京都世界遺産マップ・地図(金閣寺・銀閣寺・清水寺・・・)
京都世界遺産マップ・地図
京都世界遺産マップ・地図では1994年(平成6年)に世界遺産条約により、ユネスコ世界文化遺産(古都京都の文化財)に登録された寺院・寺社・城郭を紹介しています。京都の世界遺産には金閣寺・銀閣寺・清水寺・東寺・平等院・仁和寺・醍醐寺・上賀茂神社・下鴨神社・天龍寺・龍安寺などがあります。
【京都世界遺産マップ・地図】
【金閣寺(きんかくじ)・鹿苑寺(ろくおんじ) 概要】
金閣寺には金閣・庭園(特別名勝・特別史跡)などがあり、金閣はかつて国宝に指定されていたが、1950年(昭和25年)の放火で焼失し、1955年(昭和30年)に再建されました。金閣は銀閣(慈照寺)・飛雲閣(西本願寺)ともに京の三閣と言われています。金閣寺(鹿苑寺)は1397年(応永4年)に室町幕府3代将軍・足利義満が山荘・北山殿を譲り受けて改築・新築し、北山第(北山殿)と名付けたのが起源です。
金閣寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・金閣寺見どころ(金閣・不動堂など)
【銀閣寺(ぎんかくじ)・慈照寺(じしょうじ) 概要】
銀閣寺には銀閣(国宝)・東求堂(国宝)などがあり、銀閣は東山文化(室町時代)を代表する歴史的建築物で、金閣(鹿苑寺)・飛雲閣(西本願寺)ともに京の三閣と言われています。銀閣寺は1473年(文明5年)に室町幕府8代将軍・足利義政が長子・義尚に将軍職を譲り、浄土寺跡に東山山荘・東山殿の造営したのが起源です。東山殿の名称は第103代・後土御門天皇から賜りました。
銀閣寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・銀閣寺見どころ(銀閣・東求堂など)
【清水寺(きよみずでら) 概要】
清水寺には本堂(国宝)・三重塔(重要文化財)などがあり、釘を1本も使わずに139本のケヤキの柱で組み上げられた本堂の一部である舞台が「清水の舞台から飛び降りる」の語源になっています。清水寺は778年(宝亀9年)に大和・興福寺の僧で、子島寺で修行していた延鎮上人(えんちんしょうにん)・賢心(けんしん)が「南の地を去れ」という霊夢により、音羽山に庵を結んだのが起源です。
清水寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・清水寺見どころ(清水の舞台・三重塔など)
【上賀茂神社(かみがもじんじゃ)・賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ) 概要】
上賀茂神社には本殿(国宝)・細殿(重要文化財)などがあり、細殿の前には2つの円錐状の砂の山である立砂があります。上賀茂神社は神代の昔に賀茂別雷命(かもわけいかづちのかみ)が現社殿の北北西にある秀峰・神山(こうやま)に降臨したのが起源とも言われています。上賀茂神社は下鴨神社とともに祇園祭・時代祭とともに京都三大祭りに数えられる葵祭を行っています。
上賀茂神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・上賀茂神社見どころ(本殿・細殿立砂など)
【下鴨神社(しもがもじんじゃ)・賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ) 概要】
下鴨神社には東西本殿(国宝)・糺の森(史跡)などがあり、糺の森は山背原野の原生樹林と同じ植生を残していると言われています。下鴨神社は神武天皇の御代に比叡山西麓の御蔭山(みかげやま)に賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が降臨したのが起源とも言われています。下鴨神社は上賀茂神社とともに祇園祭・時代祭とともに京都三大祭りに数えられる葵祭を行っています。
下鴨神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・下鴨神社見どころ(舞殿・細殿など)
【東寺(とうじ)・教王護国寺(きょうおうごこくじ) 概要】
東寺には金堂(国宝)・五重塔(国宝)などがあり、高さ約54.8メートルの五重塔は国内で最も高い木造塔(建築物)と言われています。東寺は796年(延暦15年)に第50代・桓武天皇の発願により、西寺とともに国家鎮護の官寺として、都の入口である羅城門の東に創建されました。弘法大師・空海の命日(ご縁日)である毎月21日に行われる骨董市は「弘法市」・「弘法さん」と言われています。
東寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・東寺見どころ(金堂・五重塔など)
【延暦寺(えんりゃくじ) 概要】
延暦寺には根本中堂(国宝)・大講堂(重要文化財)などがあり、根本中堂にある3つの釣灯篭は「不滅の法灯(ふめつのほうとう)」と言われています。延暦寺は788年(延暦7年)に伝教大師・最澄が自ら刻んだ薬師如来を本尊とする草庵・一乗止観院を結んだのが起源です。延暦寺で行われている千日回峰行では実際に歩くのは975日で、残りの25日は「一生をかけて修行しなさい」という意味だそうだ。
延暦寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・延暦寺見どころ(根本中堂・大講堂など)
【醍醐寺(だいごじ) 概要】
醍醐寺には金堂(国宝)・五重塔(国宝)などがあり、五重塔は京都最古の木造建造物と言われています。醍醐寺は874年(貞観16年)に理源大師・聖宝が横尾明神(よこおみょうじん)の示現により、上醍醐山上で醍醐水の霊泉を得て小堂宇を建立したのが起源です。1598年(慶長3年)に関白・豊臣秀吉が約1,300人による「醍醐の花見」が催しました。
醍醐寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・醍醐寺見どころ(金堂・五重塔など)
【仁和寺(にんなじ) 概要】
仁和寺には金堂(国宝)・御室桜(名勝)などがあり、御室桜は江戸時代の儒学者である貝原益軒の「京城勝覧」で「洛中洛外にて第一とす」と絶賛されました。仁和寺は886年(仁和2年)に光孝天皇が西山御願寺を建立することを発願したのが起源です。ただ光孝天皇は翌年に亡くなり、子・宇多天皇が遺志を引き継いで開基しました。
