が東福寺3世住持・無関普門を開山として離宮を寺院に改めたのが起源で、皇室発願の最初の禅寺になりました。
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【東福寺(とうふくじ) 東山区本町十五丁目778】

蒼龍図は法堂の鏡天井に描かれています。蒼龍図は日本画家・堂本印象が僅か17日間で描いたと言われています。蒼龍図は東西約22メートル・南北約11メートルの鏡天井に体長約54メートル・胴回り約6.2メートルの龍が描かれています。
東福寺見どころ(三門・通天橋など)
●東福寺は1236年(嘉禎2年)に九条道家が高さ5丈の釈迦像を安置する寺院を創建することを発願し、聖一国師・円爾を開山として仏殿を建立したのが起源です。
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【泉涌寺(せんにゅうじ) 東山区泉涌寺山内町27】

蟠龍図は仏殿の鏡天井に描かれています。蟠龍図は1669年(寛文9年)に絵師・狩野永徳の孫・狩野探幽が描きました。蟠龍図は畳8畳分の大きさがあります。
泉涌寺見どころ(仏殿・開山堂など)
●泉涌寺は天長年間(824年~834年)に弘法大師・空海が草庵を結んで、法輪寺と名付けたのが起源とも、855年(斉衡2年)に藤原緒嗣が神修上人に山荘を与えて寺院に改め、仙遊寺と称したのが起源とも言われています。
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【地主神社(じしゅじんじゃ) 東山区清水一丁目317】

雲龍図「八方にらみの竜(丸竜)」は拝殿の天井に描かれています。雲龍図は絵師・狩野永徳の次男・狩野元信が描きました。丸竜はどの方角から見ても自分を睨んでいるように見えると言われています。丸竜は夜ごと抜け出し、音羽の滝の水を飲むことから目に釘を打たれたとも言われ、清水寺七不思議に数えられています。
地主神社見どころ
●地主神社は社伝によると神代の昔、つまり日本の建国以前に祀られていたと言われています。
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【京都の雲龍図(蟠龍図・双龍図・蒼龍図) 備考】
雲龍図などは上記の寺社以外にも毘沙門堂・知恩院・金戒光明寺・閑臥庵・鹿王院・永興寺・高台寺・永観堂などの寺社でも描かれています。なお写真の雲龍図は建長寺の雲龍図です。

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