長刀鉾(ちまき販売日程・ご利益・・・)祇園祭前祭山鉾

長刀鉾

長刀鉾

長刀鉾(ちまき販売日程・ご利益・マップ)を紹介しています。長刀鉾は高さが22メートルの大型の山鉾で、長刀鉾は鉾頭に疫病邪悪を祓う大長刀を付けていることに由来しています。長刀鉾は全山鉾の中で唯一の生稚児が搭乗し、山鉾巡行(前祭)で先頭を巡行します。

★ちまき販売(前祭)は例年宵山の7月14日~16日で、一部の山鉾で7月13日から始まります。ネット販売を行う山鉾もあります。
祇園祭ちまき販売(前祭)
★祇園祭最新情報。

【長刀鉾の場所位置 マップ・アクセス】

場所・・・京都府京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町
位置・・・烏丸通(南北)・四条通(東西)交差点の東約90メートルの四条通
最寄り駅・バス停・・・四条駅(徒歩約3分)

アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは地下鉄烏丸線
祇園祭山鉾マップ(前祭)by グーグルマップ

【ちまき(粽)などの授与品】

ちまき(粽)・手拭・長刀(玩具)・竹絵・のれんなど

【搭乗(要確認)】

ちまき(粽)などの授与品を購入すると搭乗することができます。ただ女性は会所の2階までで、搭乗することはできません。(女人禁制)

【ご利益】

厄除け・疾病除け

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【長刀鉾 歴史・簡単概要】

長刀鉾(読み方:なぎなたほこ・なぎなたぼこ)は室町時代中期の1441年(嘉吉元年)またはそれ以前に創建されたとも言われています。また長刀鉾は鎌倉時代前期の1225年(嘉禄元年)に八坂神社(やさかじんじゃ・祇園社(ぎおんしゃ))に寄進された長刀を鉾頭に掲げて創建されたとも言われています。長刀は平安時代前期の貞観年間(859年~877年)に疫病が流行した際、三条小鍛冶宗近(さんじょうこかじむねちか)が娘の病気平癒を祈願する為に作刀し、八坂神社(やさかじんじゃ・祇園社(ぎおんしゃ))に奉納しました。その後鎌倉時代前期の正治年間(1199年~1201年)に怪力無双と言われた源氏の武将・和泉小次郎親衡(いずみこじろうちかひら)が八坂神社に懇望して譲り受けたが、不吉なことが起こったことから長刀(神刀)を私有する非を悟って返納したと言われています。真木の天王座には和泉小次郎親衡の人形が祀られています。ちなみに返納された長刀は疫病が流行した際に町内に貸し出されて拝戴(はいたい)の儀を行うと病気が治ると評判になったそうです。長刀鉾は現在存在する祇園祭の全山鉾の中で最古の山鉾と言われています。室町時代中期の応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))前の山鉾と地名を記した「祗園社記(ぎおんしゃき)」第15(八坂神社記録)には「長刀ほく(四条東洞院烏丸間)」と記されています。戦国時代(室町時代後期)の1500年(明応9年)に祇園祭が33年振りに再興され、36基の山鉾が巡行したが、この時に初めて行われたくじ取り式で、くじ取らずの先頭を巡行しました。1522年(大永2年)に三条長吉(さんじょうながよし)が作刀した長刀に取り替えられ、江戸時代前期の1675年(延宝3年)に和泉守来金道(いずみのかみらいきんみち)が作刀した長刀に取り替えられ、1837年(天保8年)から竹に錫(すず)箔を押したレプリカに取り替えられました。なお長刀鉾は稚児が唯一の生稚児(いきちご)と言われています。
長刀鉾の名称は真木の先端である鉾頭に疫病邪悪(えきびょうじゃあく)を祓う大長刀(おおなぎなた)を付けていることに由来しています。長刀鉾では長刀の刃先が京都御所・八坂神社には向かないように南向きに取り付けています。
三条小鍛冶宗近は平安時代中期から後期頃の刀工で、三条派の始祖です。三条小鍛冶宗近は平安時代後期に全長約98.1センチ・刃長約79.9センチの「三日月宗近(みかづきむねちか)」を作刀し、「童子切(どうじぎり)」・「鬼丸(おにまる)」・「大典太(おおでんた)」・「数珠丸(じゅずまる)」とともに天下五剣に数えられています。
長刀鉾は交差点で辻回しを行う前祭の大型の山鉾で、くじ取らず(1番目の先頭)です。祇園囃子を奏でる囃子方がいます。
*参考・・・長刀鉾(ちまき販売・概要・・・)ホームページ

