京都のハス名所・見ごろ|法金剛院・勧修寺・平等院など

京都のハス名所・見ごろ(時期・アクセス・概要)
京都のハス名所・見ごろ情報を紹介しています。ハス名所には龍安寺・相国寺・天龍寺・立本寺・平等院・大蓮寺・京都府立植物園・法金剛院・三室戸寺・大覚寺・勧修寺・東寺・長岡天満宮・宇治市植物公園などあります。法金剛院では極楽浄土を模した池泉回遊式浄土庭園にハスが植えられ、境内の通路脇にハスの鉢が置かれます。
【ハス(蓮) 基礎知識】
ハスはインド原産のハス科の多年性水生植物です。ハスは古くに中国から渡来し、食用のレンコン(蓮根)や観賞用のハナハス(花ハス)として、日本各地の池・沼・水田などで栽培されるようになりました。ハスの花は蓮華と言われ、その名称は仏教とともに中国から伝来したとも言われています。ハスは泥水の中から清浄な美しい花を咲かせることから仏の知恵や慈悲の象徴とされています。またハスは泥より出でて、泥に染まらずと称され、清らかさや聖性の象徴ともされています。ハスは夏に水上に花茎を伸ばし、紅・淡紅・ピンク色・白色などの花を咲かせます。ハスの花は径10~25センチ、花弁が20数枚で、芳香があります。なおハスの花は早朝に咲き、昼頃には閉じます。
【龍安寺(りょうあんじ) 右京区龍安寺御陵下町13】
龍安寺には鏡容池などにハスが分布しています。ハスの見ごろは例年6月中旬頃から7月下旬頃です。鏡容池ではスイレンと一緒に楽しめる場合があります。
龍安寺ハス見ごろ
龍安寺は984年(永観元年)に創建された円融寺があった場所です。その後藤原実能が山荘を営み、徳大寺を創建した場所です。龍安寺は1450年(宝徳2年)に室町幕府管領・細川勝元が権大納言・徳大寺公有から山荘を譲り受け、妙心寺5世・義天玄詔を開山、義天玄詔の師である妙心寺4世・日峰宗舜を勧請開山として創建しました。
【相国寺(しょうこくじ) 上京区相国寺門前町701】
相国寺には勅使門前にある放生池にハスが分布し、放生池の周りにハスの鉢が置かれます。ハスの見ごろは例年6月下旬頃から8月上旬頃です。放生池ではスイレンと一緒に楽しめる場合があります。
相国寺ハス見ごろ
相国寺は1382年(弘和2年・永徳2年)に室町幕府3代将軍・足利義満が室町第(花の御所)の東に夢窓疎石を開山に一大禅宗伽藍を建立することを発願したのが起源です。相国寺の名称は創建時に足利義満が左大臣(相国)であったことに由来しています。1392年(元中9年・明徳3年)に伽藍が完成したと言われています。
【天龍寺(てんりゅうじ) 右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68】
天龍寺には放生池に八重紅蓮・白蓮・舞妃蓮などハスが分布し、白・赤・ピンク色の花を咲かせます。ハスは昭和30年代か、昭和40年代に放生池に植えられたとも言われています。ハスの見ごろは例年7月上旬頃から8月上旬頃です。
天龍寺公園ハス見ごろ
天龍寺は承和年間(834年~848年)に嵯峨天皇の后・檀林皇后が創建した壇林寺があった場所です。その後1335年(建武2年)に後醍醐天皇が亀山殿内に臨川寺を創建しました。天龍寺は1339年(延元4年・暦応2年)に室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇を弔う為、夢窓疎石を開山として創建しました。
【立本寺(りゅうほんじ) 上京区一番町107】
立本寺には本堂前に静香・浄台蓮・白万々・秋水長天・孫夫人・仲哀陵蓮・ベトナム蓮・ロゼアプレナなど80種・80鉢が置かれます。ハスの見ごろは例年7月上旬頃から8月上旬頃です。