仁和寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・仁和寺見どころ(金堂・五重塔など)
【平等院(びょうどういん) 概要】
平等院には鳳凰堂(国宝)・庭園(名勝・史跡)などがあり、阿字池の中島に建立された鳳凰堂は極楽浄土の宝池に浮かぶ宮殿のように見えると言われています。平等院は関白・藤原道長が別荘を譲り受け、1052年(永承7年)に道長の子である関白・藤原頼通が別荘・宇治殿の寝殿を本堂に改め、藤原氏の氏寺にしたのが起源です。
平等院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・平等院見どころ(鳳凰堂・観音堂など)
【宇治上神社(うじがみじんじゃ) 概要】
宇治上神社には本殿(国宝)・拝殿(国宝)などがあり、本殿は三殿からなる一間社流造り(いっけんしゃながれつくり)で、日本最古の神社建築と言われています。宇治上神社は起源が明確ではありません。宇治上神社は宇治神社(うじじんじゃ)と一体の存在で、宇治離宮明神(八幡宮)・離宮社などとも称されたと言われています。
宇治上神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・宇治上神社見どころ
【高山寺(こうざんじ・こうさんじ) 概要】
高山寺には鳥獣人物戯画(国宝)・石水院(国宝)などがあるが、鳥獣人物戯画は東京国立博物館・京都国立博物館に寄託されています。高山寺は774年(宝亀5年)に光仁天皇の勅願によって創建され、当初、神願寺都賀尾坊(じんがんじとがのおぼう)と称していたが、その後度々名称を改めました。
高山寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・高山寺見どころ
【苔寺(こけでら)・西芳寺(さいほうじ) 概要】
苔寺(西芳寺)には庭園(特別名勝・史跡)・湘南亭(重要文化財)などがあり、庭園は約120種の苔が覆って緑の絨毯を敷きつめたように見えます。苔寺(西芳寺)は聖徳太子の別荘に太子作の阿弥陀如来像を安置したのが起源とも、僧・行基が聖武天皇の勅願より、別荘を寺院に改めて弥陀三尊を安置したのが起源とも言われています。
苔寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・苔寺見どころ(庭園・開山堂など)
【天龍寺(てんりゅうじ) 概要】
天龍寺には曹源池庭園(特別名勝・史跡)・法堂などがあり、法堂には天井に鈴木松年筆の雲龍図があったが、損傷が激しく、加山又造が八方睨みの龍を描きました。天龍寺は1339年(延元4年・暦応2年)に室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇を弔う為に夢窓疎石(むそうそせき)を開山として、離宮・亀山殿の地に創建しました。
天龍寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・天龍寺見どころ(庭園・法堂など)
【龍安寺(りょうあんじ) 概要】
龍安寺には石庭(特別名勝・史跡)・方丈(重要文化財)などがあり、石庭は油土塀の高さを変え、目の錯覚によって石庭が実際よりも広く見えるトリックが施されています。龍安寺は1450年(宝徳2年)に室町幕府管領・細川勝元が山荘を譲り受け、義天玄詔(ぎてんげんしょう)を開山、日峰宗舜(にっぽうそうしゅん)を勧請開山にし、妙心寺の塔頭として創建しました。
龍安寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・龍安寺見どころ(石庭・方丈など)
【西本願寺(にしほんがんじ) 概要】
西本願寺には御影堂(国宝)・飛雲閣(国宝)などがあり、飛雲閣は金閣・銀閣とともに京の三閣に数えられています。西本願寺は1272年(文永9年)に宗祖・親鸞聖人(しんらんしょうにん)の末娘・覚信尼(かくしんに)が東山鳥辺野北大谷の石塔に納められていた遺骨を改葬し、東山吉水北に六角の廟堂を建立したのが起源です。
西本願寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・西本願寺見どころ(御影堂・阿弥陀堂など)
【二条城(にじょうじょう) 概要】
二条城には二の丸御殿(国宝)・二の丸庭園(特別名勝)などがあります。二条城はかつて禁苑(宮中の庭・天皇の為の庭園)だった神泉苑(しんせんえん)の一部でした。二条城は1601年(慶長6年)に江戸幕府初代将軍・徳川家康が京都御所の守護・将軍の宿泊所として築城を開始し、1603年(慶長8年)に本丸御殿(二の丸御殿)が完成しました。
二条城(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)・二条城見どころ(二の丸御殿・二の丸庭園など)
【地主神社(じしゅじんじゃ) 概要】
地主神社はかつて清水寺の鎮守社で、清水寺とともに世界遺産に登録されました。地主神社は起源が明確ではありません。地主神社は社伝によると神代の昔、つまり日本の建国以前に造営されたと言われています。それを証明するようにアメリカの原子物理学者・ボースト博士は「恋占いの石」が縄文時代の遺物であることを確認しました。
地主神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【三宝院(さんぼういん) 概要】
三宝院は醍醐寺の塔頭で、醍醐寺とともに世界遺産に登録されました。三宝院は1115年(永久3年)に源俊房の子で、醍醐寺14代座主・勝覚(しょうか)が創建し、灌頂院(かんじょういん)と称したのが起源と言われています。その後仏教の三宝(仏・法・僧)に因んで、寺号が三宝院に改められました。
三宝院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
【京都世界遺産マップ・地図 備考】
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