【特徴・懸装品(変更の場合あり)】

●長刀鉾は高さ約21.76メートル・長さ約6.42メートル・幅約4.35メートル・総重量約11.1トン・最小回転半径約6.15メートルです。(2008年測定)
●真木の天王座には和泉小次郎親衡(いずみこじろうちかひら)の衣裳着の人形を祀っています。
●屋根裏は松村景文(まつむらけいぶん)作の金地著彩群鳥図(きんじちゃくさいぐんちょうず)です。破風蟇股(はふかるまた)の厭舞(えんぶ)や三条小鍛冶宗近が大長刀を造る木彫胡粉彩色彫刻(もくちょうこふんさいしきちょうこく)は片岡友輔(かたおかゆうほ)作です。
●前懸にはペルシャ花文様絨毯(じゅうたん)・ペルシャ絹絨毯(古)、胴懸には中国玉取獅子(たまとりじし)図絨毯・十華(じゅうか)図絨毯・梅樹(ばいじゅ)図絨毯・中東連花葉文様(れんかようもんよう)インド絨毯など16世紀から18世紀に作られた絨毯が使われていたが、現在はそれらのレプリカに代わりました。また見送には中国明時代の雲龍図綴錦(うんりゅうずつづれにしき)が使われていたが、2005年(平成17年)に作られたレプリカに代わりました。なお下水引は2008年(平成20年)に新調されました。
●祇園囃子には「地囃子」・「上げ」・「神楽」・「唐子」・「兎」・「流し」・「朝日」・「青葉」・「鼓」・「霞」・「筑紫」・「千鳥」・「柳」・「獅子」・「四叟」・「扇 」・「巴」・「九段」・「緑」・「柏」・「御凌」・「四季」・「浪花」・「古」・「太郎」・「美知賀」・「ぬけ」・「日和神楽」などの曲目があります。山鉾巡行では「神楽」が御旅所前、「唐子」が辻回し、「太郎」が最後の帰着点で奏でられます。

【行事・イベント(要確認)】

●7月1日の長刀鉾町お千度では稚児などが八坂神社を訪れ、選ばれたことを報告し、神事(祇園祭)の無事を祈願します。本殿を時計回りに3周し、正面と背面(裏正面)で立ち止まって祈願します。
●7月5日の長刀鉾稚児舞披露では長刀鉾町の会所二階で稚児舞(太平の舞)を披露します。稚児舞は山鉾巡行(前祭)中、注連縄切りの際や町名が変わる度に披露されます。
●7月12日の長刀鉾曳き初めでは7月17日の山鉾巡行(前祭)に先立って、組み立てられたばかりの長刀鉾を本番さながらに動かします。稚児舞(太平の舞)が行われます。
●7月13日の長刀鉾稚児社参では稚児が八坂神社を訪れ、正五位少将・十万石大名の位を授かります。長刀鉾の上から貴人を見下ろしても不遜にならないように位を授かります。
●7月14日~7月16日の宵山では夕方から駒形提灯を灯し、祇園囃子を奏でます。
祇園祭宵山(前祭)
●7月16日の日和神楽では囃子方が祇園囃子を奏でながら山鉾町から八坂神社御旅所に向かい、祇園囃子を奉納
祇園祭日和神楽(前祭)
●7月17日の山鉾巡行では四条烏丸から四条通・河原町通・御池通の順に巡行します。
祇園祭山鉾巡行(前祭)
★祇園祭の主要行事の日程を確認できます。(下記リンク参照)
祇園祭2025日程一覧(宵山屋台・山鉾巡行・・・)

【長刀鉾 備考(要確認)】
●ちまき販売などの日程時間は必ず確認して下さい。
祇園祭2025日程(ちまき販売・宵山屋台・・・)

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