立本寺公園ハス見ごろ
立本寺は1321年(元亨元年)に肥後阿闍梨・日像上人が創建した妙顕寺が起源と言われています。1341年(興国2年・暦応4年)に四条櫛笥に移ったが、1387年(元中4年・嘉慶元年)に比叡山延暦寺によって破却されました。その後1393年(明徳4年)に日実上人が再興し、「本寺を立てる」という意味から立本寺に寺号を改めました。
【平等院(びょうどういん) 宇治市宇治蓮華116】
平等院には阿字池に平等院独自の品種である平等院蓮が分布しています。平等院蓮は阿字池を発掘調査した際、江戸時代後期の地層から1粒出土し、2001年(平成13年)に発芽しました。ハスの見ごろは例年6月下旬頃から8月上旬頃です。
平等院公園ハス見ごろ
平等院は859年(貞観元年)に嵯峨天皇の皇子で、光源氏のモデルとも言われている左大臣・源融が造営した別荘があった場所です。平等院は1052年(永承7年)に関白・藤原頼通が宇治殿の寝殿を本堂に改め、天台宗の僧・明尊を開山に藤原氏の氏寺として創建し、1053年(天喜元年)に鳳凰堂が建立されました。
【大蓮寺(だいれんじ) 左京区1筋目下ル457】
大蓮寺には本堂前に妙蓮・大洒錦・藤壺蓮・西円寺青蓮・艶陽天・毎葉蓮・粉霞・西光寺白蓮・紹興紅蓮など約35種・約80鉢のハスが置かれます。ハスの見ごろは例年6月下旬頃から8月中旬頃です。
大蓮寺公園ハス見ごろ
大蓮寺は1600年(慶長5年)に専蓮社深誉上人が創建し、伏見の荒れたお堂に祀られていた阿弥陀如来を安置したのが起源と言われています。専蓮社深誉上人は復興した真如堂から阿弥陀如来の返還を命じられ、21日間念仏を称え続けると成満の朝、阿弥陀如来像が2体に分かれ、真如堂・大蓮寺に安置することになったそうです。
【府立植物園(ふりつしょくぶつえん) 左京区下鴨半木町】
京都府立植物園にははす池にハスが分布しています。ハスの見ごろは例年7月上旬頃から8月上旬頃です。ハスの見ごろに観蓮会が行われ、巨椋斑などのハスを観賞することができます。
京都府立植物園公園ハス見ごろ
京都府立植物園は1917年(大正6年)に着工し、1924年(大正13年)1月1日に日本初の公立植物園「大典記念京都植物園」として開園しました。太平洋戦争中に菜園が設けられ、1946年(昭和21年)に連合国軍に接収され、多くの樹木が伐採さました。その後1957年(昭和32年)に返還され、1961年(昭和36年)4月から再開しました。
【法金剛院(ほうこんごういん) 右京区花園扇野町49】
法金剛院には極楽浄土を模した池泉回遊式浄土庭園にハスが分布し、境内にハスの鉢が置かれます。法金剛院は蓮の寺とも言われています。ハスの見ごろは例年7月上旬頃から8月上旬頃です。ハスの見ごろに観蓮会が行われ、拝観時間が早められます。
法金剛院ハス見ごろ
法金剛院は830年(天長7年)に右大臣・清原夏野が山荘を造営し、清原夏野没後に山荘が寺院に改めたのが起源です。1130年(大治5年)に鳥羽天皇の中宮で、崇徳天皇・後白河天皇の生母・待賢門院が極楽浄土を求めて再興し、九体阿弥陀堂・丈六阿弥陀堂などを建立し、寺号を法金剛院に改めました。
【三室戸寺(みむろとじ) 宇治市菟道滋賀谷21】
三室戸寺には蓮園に珍種の大洒錦・大賀蓮・西円寺青蓮・陽山紅・紅舞妃・青菱紅・王子蓮・古代蓮など約100種・約250鉢のハスが置かれます。ハスの見ごろは例年6月下旬頃から8月上旬頃です。ハスの見ごろにハス酒を楽しむ会が行われ、茎から飲むと健康・長寿にご利益があるとも言われています。
三室戸寺ハス見ごろ
