京都梅見頃・イベント2025(梅花祭野点大茶湯・・・)
京都梅見頃・イベント
京都の梅見頃は例年2月上旬頃から3月下旬頃です。見頃に北野天満宮では上七軒の舞妓が奉仕する梅花祭野点大茶湯や幻想的な梅苑のライトアップ、隨心院では小野小町と深草少将との恋物語を題材にしたねず踊りが行われます。(要確認)
【京都・梅の基礎知識】
花見と言うと現在は桜を連想するが、奈良時代に花見と言えば、中国から伝わった梅だったそうです。しかし平安時代になると梅から桜に少しずつ変わって行ったそうです。それは貴族などが詠んだ和歌などにも現れ、「万葉集(奈良時代末期頃成立)」では梅を詠んだ歌が119首、桜を詠んだ歌が42種だったが、「古今和歌集(平安時代前期成立)」では梅を詠んだ歌が18首、桜を詠んだ歌が70種とその数が逆転します。(誤差あり)なお梅は平安時代前期の貴族・菅原道真(すがわらのみちざね)がこよなく愛したことが知られ、梅は菅原道真のシンボルとみなされています。ちなみに菅原道真を祭神として祀る北野天満宮(きたのてんまんぐう)の神紋は星梅鉢紋、太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)の神紋は梅紋です。
【京都洛北(北部)の梅名所・見頃一覧】
洛北の梅名所・見頃は下記の通りです。見ごろにしょうざん庭園で梅見の宴が行われます。また上賀茂神社では毎月第4日曜日に上賀茂手づくり市が行われます。(要確認)洛北では上賀茂神社・府立植物園をはしごするのがおすすめです。府立植物園には上賀茂神社の境外末社・半木神社が祀られています。上賀茂神社では境内の大部分が拝観エリア外で、無料でお花見を楽しむことができます。府立植物園では梅以外の植物も楽しむことができます。
●上賀茂神社-時期:2月中旬~3月中旬★京都の世界遺産
●府立植物園-時期:2月中旬~3月下旬★各種イベント実施
●しょうざん庭園見ごろ:3月上旬~中旬
【洛北(北部)のイベント】
しょうざん庭園の甘酒祭ではお茶席で舞妓による優雅なお手前が披露されます。希望者は舞妓と一緒に写真を撮ることもできます。(要確認)
●しょうざん庭園梅見の宴★例年3月上旬から中旬頃
●上賀茂神社上賀茂手づくり市★毎月の第4日曜日
【京都洛東(東部)の梅名所・見頃一覧】
洛東の梅名所・見頃は下記の通りです。洛東では梅に関するイベントが行われていません。洛東では智積院・法住寺をはしごするのがおすすめです。智積院・法住寺は5分ほどで行くことができます。平安神宮では4つに分かれた神苑(国の名勝)を散策しながらお花見を楽しむことができます。
●下鴨神社-時期:2月上旬~3月上旬★京都の世界遺産
●平安神宮-時期:2月上旬~3月上旬
●金戒光明寺-時期:3月上旬~下旬
●大豊神社-時期:3月上旬~中旬
●智積院-時期:2月中旬~3月中旬
●法住寺-時期:3月上旬~下旬
【京都洛中(中心部)の梅名所・見頃一覧】
洛中の梅名所・見頃は下記の通りです。見ごろに北野天満宮で梅苑公開が公開され、最盛期にライトアップが行われます。また2月25日に梅花祭・梅花祭野点大茶湯・天神市(骨董市)も行われます。(要確認)京都御苑と二条城は少し距離があるが、はしごするのがおすすめです。京都御苑・二条城は面積が大きく、散策しながらお花見を楽しむことができます。梅小路公園には梅こみちと名付けられた梅林などに八重寒紅(ヤエカンコウ)など約14種・約140本の梅が植えられています。
●京都御苑-時期:2月中旬~3月中旬
●二条城-時期:2月中旬~3月中旬★京都の世界遺産
●北野天満宮-時期:2月中旬~3月中旬★梅花祭・野点大茶湯・ライトアップ・天神市
●菅大臣神社-時期:3月上旬~下旬
●梅小路公園-時期:2月上旬~4月上旬
【洛中(中心部)のイベント】
北野天満宮の梅苑公開では茶屋でお茶・お菓子を楽しむこともできます。梅苑ライトアップではかがり火が焚かれ、梅の根元に置かれた照明でライトアップされます。梅花祭野点大茶湯では上七軒の舞妓・芸妓などの奉仕によって行われます。天神市では骨董品・古道具など約1,000店が出店されます。
●北野天満宮梅苑公開★例年2月上旬から3月下旬頃
●北野天満宮梅苑ライトアップ★例年2月中旬から3月中旬頃
●北野天満宮梅花祭野点大茶湯★例年2月25日
●北野天満宮天神市★毎月25日
【京都洛西(西部)の梅名所・見頃一覧】
洛西の梅名所・見頃は下記の通りです。見ごろに梅宮大社で甘酒祭・梅産祭が行われます。(要確認)天龍寺と清凉寺は少し距離があるが、はしごするのがおすすめです。途中で竹林の道(竹林の小径)に立ち寄るのもおすすめです。
●梅宮大社-時期:2月中旬~3月中旬★甘酒祭・梅産祭
●清凉寺-時期:2月下旬~3月下旬
●天龍寺-時期:3月上旬~中旬★京都の世界遺産
【洛西(西部)のイベント】
梅宮大社の甘酒祭では本殿で神事が行われ、甘酒が振舞われます。梅産祭では招福梅(梅干)が授与され、特製梅ジュースの接待も行われます。(要確認)梅産祭では子授け・酒造繁栄などを祈願します。
●梅宮大社甘酒祭★例年2月11日
●梅宮大社梅産祭★例年3月の第1日曜日
【京都洛南(南部)・山科の梅名所・見頃一覧】
洛南・山科の梅名所・見頃は下記の通りです。見ごろに城南宮で枝垂梅と椿まつり、隨心院ではねず踊りが行われます。(要確認)勧修寺と隨心院は少し距離があるが、はしごするのがおすすめです。
●城南宮-時期:2月下旬~3月上旬
●勧修寺-時期:2月上旬~下旬
●隨心院-時期:3月中旬~下旬★はねず踊り
【洛南(南部)・山科のイベント】
城南宮の枝垂梅と椿まつりでは梅の花を冠に差し、手に梅の枝を持った巫女が梅ヶ枝神楽を舞います。初嵐・曙などの約300本の椿も植えられています。茶席・楽水軒では菓子・抹茶(有料)を楽しむこともできます。(要確認)隨心院のはねず踊りでは梅の枝を手に持ち、花笠にはねず色の段絞りの小袖姿の少女が踊ります。はねず踊りは小野小町と深草少将との恋物語・百夜通いを題材にしています。
●城南宮枝垂梅と椿まつり★例年2月中旬から3月下旬頃
●隨心院はねず踊り★例年3月の最終日曜日
【京都梅見頃・イベント 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
*参考・・・京都地方気象台生物(桜)季節観測2025