京都梅名所ランキング(1位北野天満宮・2位梅宮大社・・・)

京都梅名所ランキング
京都梅名所ランキングを紹介します。ランキングは1位が京都屈指の人気である北野天満宮、2位が梅宮大社、3位が城南宮、4位が隨心院、5位が京都御苑、番外が府立植物園・二条城・青谷梅林です。京都御苑は無料で楽しめます。京都御苑には蛤御門近くの梅林や苑内に九條家ゆかりの黒木の梅など20種・約250本の梅が植えられています。
【京都・梅の基礎知識】
花見と言うと現在は桜を連想するが、奈良時代に花見と言えば、中国から伝わった梅だったそうです。しかし平安時代になると梅から桜に少しずつ変わって行ったそうです。それは貴族などが詠んだ和歌などにも現れ、「万葉集(奈良時代末期頃成立)」では梅を詠んだ歌が119首、桜を詠んだ歌が42種だったが、「古今和歌集(平安時代前期成立)」では梅を詠んだ歌が18首、桜を詠んだ歌が70種とその数が逆転します。(誤差あり)なお梅は中国原産のバラ科サクラ属の落葉高木で、野梅系(やばいけい)・紅梅系(緋梅系)・豊後系(ぶんごけい)に大きく分類されるそうです。
【1位 北野天満宮(時期:2月中旬~3月中旬) 京都洛中】超人気
- 北野天満宮には祭神・菅原道真が梅をこよなく愛したことから本殿(国宝)前にご神木・紅和魂梅(べにわこんばい)が植えられ、梅苑や境内に寒紅梅・雲龍梅・思いのまま・月の桂・黒梅など50種・約1,500本の梅が植えられています。ちなみに菅原道真は大宰府(だざいふ)左遷前に「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな(拾遺和歌集)」と詠み、梅が菅原道真を慕って一晩の内に大宰府に飛来したという飛梅伝説でも知られています。北野天満宮は京都随一の梅名所とされ、観光客に大変人気があります。
- 北野天満宮では梅の見ごろに梅苑が公開され、最盛期にライトアップが行われます。例年2月25日には花街・上七軒の舞妓などの奉仕によって梅花祭野点大茶湯が行われ、骨董市である天神市も行われます。(要確認)北野天満宮では年末に一年間の無病息災のご利益があるとも言われる大福梅の授与も行っています。
【2位 梅宮大社(時期:2月中旬~3月中旬) 京都洛西】人気
- 梅宮大社には「うめのみやたいしゃ」の名称通りに神苑などに呉服枝垂・白牡丹・盤上の梅・想いのまま・金枝梅・冬至梅・寒紅梅・大盃・道しるべ・玉牡丹・春日野・加賀白梅・香篆・緑がく・楊貴妃・藤牡丹しだれ・見驚など約35種・550本の梅が植えられています。梅宮大社は京都屈指の梅名所とされ、観光客に人気があります。
- 梅宮大社では梅の見ごろである3月の第1日曜日に梅産祭が行われ、祈願者に招福梅(しそ漬梅干)が授与され、神酒・特製梅ジュースの接待も行われます。(要確認)
【3位 城南宮(時期:2月下旬~3月下旬) 京都洛南】しだれ梅
- 城南宮には神苑・楽水苑(らくすいえん)春の山などに約150本の紅白のしだれ梅が植えられています。また例年2月から3月に初嵐など約300本の椿も見ごろを迎え、梅と椿を一緒に楽しめる時期があります。城南宮は京都を代表するしだれ梅の名所とされ、観光客に人気があります。城南宮では紅白のしだれ梅が滝のように垂れ下がり、風に揺れ、梅香が漂います。
【4位 隨心院(時期:3月中旬~3月下旬) 京都山科】遅咲き
- 隨心院には小野梅園などに約200本の薄紅色のはねずの梅(八重紅梅)が植えられています。隨心院は京都を代表する遅咲きの名所とされ、観光客に人気があります。
- 隨心院では梅の見ごろである3月の最終日曜日にねず踊りが行われます。ねず踊りは小野小町と深草少将との恋物語・百夜通い(ももよがよい)を題材にし、花笠にはねず色の段絞りの小袖姿で、梅の枝を手に持った少女が童歌に合わせて踊ります。なお隨心院は楊貴妃・クレオパトラ7世とともに世界三大美人に数えられ、絶世の美女と謳われた女流歌人・小野小町邸があった場所とも言われています。
【5位 京都御苑(時期:2月中旬~3月中旬) 京都洛中】無料
- 京都御苑には蛤御門(はまぐりごもん)近くの梅林や苑内に九條家ゆかりの黒木の梅など20種・約250本の梅が植えられています。黒木の梅は濃厚な紅色で、大輪の八重の花を咲かせます。黒木の梅の名称は表面が黒っぽいことから名付けられたと言われています。京都御苑は地下鉄烏丸線を利用できて交通の便がよく、無料で楽しめることから観光客に人気があります。
【番外 府立植物園(時期:2月中旬~3月下旬) 京都洛北】
- 府立植物園には2か所の梅林に楊貴妃・玉垣枝垂・玉牡丹・白加賀など60種・約150本の梅が植えられています。府立植物園にはロウバイ(蝋梅)・クリスマスローズ・フクジュソウ(福寿草)・セツブンソウ(節分草)・椿・クロッカスなども植えられ、梅と一緒に楽しめる場合もあります。
【番外 二条城(時期:2月中旬~3月中旬) 京都洛中】世界遺産
- 二条城には梅林や城内に枝垂梅・白梅・紅梅(紅千鳥・紅雀)・桃色梅・紅白の花を咲き分ける源平咲き分け梅など約130本の梅が植えられています。二条城には桜とともに梅の標準木も植えられています。
【番外 青谷梅林(時期:2月下旬~3月下旬) 京都城陽市】人気
- 青谷梅林には面積約20ヘクタールに城州白・枝垂梅など約1万本の梅が植えられています。
- 青谷梅林では梅の見ごろに青谷梅林梅まつりが行われます。青谷梅林梅まつりでは城陽の梅を使った特産品や花の苗が販売されたり、イベントが行われたりします。(要確認)
【番外 長岡天満宮(時期:3月中旬~下旬) 京都長岡京市】
- 長岡天満宮には境内や八条が池周辺、そして隣接する長岡公園などに約200本の梅が植えられています。長岡天満宮では祭神・菅原道真が梅をこよなく愛し、梅の見ごろに梅花祭が行われます。(要確認)
【京都梅名所ランキング 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
京都梅見ごろ2024(北野天満宮・梅宮大社・・・)