三室戸寺は寺伝によると770年(宝亀元年)に南都・大安寺の僧・行表が光仁天皇の勅願により、岩淵から出現した千手観音菩薩を本尊として創建したと言われています。寛平年間(889年~898年)に天台寺門宗の宗祖である智証大師・円珍が中興したとも言われたいます。
【大覚寺(だいかくじ) 右京区嵯峨大沢町4】
大覚寺には大沢池(国の名勝)に大覚寺独自の品種である名古曾などのハスが分布しています。名古曾は一時絶滅の危機にあったそうです。ハスの見ごろは例年7月上旬頃から8月上旬頃です。
大覚寺ハス見ごろ
大覚寺は平安時代初期に嵯峨天皇が造営した離宮・嵯峨院があった場所です。嵯峨院では空海が嵯峨天皇の信任を得て、空海が刻んだ五大明王を安置する堂を建立して修法を行いました。876年(貞観18年)に嵯峨天皇の皇女で、淳和天皇の皇后・正子内親王が淳和天皇の第2皇子・恒寂入道親王を開山として離宮を寺院に改めました。
【勧修寺(かじゅうじ) 山科区勧修寺仁王堂町27-6】
勧修寺には勧修寺庭園(京都市指定名勝)池庭の中心である氷室池にハスが分布しています。勧修寺のハスの見ごろは例年6月下旬頃から8月上旬頃です。
勧修寺ハス見ごろ
勧修寺は900年(昌泰3年)に醍醐天皇が生母・藤原胤子の追善の為、藤原胤子の同母兄弟である右大臣・藤原定方に命じ、藤原胤子の祖父・宮道弥益の邸跡を法相宗の僧・承俊律師を開山として寺院に改めたのが起源と言われています。勧修寺の寺号は藤原胤子の父・藤原高藤の諡号に由来しています。
【東寺(とうじ) 南区九条町1】
東寺には拝観口である慶賀門入ってすぐ左手にある宝蔵の周りにある池にハスが分布しています。ハスの見ごろは例年7月上旬頃から7月下旬頃です。アジサイと一緒に見られる場合があります。
東寺ハス見ごろ
東寺は796年(延暦15年)に桓武天皇の発願により、西寺とともに国家鎮護の官寺として創建されました。その後823年(弘仁14年)に真言宗の宗祖である弘法大師・空海が嵯峨天皇から賜り、大師堂を住房とし、真言密教の根本道場になりました。東寺は「教えの王、国を護る」から教王護国寺と言われたそうです。
【長岡天満宮(ながおかてんまんぐう) 長岡京市天神2-15-13】
長岡天満宮には八条ケ池に友好都市の証しとして贈呈された西湖紅蓮が約300株が分布し、薄紅色の花が咲きます。ハスの見ごろは例年7月上旬頃から7月下旬頃です。スイレンと一緒に楽しめる場合があります。
長岡天満宮ハス見ごろ
長岡天満宮は菅原道真の所領だった場所です。菅原道真は在原業平らと詩歌・管弦を楽しんだと言われています。菅原道真は901年(延喜元年)に太宰府に左遷された際、この地に立ち寄って高槻まで付き従った中小路宗則に自作の木像と念持仏を託し、903年(延喜3年)の菅原道真の死後に木像を祀る祠が建てられたのが起源と言われています。
【宇治市植物公園(うじししょくぶつこうえん) 宇治市広野町八軒屋谷25-1】
宇治市植物公園には修景池に王子蓮が植えられています。ハスの見ごろは例年7月上旬頃から7月下旬頃です。ハスの見ごろに観蓮会が行われ、巨椋池由来のハスなど約150鉢が展示されます。
宇治市植物公園ハス見ごろ
宇治市植物公園は宇治市が豊かで快適な都市環境の為に山城総合運動公園と府民ふれあいの森に隣接する丘陵地に整備した植物公園です。宇治市植物公園にはフィールド植物(高木・中低木・寄植低木・生垣・地被植物・花壇・バラ・ハーブ・水生植物・芝生)約800種・温室植物(高木・低木・下草・花卉)約650種の合計約1,450種類の植物が植えられています。
【京都のハス名所・見ごろ 備考】
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