京都桜満喫散策コース(銀閣寺・哲学の道・清水寺)

哲学の道(Philosopher's Path)

京都桜満喫散策コース

京都桜満喫散策コースは京都東山にある桜名所をたっぷり散策するコースです。銀閣寺近くに北端がある京都随一の桜名所である哲学の道から出発し、夜間に桜ライトアップが行われる観光客に人気の清水寺を目指します。京都桜満喫散策コースではお昼までに銀閣寺方面から哲学の道を南に向かって南禅寺近くまで散策し、その後南禅寺周辺で昼食を済ませます。南禅寺周辺は湯豆腐発祥の地とも言われ、湯豆腐を味わうことができます。ただ中心市街地と違い、飲食店があまり多くありません。昼食後に蹴上インクライン・岡崎疏水を散策し、岡崎疏水の十石舟めぐりを楽しみます。京都でも船上からお花見を楽しめる場所はあまり多くありません。その後夕食までに平安神宮・青蓮院・将軍塚青龍殿・知恩院・円山公園などを散策し、祇園界隈で夕食を済ませます。日が沈んだ夜はライトアップが行われる円山公園・高台寺・清水寺のいずれかまで散策し、ライトアップを楽しみます。ちなみにライトアップ後に夕食を済ませてもOKです。なお全部の桜名所を回るとかなり距離がある為、バス・鉄道・タクシーなどを利用するのもいいかもしれません。また事前に昼食などを用意しておくのもいいかもしれません。

【京都桜満喫散策コース マップ・地図】

【京都の桜開花・満開予測】
●2025年3月6日、ウェザーマップは桜の開花・満開が平年並で、京都で3月26日に開花、4月3日に満開になると予想しました。(順次情報更新中)
京都桜見ごろ2025(清水寺・哲学の道・原谷苑・・・)

【銀閣寺(ぎんかくじ)・慈照寺(じしょうじ) 概要】

銀閣寺は1473年(文明5年)に室町幕府8代将軍・足利義政は長男・義尚に将軍職を譲り、浄土寺跡に東山殿の造営を始め、1486年(文明18年)に東求堂、1489年(長享3年)に銀閣が建てられました。東山殿の名称は後土御門天皇から賜りました。その後1490年(延徳2年)に義政が亡くなると遺命により、東山殿が禅寺・慈照院に改められ、1491年(延徳3年)に寺号が慈照寺に改められました。
銀閣寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

【哲学の道(てつがくのみち) 概要】

哲学の道には染井吉野・山桜・里桜など約430本の桜が植えられ、例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。哲学の道は琵琶湖疏水分線沿いで、北側の浄土寺橋から南側の若王子橋を結ぶ長さ約2キロの小道です。琵琶湖疏水は京都近代化政策の一環として計画され、1890年(明治23年)に琵琶湖疏水分線が完成し、その管理用道路が哲学の道の起源です。1972年(昭和47年)から保存運動が始まり、「哲学の道」と言われるようになりました。
哲学の道桜見ごろ

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【南禅寺 概要】

南禅寺には染井吉野・山桜・八重桜など約100本の桜が植えられ、例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。南禅寺は1291年(正応4年)に亀山法皇が無関普門を開山として離宮・禅林寺殿を寺院に改めたのが起源です。皇室発願の最初の禅寺になりました。1299年(永仁7年)頃に伽藍が整備され、正安年間に龍安山禅林禅寺から太平興国南禅禅寺に名称を改めました。南北朝時代以降に隆盛を極め、京都五山・鎌倉五山の上の別格扱いの「五山之上」に列せられました。
南禅寺桜見ごろ

【蹴上インクライン(けあげいんくらいん) 概要】

蹴上インクラインには約90本の染井吉野が植えられ、例年3月下旬頃から4月上旬頃に見ごろを迎えます。蹴上インクラインは明治時代に南禅寺舟溜から蹴上舟溜を繋ぐ為に造られた長さ約600メートルの傾斜鉄道跡です。蹴上インクラインを含む琵琶湖疏水は1894年(明治27年)に完成しました。蹴上インクラインは1890年(明治23年)に完成し、1948年(昭和23年)まで使われたが、その後レールが撤去されたが、1977年(昭和52年)にレールが復元されました。
蹴上インクライン桜見ごろ

【岡崎疏水(おかざきそすい) 概要】

岡崎疏水には染井吉野など約400本の桜が植えられ、例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。岡崎疏水は大津市の琵琶湖取水口から宇治川までを結ぶ長さ約20キロの第1琵琶湖疏水の一部です。岡崎疏水は南禅寺舟溜(琵琶湖疏水記念館前)から夷川ダムまでの長さ約1.5キロを言います。岡崎疏水には琵琶湖疏水の高低差による水圧だけで噴き上がる噴水があります。琵琶湖疏水記念館は琵琶湖疏水完成100周年を記念して開設されました。
岡崎疏水桜見ごろ

【十石舟めぐり(じゅっこくぶねめぐり) 概要】

十石舟めぐりは桜シーズンを中心に岡崎疏水の南禅寺舟溜り乗船場から夷川ダムまでの往復約3キロ(片道約1.5キロ)を約25分で運航します。十石舟めぐりでは原則15分ごとに運航します。
十石舟めぐり

【平安神宮(へいあんじんぐう) 概要】

平安神宮には紅枝垂桜・染井吉野・山桜など約300本の桜が植えられ、例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。平安神宮は1895年(明治28年)に平安京遷都1,100年を記念して行われた内国勧業博覧会の目玉として、平安京遷都当時の大内裏の一部を復元し、桓武天皇を祀る神社として創建されました。1895年(明治28年)に平安神宮の創建と平安遷都1,100年祭を盛大に奉祝する為に時代祭が始まり、1940年(昭和15年)に孝明天皇が祭神に加えられました。
平安神宮桜見ごろ平安神宮紅しだれコンサート

【青蓮院(しょうれんいん) 概要】

青蓮院には左近の桜や四脚門(御幸門)近くに染井吉野が植えられ、例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。青蓮院は788年(延暦7年)に伝教大師・最澄が延暦寺を創建した際、比叡山東塔の南谷に建てた僧侶の住坊のひとつである青蓮坊が起源と言われています。平安時代末期に鳥羽法皇が行玄大僧正に帰依し、鳥羽法皇の皇子・覚快法親王が入寺して門跡寺院になり、三条白川に院の御所に準じて伽藍が建立され、青蓮院に寺号を改めました。その後鎌倉時代に河川の氾濫を避けて現在の場所に移りました。
青蓮院桜見ごろ

【将軍塚青龍殿(しょうぐんづかせいりゅうでん) 概要】

将軍塚青龍殿には染井吉野・紅枝垂桜・青不動記念桜など約200本の桜の木が植えられ、例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。将軍塚青龍殿は794年(延暦13年)の平安京遷都の際、王城鎮護の為に高さ約2.5メートルの武将像を土で造り、鎧甲を着せ、鉄の弓矢を持たせ、太刀を帯させ、西向きに埋めたのが起源と言われています。2014年(平成26年)に大護摩堂として建立され、青不動と言われる不動明王ニ童子像を祀っています。
将軍塚青龍殿桜見ごろ将軍塚青龍殿桜ライトアップ

【知恩院(ちおんいん) 概要】

知恩院には染井吉野・山桜・枝垂桜など約200本の桜の木が植えられ、例年3月下旬頃から4月上旬頃に見ごろを迎えます。知恩院は1175年(承安5年)に法然上人が吉水に草庵を結んだのが起源です。1227年(嘉禄3年)に延暦寺の衆徒によって破壊されたが、1234年(文暦元年)に勢観房源智が再興し、四条天皇から寺号・華頂山知恩教院大谷寺を賜りました。その後応仁の乱などで焼失したが、1608年(慶長13年)に徳川家康が伽藍を建立しました。
知恩院桜見ごろ知恩院桜ライトアップ

【円山公園(まるやまこうえん) 概要】

円山公園には祇園の枝垂桜や染井吉野・山桜など約680本など約680本の桜の木が植えられ、例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。円山公園は東山区にある市内最古の公園です。円山公園は八坂神社・安養寺・長楽寺・雙林寺の敷地の一部だったが、1871年(明治4年)に上知令で政府に没収され、1886年(明治19年)12月25日に公園として開園しました。1912年(大正元年)に小川治兵衛によって池泉回遊式の日本庭園が作庭されました。
円山公園桜見ごろ円山公園桜ライトアップ

【高台寺(こうだいじ) 概要】

高台寺には高台寺桜・染井吉野・枝垂桜など約50本の桜の木が植えられ、例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。高台寺は1606年(慶長11年)に豊臣秀吉の正室・北政所が秀吉の菩提を弔う為、弓箴善彊を開山として創建しました。当初、実母が弔われている康徳寺に弔うとしたが、手狭だったことから岩栖院を南禅寺境内に移転させ、高台寺を創建しました。寺号は北政所が後陽成天皇から賜った院号「高台院湖月心尼」に由来しています。
高台寺桜見ごろ高台寺桜ライトアップ

【清水寺(きよみずでら) 概要】

清水寺には染井吉野・山桜・紅枝垂桜など1,500本の桜が植えられ、例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。清水寺は778年(宝亀9年)に興福寺の僧で、子島寺で修行していた延鎮上人・賢心が霊夢により、音羽山に庵を結んだのが起源と言われています。780年(宝亀11年)に坂上田村麻呂が妻の病気平癒の為に鹿の生き血を求めて音羽山に上ったが、延鎮上人から鹿狩りの殺生を戒められ、観世音菩薩の教えを諭されて自邸を仏殿に寄進しました。
清水寺桜見ごろ清水寺桜ライトアップ

【京都桜満喫散策コース 備考】
散策コースではグーグルマップを使用して、スポットを紹介しています。
京都桜ライトアップ2025(清水寺・円山公園・東寺・・・)

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